デパート古書市/釣りと魚の本

真夏の週末にだんさんが家にいる(=釣りに行ってない)という希有な状況の下、二人で新宿の京王デパートの古書市へ行ってきました。
毎年恒例(第62回ですって!)の催し物ですが、実際にでかけるのは何年ぶりか。
電子書籍の時代でもあり、古書もネットで探して買うことが多くなりましたね。


会場はこんな感じで本がいっぱい。適当な雑然感もあり。
昔より減ったものの、やはりお客さんが多くて、写真に人が入らないように撮るのが難しかったです。


お客さんは、一人で来てるっぽい年配男性が大部分。駅弁大会のときは年配女性が多いのだけど。
一番少ないのが若い女性で、ほぼ私だけでしたね(←ここはさらっと流すところです)


私がほしいと思う本はことごとく高嶺の花で、あまり買えませんでした。ざんねん。
店主と相対なら多少勉強してもらえるかもしれないけど、こういう催事では総合レジでお会計ですからね。


りんご加工業発達史』(なんとAmazonでも買える)や、1976年発行のファッション誌『mc Sister』(まじめな特集「アイビーと、ヤンキーと、カントリーはどこがちがうのか?」がツボ)などはお手頃でしたが、マニアック&不要不急すぎるので見送り。


で、だんさんのボケ防止読書用に買ったのが、この2冊。


みちのく源流行』の方。
30年以上前の本だけに、情報としては古いかもしれませんが、渓流釣り師なら、つい引き込まれそうでしょ。だんさん読書には最適。


日本の魚〈淡水編〉』は、「ポケット図鑑?」と思って見てみたら、写真がすばらしかった。
これはイワナとゴギ。ゴギかわいい。


ほぼすべて、自然状態の魚を水中撮影した写真なんです。
泳ぐヤマメを下から見るなんて!


キャプションには撮影地、魚の大きさなんかが書いてあります。1魚種に複数枚の写真がある場合もあります。
下の文章も図鑑的なものではなく、エッセイ風です。これがなかなかおもしろい。
これは静岡県柿田川のアユの産卵風景。文章によると、苦心の撮影だったみたいです。


ずらーっと並んだ古書の間をぶらぶらしていると、思いがけない本を見つけたりして、やはり楽しいですね。
この催しには、空襲のなかった京都など、関西の古書店も多数出店していて、神保町とはまたひと味違う珍しい本に出会えるのもよいところ。


上記2冊はAmazonでも買えるみたい。値段は私の買ったのとだいたい同じぐらいです。