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ボードレール研究会

2018年12月23日 第37回ボードレール研究会

第37回ボードレール研究会



発表者 山田 兼士(大阪芸術大学教授)

パリの憂愁

パリの憂愁


報告 廣田大地(神戸大学准教授

今回の研究会は、山田兼士先生がこれまでのボードレール散文詩研究の一つの集大成として、2018年9月に『小散文詩 パリの憂愁』を出版されたことを記念して、この著作とこれまでの散文詩研究について紹介していただくことになりました。

参加者は総勢21名と、普段以上に多くの方々にお集まりいただき、また、関西だけでなく、北陸地方や、東京九州などの遠方からもご参加いただくことができました。

発表の前には、20年以上にわたり続いているボードレール研究会の初回からのメンバーから、今回初めてご参加くださった方まで、お一人ずつに自己紹介をしていただきました。

山田先生のご発表では、ご自身のボードレール散文詩に関する研究について、時系列に沿って過去を振り返るかたちでお話いただきました。ご発表の中では、ご自身のこれまでの経験をもとに、今回多く参加していた若手研究者を意識して、今後研究を続けていく上での幾つかの教訓を示してくださったのが印象的でした。たとえば、ボードレール研究に本格的に着手するに際して、福永武彦の研究を行なったことを例に、「研究者の研究をしよう」。または、ご自身で複数の同人誌一般誌を企画してきたことを例に、「発表の場がなければ自分で作ろう」。このような経験に基づくメッセージは、ボードレール研究に限らず、今後の人文学研究全体においても重要な姿勢であるように感じました。

研究会の後に引き続き会場近くの店舗にて行われた懇親会では、30代から70代までの幅広い世代の間で、和気あいあいと親睦を深めることができました。

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