2014-06-07 まだ視ていた/彼・13 近代絵画の複製を視ていた。 中年男が寂しげに緑道を歩いている、それだけの場面。 ただ、長く気になってきた。 そうして、「そうだったのか」と。 男の視ているものを視ない限り、視続けていくのだろうと――。