海賊とよばれた男(下)

上下巻で出されると、上がつまらなくても、
下を読まないといけない気がして、買うのをためらうのですが、
本当に下を買いたくて買った作品です。

「絶対に諦めずに、初心を貫け」

生徒にこの言葉を言いたい。
ただ、自分から発したことで、
この言葉が嘘くさくないそうな気がします。
それは、自分がこれを実践できていないからです。
とはいっても、言葉に自分が並ぶ前には、
受験は終わってしまうわけで、
そりゃ待ってられないなということで使います。
最近、特に「初心を貫け」は強く思います。
自分の行動や言動が、会社の理念から外れていないかな。
ガイダンスのタイトルから外れていないかな。
この言葉に並ぶことは、あるのかな!?って感じですが、
常に持ち続けたい想いではあります。

国家のため、日本人のために尽くしたいという思いだった。

最近、日本人や日本を称賛する番組が増えていて、
影響されやすいので、日本人で良かったなってよく思います。
国家のため、日本人のため、っていう気持ちがないわけではないのですが、
正直、そこを見て動けるほど大きな人間ではないのです。
今は、目の前の生徒が1つ上の目標をかなえる、
そういったことを全力で応援するが自分の役割な気がします。
努力して目標を達成する喜びを知った生徒、
努力したけど達成できなかった悔しさを知った生徒、
後者は塾としてはよろしくないかもしれないけど、
そんな彼らが増えることで、国家のため、日本人のためになるのかな
って思ったりするこの頃です。

「よろしいでしょう。」

自分の信念に基づいて、巨額の融資を引き受けた、
東京銀行大江常務の言葉。
大江常務を動かしたのは、ひたむきに働く若者の姿。

このような若者たちがいるかぎり、日本は必ず立ち直れると思った。

銀行の役割も考えさせられたし、
教育の役割も自分の中でまとめないといけない気がしました。

誰かが、「日章丸」万歳と叫んだ。

自分だったら、ただでさえ危険な渡航に、
外国って敵が加わったら、逃げたくなる。
ただ、やりがいがそれを上回ったのかなと。
そして、そのやりがいを伝えきる言葉
というのがすごく重要なのだと思います。
どうせ難しい言葉とか使いこなせないんだから、
せめて正直に伝えるようにしたいと思います。

「今の一言で気が済みました。職務は必ず務めあげます。」

上司には上司の立場があり、
部下には部下の気持ちがある。
そこにずれがあっても、本気の想いがあれば、
言葉なんて一言でいいんだと思います。

ふと隣を見ると、一級航海士の大塚が声も出さずに泣いていた。

イランの大歓迎。
難航。
多くの期待があり、それに応える喜び。
本気で仕事をしているからこそなのだと思う。
規模は違うかもしれないが、自分の仕事も、
自分次第ではこんな感動が得れると思う。

「あの時計が日昇丸の皆さんを守ったのだとしたら、私は本望です。」

新田船長の奥さんの言葉。
言われたい!
私の奥さんはきっと言ってくれないだろうな・・・。
まぁ、言われるようなことをまだ果たしてないですが・・・。

イラン政府が国岡商店の勇気に報いた恩恵だった。

国籍とか関係ないんでしょうね。
数々の困難があるとわかっていて、
立ち向かい、救ってくれた国岡商店に対し、
お金を受け取る気持ちにならなかったんでしょうね。
とはいっても、無償で石油提供って、かっこよすぎるわ〰。

なんと、予定工期を4か月も縮めていたからだ。

仕事のトップが現場を駆け回り、
自ら力仕事を行い、
率先して現場の話を聞く。
聴くが正しいかな・・・?
それによって変わったのは、現場の「人」だった。
「人」が変わったことにより、
不可能だと思われた工期が達成できた。
達成する度合いは違うかもしれないが、
これならまねできる気はする。

金は返すに及ばぬ。信念を貫け。

こう言える人になりたい。
ただ、言えるのは信念を貫いたことがある人だけな気もする。
まずは、信念を貫くことが必要。
自分の信念と言えるほどのものは正直ないが、
会社の理念に惚れて転職したはず。
理念に従う。貫く。