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旧・かぶとむし日記 このページをアンテナに追加

2017-10-27

武者小路実篤著『釈迦』を読みはじめる。

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武者小路実篤作品釈迦』を読みはじめる。岩波文庫で新しく刊行されたので。『釈迦』は、昭和9年(1934)発表の作品

釈迦 (岩波文庫)

釈迦 (岩波文庫)




このころ、プロレタリア文学が盛んになり、既成の作家は半ば失業状態になっていた。武者小路実篤も、そのひとり。


新しき村」もまだ自立できていない。武者小路実篤は「新しき村」を精神面だけでなく、経済的にも支えねばならず、たいへんな時期だったと想像する。この時期『トルストイ』、『二宮尊徳』、『大石良雄』、『一休』などの伝記を残している。わたしが、読んでいるのは『トルストイ』だけ。


『一休』はまだわかるにしても、武者小路は、『二宮尊徳』や『大石良雄』の、どこに自分との接点をもうけて、書いたのだろうか。それだけ、経済的に注文をこなさなければならなかったのかもしれないが、逆に好奇心もあって、読んでみたくなる。「二宮尊徳」や「大石良雄」が、武者小路実篤の関心ある人物とはおもえないので。


そういう意味では、『釈迦』は武者小路実篤には取り組みがいのある素材だった、とおもう。釈迦は、実篤にとってトルストイキリストとともに若き日から尊敬する人たちのひとりだったから


武者小路実篤作品はみんなそうだけど、平易な文章で、読みやすい。