ひとりより、家族、だけどやっぱり、ひとり。
誰かと暮らしていたい。
って、はっきり、
それだけは、言うんだ。
やたらと群れていたいのではない。
集団のなかにいても、いつも、
ひとりでいる意識は持っている。
ひとりでいるのだが、
共に語り、笑い、唄い、遊び、
はたらき、つくり、いただく。
共にいる、っていう感じを持てたら、
自然に、分担する動きも出るんだ。
そんなふうに・・・
ひとりでいながら、共に暮らす。
そういうのが、家族だって、
しっかり根づいているようだったよ。
それは、
とても心静かに、
小さいけれど確かなともしびを
胸の奥にみつけたような、
重要で日常な瞬間だった。