2016-12-16 町へ/些事の日々・213 財布の中の小銭を数える。 あっという間だったが、「よし」と呟く。 たまには、町へ出かけてみよう。 町の中へ入ってゆくときの快を知っている。 そうして、ついに町の人となってしまったときの身心の愉しさも。