U-23日本×アンゴラ(国立)


 何故平日に観衆12000足らずという世間的な関心度は低いとしか言えないような試合にまで行くのかと問われれば、国立からわずか30分の場所で働いているのに残業して携帯で速報チェックしたり、TVで試合を観るのが耐えられないから、と答えるしかない。風邪を引いたお陰で今日もまた脱出に成功した。


 今日は特に香川が観たくて行ったというのもあるが、やはりドリブルは鋭いものを持っていて、細かいステップで高速フェイントを入れながら突破するスタイルは単純に観てて楽しかった。ただドリブルで言うなら今日は長友の日ではあったな。特に後半は右サイドを制圧して何度もチャンスを作っていたが、クラブではSBでも出てるようなので、水野のバックアッパー兼4バック時のSB候補でメンバー入りするかも。

A代表

 とても分かり易いスタメンだった。真面目、努力を惜しまない、確実なプレー、キーワードを上げるとすればそんな所か。試合前はかなり強気なコメントだったが、駆け引きでないとすればお気に入りを総動員出来る手応えだったが故かもしれない。


 ただ、岡田サッカーで結果を残すにはそれだけでは不十分で、そこに「高い個人能力」も加える必要がある。マリノスの連覇は中澤、松田、奥、久保とかハイレベルな選手がサボらず戦った(サボったら岡ちゃんから檄が飛んでくる)結果、だが(特に攻撃は個人任せが多かった)、05以降は無名の存在から大化けした河合の2匹目のドジョウ探しに色気が出たのか、同じ様に無名の新人、中堅ばかり獲って(まぁ財政状況という理由もあったのだろうが)何時の間にか個々が小粒になってチーム全体のスケールが小さくなっていった。今回のメンバーには攻撃で違いが創り出せるタレントは限られてるのにその数少ない1人をスタメンから外したのを視て、またあの暗黒面が出始めてしまったかと、ちと不安が。