部屋を掃除して出てきた漫画の感想文 と 日々の記録 です。あと 合唱についての記録。
一覧はこちら 掲示板はこちら ホームページで書いていた日記はこちら トップへ2011-07-20
■[合唱]「歌おうNIPPON」プロジェクト
地震の所為なのか仕事に忙殺されたためか今となってはわからないですが、体調を崩したりしてなかなかブログ更新に踏み出せない状態が続いていました。具体的にはおなかが痛いです。
あまり改善はされていないのですが時間が少し出来たので、思い切って更新をしようと思います。
さて、2011年3月11日の東日本大震災を受けて、日本の合唱界でも大きな動きがありました。それが「歌おうNIPPON」プロジェクトです。
これは、合唱楽譜の販売でおなじみのカワイ出版が行っているもので、東日本大震災の被災者に向けて、作曲者が無償で合唱作品を提供し、それを全国の合唱団が演奏してネットに投稿し、被災者の方々に聞いてもらおうというものです。
2011年7月20日時点で参加表明している作曲家は以下の通りです。日本合唱界のそうそうたるメンバーが参加しています。
相澤直人/池辺晋一郎/石黒晶/石若雅弥/猪間道明/岩河三郎/岩河智子/上田益/上田真樹/大熊崇子/大竹くみ/大中恩/大橋美智子/小原孝/堅田優衣/北川昇/北爪道夫/北爪やよひ/吉川和夫/木下牧子/国枝春恵/源田俊一郎/古寺ななえ/佐藤賢太郎/佐藤眞/瑞慶覧尚子/鈴木輝昭/高嶋みどり/田中カレン/千原英喜/辻田幸徳/壺井一歩/寺嶋陸也/なかにしあかね/中村透/野田暉行/信長貴富/萩京子/橋本剛/服部公一/伴剛一/平田聖子/平野淳一/松浦真沙/松下耕/松波千映子/松本望/三沢治美/森ミドリ/山下祐加/吉岡弘行/若林千春
そして、提供されている作品は
に記載されています。
この中で、佐藤賢太郎作曲の「前へ」という作品が曲、詩とも大変素晴らしいと思いました。
出だしの詩
覚えている あなたの暖かな手を 覚えている あなたの真っ直ぐな眼差しと 静かな祈りを
で、かなり衝撃を受けました。
私の所属している合唱団でも試しにこの曲を団員みんなで聞いたところ大好評で是非歌おう、と盛り上がりました。
ただ、調べると既に演奏している合唱団がかなりあるみたいです。久々に気軽に歌えるヒット曲かもしれません。
それから、ネット上、youtubeやニコニコ動画には合唱曲のCD音源や市販ビデオの動画がアップロードされていて貴重な音源等も無料で見れたり聴けたりするのですが、これらはほとんど著作権者に許可を取らずに無断で公開されているものです。
10年近く東京で合唱活動をして、少なからず著作権者たる作曲者や作詩者とお会いした事もある身としては、これらを手放しで楽しむ事は出来ません。しかし貴重な音源が広く公開されるメリットも感じるので悩ましい、とも思っていました。
そこで知ったのが歌おうNIPPON」プロジェクトです。これほど大規模に著作権者が合唱作品を合法的にネット上に公開することを許可したのは初めてだと思います。
被災者のための無料公開ではありますが、今後はニコニコのアニメチャンネルよろしく有償または期間限定で閲覧可能、といった仕組みが出来ると良いのではと思います。
とりあえず以上です。
ではー。
■[ちょっと]福島第一原子力発電所事故への接し方を考えてみました
2011年3月11日に発生した地震を私は仕事で出かけていた江東区有明の国際展示場付近で体験しました。その後りんかい線、ゆりかもめ、都バス、および水上バスも止まり、その日はお客様データセンターに泊まり翌日帰宅しました。ちなみに奥さんは足立区から府中へ帰宅を試みましたが中野で立ち往生し帰宅難民として中野サンプラザで一泊しました。とにかく大変でした。
ところで一泊している間、ワンセグでNHK総合を観たりインターネットでtwitterなどで情報収集していましたが、気仙沼市の火災の映像や陸前高田市が壊滅的被害というようなニュースを見て、自分が帰宅難民になっていることもあり、阪神大震災の際には感じなかった、「自分も被災した」という気になったのでした。後日ニュースを見て、東北や関東の他県の被災者の方に比べたら大したこと無かったとは思いましたが、当時は大変深刻な気持ちになったものです。
そして、ようやく帰宅してからテレビでNHK総合を見たら、福島第一原子力発電所が全交流電源喪失で冷却できない等のやばそうなニュースが流れ、そのうち水素爆発が起きて一号機の建屋が骨組みだけになってしまって、解説の大学教授の方とNHK科学文化部の解説員の方が突如焦り出して屋内退避の仕方を急遽説明しだしたのを見て、本当にまずい事になったと焦りました。
その後、2011年4月12日現在に至るまで、みなさんご存知の通り福島第一原子力発電所は放射性物質が漏れてしまって福島県で避難指示とか野菜が売れないとか東京の水が危ないとか魚が売れないとか、大変な事態が長期化してしまいました。
正直言うと私は連日ニュースを見続けるのに途中で疲れてしまったのですが、この事故は解決するまで見届けたいと思っています。なので疲れない範囲NHKのニュースやインターネットの情報に当たっています。
しかしNHKでの原発関連のニュースには、基本的に政府や東京電力の記者会見による報告以上の情報が無いように見えます。
また、新聞は取っていないので各新聞社のホームページ掲載の記事を見ていますが、各新聞社によって独自解釈が加わっているようなので読み物として楽しむ分には良いですが事実関係だけを調べるのには向かないように思えます。
一方地震直後から爆発的にさまざまな情報があふれたインターネット、とりわけtwitterは、海外の機関や報道機関のニュースを紹介していたり、いろんな人の意見が見られて新たな知見が得られた気になりますが、憶測や誤解に基づく情報も一杯で、鵜呑みにしたらまずそうです。
