あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「アイラリベンジ」 〜再びのアイラ〜

―2日目―(3)
約束の地へ!
アードベッグ蒸留所」を出た時間は、当初の予定をすぎていたのですが、ここまで何とかなっていたので、この頃になると何とかなるだろうという余裕も生まれ、ジュラ島行きのフェリー乗り場があるポートアスケイグに向かうのも、今まで通った事の無い道を走ったりし、そして午後2時20分のジュラ島行きフェリーの車の列の2番目に並ぶ事も出来ました。
そして思っていた時間より早く、2時過ぎにはフェリーに乗ってジュラ島に渡る事も出来ました。
  ジュラフェリーから見たジュラ島
で、ジュラ島に着き「ジュラ蒸留所」に向かうのですが、狭い一本道で舗装してあるところは少ししかなく、アイラ島の道でもすれ違うのは怖いなぁと感じましたが、それ以上にもし反対側からトレーラーとかが来たら怖いなぁと感じる道でした。
っていうか、この道をトレーラーが走っているという事が信じられない道ですね。
まっ!それでも何とか無事に蒸留所に着いたのですが、事務所に入り、今日アポイントを取っているあるじだと伝えたところ、「知らない、聞いてないよ。今週は  休みだし」みたいに言われた時は結構蒼くなりましたね。
今年のお正月に南ハイランドの「アバフェルディ蒸留所」に行った時、やはりアポイントを入れていたのに知らないと言われた時の事を思い出し、またかよ〜、しかもここまで来てかよ〜っと、その時は一緒にここまで来てくれたお客様にホント申し訳なく思いました。
が、「どこを通してアポイントくれたの?」みたいに聞かれ、日本の某代理店だと返事すると、少し考えたようになり、じゃあ折角遠い日本から来たんだからみたいに仰られ、若い人を呼んでくれて無事見学させてもらえる事になったのです。
いや〜・・・本当にどうなる事かと・・・、あせりましたね。





こうして、無事ここも見学する事が出来、今年の2月に「ウイスキーマガジンライブ」で、リチャード・パターソン氏にジュラ蒸留所に行くと言った約束を守る事が出来たのです。
これで、あるじとしては来年の「ウイスキーマガジンライブ」でリチャード・パターソン氏に会う楽しみが増えたなぁ、と思いました。
で、これでこの日の予定は終了で、後はアイラ島に戻るのですが、ジュラ島に来る時もジュラフェリーは小さくて、車は3台乗れば良い方で、トレーラーとか乗るのかなぁ〜?まぁ待っているトレーラーがあるから1台ずつ位は乗るのかぁ!なんて思っていたら、このフェリー・・・、結構強引です。
自分達が並んで待っている時に、一つ前のフェリーにはトレーラーが乗り、それだけでアイラ島に渡るのかと思っていたら、フェリーの人が乗用車を1台呼んで、無理やり乗せているんですよね。
なので、フェリーの後ろ扉が途中までしか閉まってないのに平気で出航してました。
まっ、自分達もその次のフェリーには乗れないと思っていたのに乗れたから、ありがたいと言えばありがたいのですが、日本じゃありえない光景でしたね。
ジュラフェリー恐るべし!!です。