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バスキア保管庫

2012-02-11 「心でつながる」

「目   次」 「登場人物」


古いアパートの二階の部屋。

タケシがテレビのトーク番組を見ていた。

ゲストは、とある文学賞を受賞し、その受賞会見が見事にウケて話題になった40代の作家だった。


作家「これだけ有名になっても全く女性にモテないんですよ」

司会者「そんなことないでしょ」

作家「いえ、本当なんです。自分、女ってモノは経済力になびくもんだと思ってたんですけどねぇ」

司会者「結婚とかは考えてないんですか?」

作家「全く考えてないですね」

司会者「物凄く素敵な女性が現れたら考えるんじゃないんですか?」

作家「それはないですね。どんなにいい女でも3回ヤレばダ○チワイフと一緒ですから」

司会者、苦笑。


これじゃ、モテるわけないよな……。

タケシは作家の発言に呆気に取られていた。

でも、この人の発言にも一理あるな。どんな体もそのうち飽きるもんだし、シークレット・スポットもそこがシークレットじゃなくなれば、興奮もしなくなるものだしな。

そう考えると、外見だけで惹かれ合ったカップルが結婚しても長続きしない理由が分かるよな。最近の芸能人カップルのスピード離婚をみてもそれは明白だもんな。結婚ってのは、心でつながった者同士がするものであって、そうあれば、単なる性欲処理(生殖行為)がお互いの愛情を高める(確かめる)行為に変わるんだろうな。


尚もトーク番組は続いてる。

作家「最近、風俗でプレミアム王様コースってのを体験したんですよ。それは、女の子が3人付いてくれて、あんなことやこんなことをしてくれるんですよ。ガハハハハ」


タケシは笑顔をみせて思う。

女にモテないって言ってる割には、人生を楽しんでるよな、この人は。



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