こういう状態で原発事故関連の情報にどうやって接していったら良いかずっと考えておりましたが、なんとなくまとまってきたので整理して書いてみたいと思います。
私は仕事でお客様に納入したITのシステムの開発や構築、保守をしていますが、トラブルが発生して緊急対応することがままあります。
その際にお客様から要求されたりこちらから実施したりする事項がありますが、原子力発電所もシステム工学的には「原子力によって発電して電気を提供するシステム」だと思われますので、今起きているシステムトラブルの対策は同様に行われているのではないかと考えます。なので、「自分がシステムトラブル対応をする時にやる事」を元に考えてみました。
今回、私は問題を解決する立場ではありませんので、情報収集に着目して書いていきたいと思います。
さて、情報収集にあたって必要な事柄としては以下が挙げられると思います。
以下、個別に解説していきます。
■経緯と現在の状況を把握する
システムトラブル対応での最優先事項は「トラブルの解決」ですが、そのためにはどんな事が起きてしまって今どうなっているのかを把握する必要があります。
Wikipediaで調べてみたら、福島第一原子力発電所事故の経緯という記事が既に出来上がっており、さらに頻繁に更新されていることがわかりました。
また、この中の「施設の損害状況」という表を見ると、現在の福島第一原発の状況が視覚的にわかります。仕事でもこういう資料があるとお客様の納得度が高いです。
なお、ネットの情報は何を元にこういう記事にしているのか知る(ソースに当たる)のが大変重要です。記事の脚注をたどった結果、日本原子力産業協会という社団法人が
を元にまとめたPDFファイルがソースである事が判りました。一日二回更新されるようです。
これらを見れば、公式発表された情報を把握できそうです。
また、上記情報はまとまってから更新されるので経緯の確認には良いですが最新情報を把握するのには適しません。そこで、NHKオンラインの「福島第一原発関連ニュース」を眺める事にしています。
上記サイトにて、現在の経緯と最新情報を把握していきたいと考えます。
■システムから出力されるデータを情報源(ソース)とする
システムトラブル対応の情報収集で大事な点は、トラブルを起こしているシステムが発信している情報を知る事です。ITのシステムであればシステムが出力するログファイルやエラーメッセージなどの内部情報、システムが提供するサービスの状況(メールシステムなら『メール送信が出来ない』『メール受信が遅い』とか)などの外部情報などです。これらを元に状況を把握します。
ここで大事なのは、あくまで「システムが直接出力している情報に当たる」という事で、「多分〜です」とか「聴いた話だと〜らしい」という憶測はソースとしてはいけない、という事です。システムの情報が正確に知るためには、システムが出力する各種情報を調べなければいけません。
通常ですとログとかステータス情報を元に概要が判るような仕組みにして監視とかをしますが、トラブル発生中でかつ重大な状態なのであれば、なおさらシステム内部の情報に当たるべきだと考えます。
で、今回の事故で言うと、電力の供給という提供するサービスは止まっていますので外部情報はあまりなさそうです。1号機から4号機の建屋の壊れ方ぐらいでしょうけども、これもテレビや写真からしか判断できず不明瞭な点が多いです。あとは現地での調査*1が必要ですが、今はとても部外者が入れる状態ではありませんので報道機関等に期待したいところです。
次に内部情報としてネットから調べられるのは以下の情報が挙げられます。
- 放射線量
当初はPDFのみでしたが、現在はCSVファイルで提供されているようです。
モニタリングポストの場所については
http://www.tepco.co.jp/fukushima1-np/monitoring/monita2.html
も参考になります。
4月12日現在だと1〜4号機への直線距離が比較的近いMP5、MP6、MP7、MP8の値が高いみたいです。
なんと公知の各種情報をグラフ化して公開している素晴らしいサイトがありました。大変な事態が起きた時のITエンジニアかくあるべしという感じです。
ここでは色々な情報のグラフが見られますが、とりわけ、福島第一原発関連情報としては
などです。何か、「言われているほど情報公開してない訳じゃないじゃん原子力・安全保安院!」と思えます。
ちなみにこれらのグラフの元データは
の「地震被害情報」
のページにある「地震被害情報」、「モニタリングデータ」および「プラント関連パラメータ」というPDFファイル
が元のデータです。
システムから出力されるデータを情報源(ソース)とするという原則に忠実に従うならば、原子力安全・保安院がこれらの資料を作る際に参照しているデータに当たるべきですが、それは福島第一原子力発電所の各原子炉の中央制御室に行かないと取得できないので、素人の私にはここら辺が限界です。
ただ、NHK初めとしたマスコミ各社も、基本的にはここまでしかデータがなく、これ以上は現地に直接乗り込んで取材しない限り新しい情報は無い筈です。
■ソースから収集した情報を元に対策を検討する
上記で収集した情報を元に、経緯や情報を整理します。そうすると今後やるべき事などが浮かんで来る訳です。が、
やる事:とりあえず冷やし続ける
ぐらいしか思いつきません。
あと、
原子炉については色々考察をしていたのですが、この記事を公開する前にメルトスルーとか色々新しいことが判ってきているのでとりあえず書かないでおきます。
あとは力尽きてしまったので箇条書きです。
- 顧客対応
- 定期的に作業の進捗を報告する
- 憶測を報告しない
- 問題解決後
- 再発しないか監視する
- 事象の発生原因を調べて報告する
- 再発防止策を作り報告する
尻つぼみですが以上です。
ではー。
*1:業界用語で『現調』



