Beanの日記

徒然日記

三四郎はそれから門をでた 三浦しをん★★★☆☆

([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)

([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)

先日、鏡台(事実上、物置台)で発掘されました。最初のほうを少し読んだあと、放置されていたみたい。(^^;)
この本は、三浦しをんさんが読んだ本の中で良かったと思う本を簡単なコメントと一緒に紹介している本です。三浦しをんさんは作家になるだけあって、無類の本好きで、ジャンルを問わず、とにかくたくさんの本を読んでいるようです。
私は、最近、図書館通いをはじめたので、この本で紹介されている本の中から興味がわくものを数冊見繕って借りてみることにしました。
興味深い本はたくさんあったのですが、私の読書時間は通勤中なので、大きな本は避けたいです。また、会社に行くのが嫌になると困るので、暗〜い話や重すぎる話、グロテスクな話も避けたいです。
そんなこんなでとりあえず、一章の中から次の3冊を選びました。

おぬしの体からワインが出てくるが良かろう 宮藤官九郎−−−−−

おぬしの体からワインが出て来るが良かろう

おぬしの体からワインが出て来るが良かろう

三四郎はそれから門をでた(三浦しをん)」の一章で紹介されていた本。
三浦しをんさんが絶賛していたので、「これは読まねばならぬ!」と思いました。
あらかじめ図書館に予約をしておき、図書館に着くと貸出手続きをし、その後、2Fにある幼児・小中学生用のエリアに行って、休憩兼KOTの本選びに付き合いました。
その際にチラっと目をとおして印象が悪かったので、帰りがけに返却手続きを取りました。内容はみていません。ページをめくった際、なんだかゴチャゴチャしていて読みづらそうで読む気が失せました。
読んでいないのに評価をくだすのはよろしくないので、「−」としました。

膝栗毛はなぜ愛されたか−糞味噌な江戸人たち 綿抜豊昭−−−−−

三四郎はそれから門をでた(三浦しをん)」の一章で紹介されていた本。
有名な「東海道中膝栗毛」の解説本です。
私は古典が好きでした、擬古文も味があって好きでした。「東海道中膝栗毛 十返舎一九」。小学生の時に通っていた塾で、作品名と筆者の名前を暗記させられました。話の中身や筆者の人がどういう人だったかなど全然知りませんが、とにかくまる覚えしました。
しかし、このころに覚えた作品名と筆者は、大学受験もとおりこし、おばさんになった今でもかなり覚えています。何年も覚えていると、ふとしたときに、「これってどういう話なんだろう?」と思う瞬間があるものです。私にとってこの本は、タイトル、筆者の名前ともに強烈な印象があったのでずっと気になっていて読んでみたいと思っていた作品です。しかし、今まで読む期会がありませんでした。
さっそく予約して借りて、通勤バッグにいれて読むのを楽しみにしていたのですが、、、、期待はずれでした。
私にとって、「東海道中膝栗毛」は、三浦しをんさんが作品で紹介している程度の内容を知れば十分でした。
したがって、1/3ほど読んで放棄!
綿抜豊昭さんが書いた作品が悪いというわけではなく、「東海道中膝栗毛」自身への興味の問題だったので、評価は「−」としました。
自分で買った本だと勿体無くてこんなことは絶対出来ませんが、図書館で借りた本なので興味がわかなければ読まないで返すという選択肢があります。ふふふっ。

虹果て村の秘密 有栖川有栖★★★★★

虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

三四郎はそれから門をでた(三浦しをん)」の一章で紹介されていた本。
私は小学生のころ、推理小説が大好きでいろいろな作品を読みました。でも、有栖川有栖なんていう作家は聞いたことはなかったので興味を覚えました。そして、三浦しをんさんの評価も高かったので借りました。本格的推理小説というのではありませんが、中心人物の小学生の二人のやりとりがとてもさわやかで、読んでよかったと思いました。
単行本で借りれると思っていたら、いわゆるハードカバー本がきたのでゲゲっと思いました。通勤鞄にいれて持ち歩いて読むのは快適とはいえませんでしたが、作品のストーリとの相乗効果で、小学生の時に戻ったような気分になったのでよしとします。
1章の中から3冊選んで、最後まで読んだのはこの1冊だけでした。