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旧・かぶとむし日記 このページをアンテナに追加

2009-10-10

ミケランジェロ・アントニオーニが撮った<ヤードバーズ>の映像

| 09:24 | ミケランジェロ・アントニオーニが撮った<ヤードバーズ>の映像を含むブックマーク



欲望 [DVD]
アントニオーニ監督の『欲望』(1966年)は、むかし何度か見ている。それは次のシーンを見るためだった。


60年代ロンドンを、写真家青年(デイヴィッド・ヘミングス)が歩き回る。


ポップ・アートが華やかだった60年代ロンドンが、主人公の目を通して映されていく。


そして青年は、小さなライブハウスで、ある凶暴なロックバンドを目撃する。


そのロックバンドの役を、はじめアントニオーニ監督は、ザ・フーに出演依頼をしていたが、交渉は成立しなかった。


そこで代役として出演したのが、ヤードバーズだった。


ところが、このときのヤードバーズは、いまとなっては貴重な、ジェフ・ベックジミー・ペイジが同時に在籍して、ツイン・ギターを売り物にしているころだった。


ジェフ・ベックは、ザ・フーの代役のため、芸風にないのに、ピート・タウンゼントのように、ギターステージにぶつけて壊している(笑)




The Yardbirds「Stroll On」

映画『欲望』のワン・シーン)

tougyoutougyou 2009/10/12 13:48 この映画のことをちょっとブログに書いた時に、beatledさんがヤードバーズのこのことを書かれていました。この映画が貴重な記録となったのはやはり興味深いです。

beatle001beatle001 2009/10/12 19:32 tougyouさん
>この映画のことをちょっとブログに書いた時に、beatledさんがヤードバーズのこのことを書かれていました。

そうでしたですね(笑)。どうも、この映画はヤードバーズの記憶ばかりが鮮明になってしまって・・・でも、あのラストの無言の何分間かの映像も印象的でした。実際には殺人事件がからんでいましたが、そのへんのいきさつはほとんど忘れています。

TOKITOKI 2018/05/01 09:08 この映画”Blow-Up”は10代で観たものの中で特に記憶に残っているものの一つです。

ヤードバーズ目当てで観たのですけれど、当時のワタクシ、世界は不条理なものらしい、と感じていたせいでしょうか、心の小さな凸凹にひっかかる部分がたくさんあって、ピエロが目に見えないボールを打ち合うテニスコートのシーンなどにもリアリティを感じたものでした。
それに…デビッド・ヘミングス演じる主人公が、ライブハウスの乱闘で奪ったギターの破片を路上に出たあとポイと捨てるところがありましたね、あの乱闘からそこまでの一連のシーンが好きでしたのに、ある評論家があの部分をまったく無駄だと切り捨てていたのを読んで以来、評論家の言うことは全く信用しなくなったという、私にとっては因縁の映画でもあります。

音楽がらみでは、アントニオーニがこの後に撮った「砂丘」も覚えています。オリジナル・タイトル、”Zabriskie Point”の響きが印象的でした。”欲望”の音楽はハービー・ハンコック、”砂丘”の方にはピンク・フロイド、グレイトフル・デッドなどがつかわれていましたねー。

beatle001beatle001 2018/05/03 12:12 TOKIさん、わたしはぼんやりした人間だから、むかしこの『欲望』という映画を見たとき、よくわかりませんでした。ただ、ロンドンらしい街の雑踏のなかを歩きまわる主人公とヤードバーズだけが印象に残って・・・。

それと、ラストの無音のなかでピエロがテニスをするシーン、不思議な印象のまま記憶に残っていました。わたしは、そのころなんの考えもない、ただロックが好きな高校生だったんです(笑)。あとで見直したときは、すでにアントニオーニの他の映画も見ていたので、もう少し作品にとっかかりがありました。

『砂丘』も、見にいきました。ストーンズも使われていたような記憶がありますが、とくにピンク・フロイドは印象的でしたね。恋人を失った女性が、こんな文明世界滅んでしまえ! という心象風景の映像が、ピンク・フロイドの音楽にのって、スローモーションで流れて・・・。

アントニオーニの作品では、ほかに『情事』と『太陽はひとりぼっち』が印象にのこっています。どちらも、女優モニカ・ビッティの物憂い表情が心にどんより残って。アロン・ドロンと共演した『太陽はひとりぼっち』は、だーれもいない静かなローマの街をふたりがけだるそうに歩いていて、なんだかおもしろいなあ、とおもいながら見ていました。行ったことありませんが、50年くらい前のローマって、あんなに無人の街だったんでしょうか。

おかげさまで、50年くらい前のいろいろな記憶がよみがえりました(笑)。