脳内整理とブログ

 ブログなんてたかだか日記、三日坊主も何も個人の勝手で当たり前、となんとなく思いながらも、常々「あー、今日何か書こうかな?」とふと気になってしまう。どうしても私は変なところで几帳面というかマジメというか、何かやり始めるとある決まりごとを作ってしまいます。
 でもって、今の私にとってブログについてのホットな話題は、「この記事をどこのカテゴリにつけようか?」ということ。
 いろんな人のブログを拝見させてもらうと感じるカテゴリ分けの傾向は、「ニュース」だの「スポーツ」だの基本の分類をまず用意、新しいアイデアがついたら新しい分類を挿入、その内たいしたことでもなくてどこのカテゴリにも所属しないものは「その他」「雑感」などに押し込む。でもその「その他」「雑感」の中にもまたカテゴリができて、今度はどこに仕分けようか・・・・とこんなことの繰り返した結果、もはや整理など不要といわぬばかりに投稿記事のカテゴリはバラバラ。
 私は整理したがりなものなので、投稿する前にカテゴリを考えると、「うーんこれはNewYorkで起こった話だが、ビジネスネタでもあるし。それよりこれにあった新しい分類でも作ろうか?いやそう考えると、こんなパターンの記事書きたくなったら今度はどうしようか・・・」などと延々と頭の中でループが続いたりする。
 いや、いわゆる「みみっちい」のはわかるのですが、整理整頓が好きな人間はこんなことが行動基準の中でプライオリティの高いことでもあるし、ある意味ポリシーなり、稀に生きがいになったりする。勿論それで眠れなくなるとかそういうことじゃないのですけど、もしかしたら世の中に同じ悩みを抱え、私より深く悩んでいる人がいるかもしれない(苦笑)。
 
 そんな中でどうしよう、と考えて参考となったのが、シリコンバレーの渡辺さんのブログ。
 On Off and Beyond
 エントリーは基本的に、といいますか実際に「On」と「Off」の2つしかない。そしてOnの話題、Offの話題ときちんと整理された状態でブログを継続されている。
 整理のポイントはいたって明確(と言い切る私)。私などは「NewYork」だの「Business」だのとそのコンテンツの内容に応じてカテゴリを整理しようとしている、つまり「読み手の意識」におけるカテゴライズ。でも渡辺さんは「on」と「off」のスタンスで書かれたコンテンツを始めから提供する、つまり「書き手の意識」におけるカテゴライズを可能な限りシンプルに実現しているので、コンテンツを問わず両者を自然と分けることができる。多分日ごろの記事のポストする前の段階から、その姿勢が違うのだ。
 
 うーんなるほど、というわけで、私もこれまでに書いた記事をこれに倣って再度カテゴリを整理してみよう、などど思うのだけれど、あっさり挫折。
 というのも私は休日になれば「時間があるから普段の仕事についてじっり考えられる」とか「読めなかったIT系雑誌を休み中に読もう」などと考えてしまう、OnとOffの切り分けのできないタイプ。よくこれでストレス溜まって苦しまないな、と思いつつも、そもそも雑誌読むこと自体が趣味の一部のようなものだったりする。
 例を上げれば、2/4の「工業デザインとEntertainment」なんて、美術館へ遊びに行ったはずなのに、結局頭の中は「そもそもソフトウェアのインターフェースは・・・」などとなるし、2/14「あなたはとっても有名人」のタダのライブドアネタを書こうとしただけなのに、書き始めるとその背景などなんだの云々を書かないと済まなくなる。そもそも記事リストを見ると、備忘録的としてBiz関係のカテゴリが自然と多くなっている地点で、私にOnもOffもないのは明らか。
 世にある情報整理法などの理論やメソッドというものにはノウハウとしての役割はなせど、その効果は実際にそれを運用する人間の姿勢なり振る舞いなりに沿うかどうかにおける影響が大きいことを改めて感じたりします。
 そう考えると、ランニング関係だけはバッチリ分けているなぁ。それだけ私の中では特別なことなのかも。

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 ところで今日からアメリカは President Dayのため3連休。イヤッホー。
 朝からチェルシーの良く行くPark and Recreation の温水プールへ行き、軽くジョグして、cafeで時間をつぶしながら自宅で読書。そしてWebサーフィンしながら、自然と仕事関係のニュース探しへ・・・(泣)