COMSAトークンの受け取りにかかる時間
COMSAのトークンが配布され始めた。
Zaifに登録するのが面倒だったのでとりあえずウォレット(MyEtherWallet)で受け取ってしまうことにして昨日送付作業を完了。
で、さすがにすぐは反映されないだろうからと思って寝て今朝になって見てもまだ送付が終わっていない!何か間違えたかなーと思っていろいろ見ていたらそのうちにCOMSA側で「送金済みです」の表記に。昨日の時点では「受け取り申請済です」みたいな表記だった気がするので、これはと思ってウォレットを見たところ無事受け取れていた。
ということで、12時間近くかかった様子。アドレス入力等を失敗するとどうしようもないので気を付けて作業を行い、あとは気長に待つしかない。「申請済み」ステータスならまだ終わっておらず、万が一「送金済みです」のステータスなのにウォレットに入ってなかったらそれはいよいよ本当に失敗したということだと思う。
COMSA側も、少額送付等対応すべきだと思う。Zaifとウォレットに分けて送るとかもできないし。ということで残念ながらユーザー側が気を付けるしかない。
未来の年表
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
- 作者: 河合雅司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (23件) を見る
ただただ暗い未来しか想像できなくなる本。大きく2部に分かれていて、前半が時系列で何が起こるかを書いていて後半でそれへの対策、となっている。アマゾンのレビューを見ると、前半はいいけど後半はお察し、というトーンだったが、まあ前半の事実部分を知るだけでも良いかと思って買ってみた。今の日本を維持するのは相当にハードルが高そう。現実的には、地方も含めてある程度の規模の地域に人を集めさせるしかないのではないか。
・今取り上げるべきは、人口の絶対数が激減したり、高齢者が激増したりすることによる弊害。
・2017年、1.26億人。2065年に8808万
・喫緊の課題は4つ。出生数の減少、高齢者の激増、勤労世代の激減、それらが絡み合う人口減少
・現在、65〜74, 75以上がそれぞれ1700万人程度。そのうち80歳以上が1000万人くらい→高齢者の3分の1を占める→定年引上げで引っかかる高齢者は減っていく
・IT人材は不足していく。現状90万人いて17万不足→2025年には43万人不足(経産省、IT人材の最新動向)
・働きながら介護することが増えて介護離職も増える
・2022年、一人暮らし社会が本格化。男性は地域コミュニティに参加した経験が乏しいため溶け込みづらい
・団塊ジュニアは2017年に43〜46歳。ボリュームが大きいので影響は大きいが、2021年頃から50代になるので人件費に影響。
・2024年、団塊世代がすべて75歳以上となり、高齢者が3700万人に。
・2025年をピークに東京も人口減。
・輸血用血液も不足へ。保管が極めて難しい。
・2033年、3戸に1戸が空き家に。
・社人研の人口推計によると、東京23区でも人口が減る区がある(足立区、葛飾区、杉並区etc)
・豊かな地方が人口を吸い上げる可能性もある
・水資源、土地が合法的に海外に抑えられる可能性もある
星3つくらい。
★★★☆☆
COMSAトークン購入
やや今更感もあるが、COMSA Token Sale DashboardCOMSAのトークンを買ってみた。すでに100億円近く調達していて、ICOとしてもかなり大きい部類になってきている。
最近世間を騒がせている(?)ICOのプラットフォームを作るというもの。ICOについては様々な解説記事が出ているが、要はある企業の支援をする代わりにその企業の発行するトークンを受け取り、様々なサービスを受けられるというもの。トークンという概念がとっつきづらいが、仮想通貨と読み替えてしまってもよいと思う。例えば100円払って1トークン受け取る。そのトークンの数に応じてサービスを受けられる。そのトークンが人気だったりすると、取引所によってはそのトークンの売買を取り扱い始める(=「上場」と呼ぶ人もいる)。そうすると話題になってトークンの価値が上がって、そこで売り抜けると設けられる…などということもあって熱を帯びてきている。一方で、まだまだ市場が整備されていないところもあるので要注意。トークンを受け取ったけど何にも使えない、その対象企業がいつまでたってもサービスを開始しない、等々。
COMSAがやろうとしていることは、このICOのプラットフォームを作ること、ということで具体的に何をやるのかとおもっていたが、結局はICO Countdownのようなことだと思う。ICOを検討している企業が一覧でみられて、それぞれのサービス内容、どういうトークンを発行するか、などを表示する。今まではそれぞれの企業のページにいってみていたものを一括で管理できるイメージ。
実はトークンの販売開始直前に、もう受けていたはずの他社のICOが中止になるという事態が発生したりして、かなり前途多難な感じはある。過去のICOだとThe DAOの事件なんかもあったし、先にも書いたように整備されてないところも多いので、何をやっているかを理解し、リスクは十分に認識してアップサイドを狙いたいという場合のみ登録することが必要だろう。
ハゲタカ外伝 スパイラル
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/07/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ハゲタカのスピンオフ作品で、芝野を主人公にしたもの。鷲津はそこまで前面には出てこない。ディールらしきディールも出てこず、最後も急に結末を迎えた感じで正直イマイチだった。
評価は星一つ。
★☆☆☆☆
金融庁による仮想通貨交換業者の登録がついにスタート
4月に、世界に先駆けて改正資金決済法によって仮想通貨交換業者は金融庁に登録することが求められるようになった。当初の案内はこちら。
これまで申し込みを受け付けて審査が続いていたようだが、昨日ついに初めて登録業者が公開された。
驚いたのはコインチェックが入っていないこと。
※資金決済に関する法律の一部改正に伴う経過措置により、平成29年4月1日より前に、現に仮想通貨交換業を行っていた者は、平成29年4月1日から起算して6月間に登録の申請をした場合は、その期間を経過した後も、その申請について登録又は登録の拒否の処分があるまでの間、当該仮想通貨交換業を行うことができるとされています。
とあるし、コインチェックのプレスで申請してることは書かれていたので取引できなくなるということはなさそうだが、大手だしビットフライヤーと同タイミングで登録されていると思っていたので割と驚き。
…と思ってプレスを見返したら追記がされてた。通貨数が多いから時間かかってるぽいみたいなことが書いてるが、数だけで言ったらテックビューロも結構多いので他にポイントがあるのではと思う。
トヨトミの野望
- 作者: 梶山三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
トヨタをモデルにした経済小説。御曹司は基本的に出来ないキャラとして書かれている一方で、その裏に抱えているであろう重圧、プライド等にも良い感じで触れられていた。どこまで事実を反映しているのかは判断しかねるが、大体実際起きたことを元にして書かれていると思うので、読んだ後にwiki等で実際はどうだったのかな、とみてみるのも楽しい。
政界に太いパイプをもって世論をコントロールするロビー活動はアメリカでは尊敬される職業の一つとして社会的に認知度も高いと書かれていた点は興味深かった。
入門 社債のすべて
入門 社債のすべて―――発行プロセスから分析・投資手法と倒産時の対応まで
- 作者: 土屋剛俊
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これは分かりやすい。「入門」と「すべて」をこのページ数で同時に達成するのは難しいと思うけど、基本的なところから実際のデフォルト事例までいいバランスで書かれている。非常に勉強になった。