千姫のひとりごと

千姫の日々の気づきや想いを「ひとりごと」として綴っています。目に留めて頂ければ、これも何かのご縁・・・

テーマ


二週間前の絵の勉強会後
ずっと考えていたのが次作のテーマ


秋の庭を描くのは決めているが
もっと絞った本質のところを―


先週の支部スケッチ会に参加したときも
神戸の街や港には全く興味が湧かず
向かった先はひとり山手の相楽園だった


そこで庭の
木々や石
池や草木
光や影
空気や風をしばらく観察していました


初夏の爽やかな風景


私の描きたい時候と対極の時候です


でも似てるのよね


白と黒を反転したようにね



タイトルも考えながら散歩していました


七十二候を描きたいと
『菊花開(きくのはなひらく)』
『蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)』とか思いましたが



間口を狭めている?



テーマの単語を描きたいわけではないし
タイトルで考えさせるのもNGだよね


そだね〜


そうして数歩


タイトルが降りてきました



『菊日和(きくびより)』


よく晴れて
菊の香がしみ通るように澄んだ秋の日の風景



ここまできて


あ、、、わたしは風景を描きたいんだな、、、



もっと言えば


『 気 』を描きたいんだな、、、って思った



その時候の空気と光や影・・・



それはやはり自然が教えてくれるのでしょう



人工のものであっても
それをとりまく『 気 』は生きている



それは


自分の持つ思考や技巧だけでは表現できないところ



『 目 』で見ること


『 見る目 』を養う



そこに発見があり


それをキャンバスに載せる



肩の力を抜いて

本質を感じていきたい