生涯の音楽ベスト10、番外編その4

bearsmick2018-09-15

僕の音楽生活に衝撃を与えてくれたアルバム10選のまたまた番外編、その4。
レゲエやアフリカン、カリビアンなどを聴いてきて一回りした感があった1984年に出会ったニューオリンズのブラス・バンド、ダーティー・ダズン・ブラス・バンドのデビュー・アルバム?「マイ・フィート・キャント・フェイル・ミー・ナウ」。
これを買ってきて初めて聴いた時は、そりゃビックリしました。それまでブラス・バンドに持っていたイメージを見事なまでに覆してくれた作品です。スーザフォンが織りなすまるでファンク・ベースのようなフレーズ、バス・ドラとスネアの2人のドラマーによるビートの上で跳ねるホーン陣、これぞファンキー!
ニューオリンズ伝統のブラス・バンド音楽が現代により強力になって蘇った感じで見事でした。このバンドのおかげで、また彼の地のブラス・バンドに注目が集まり活性化したのでした。その影響は我が国にも及んでブラック・ボトム・ブラス・バンドなども出来ましたね。
ともあれ、ネヴィル・ブラザースの登場でオンタイムのニューオリンズ音楽に興味を持っていた時期に出会ったこのアルバム、衝撃度という面では凄いものがありました。

オリヴァー・ストーンの誕生日

今日は、アメリカの映画監督オリバー・ストーンの誕生日だそうです。
自身のベトナム戦争従軍の経験から作られた映画「プラトーン」や「7月4に生まれて」などで高い評価を受けていますが、彼の母国アメリカを批評的に視る視点は社会性に富み、かつエンターテイメントとしても成立しています。
さて、僕はロックを感じる音楽を通して社会を観てきたので、彼の1991年の作品「ザ・ドアーズ」を取り上げたいと思います。この作品はアメリカの60年代を代表する有名なロック・バンド「ドアーズ」のシンガー、ジム・モリソンをメインにしたバンド・ストーリーで、かなりの部分事実に沿っているものだと思われます。もちろん音楽は実際のドアーズのものが使われているし、映像的にも当時の感じがよく表現されています。
まだ観たことがない人は是非観てみてください。特に1960年代の政治的文化的カウンター・カルチャーに興味がある人は必見です。現在に続くナニカもあるはずです。