3月12日、月曜日。イオン板橋で、ギレルモ・デル・トロ監督の話題作『シェイプ・オブ・ウォーター』を見る。
1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。
幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。
(「映画.com」から)
http://eiga.com/movie/87780/
半魚人と声の出ない女性との恋愛。この映画の予告編を見ても、ぜんぜん興味をひかれなかった。それがアカデミー賞をとったり、わりと判断を信頼しているひとたちが褒めていたりしているので、見てみる気になる。
個人的な感想でいえば、やっぱりそれほど惹かれなかった。どうしても半魚人と人間の女性の恋愛に、わたしは、共感を寄せる感情がわいてこない。
こういう画面、なんだか『E.T.』でも見たような気がした。
声を出せない女性と死の実験に供される半魚人という、負を背負った同士の切ない恋愛、というひとひねりしたテーマの設定はなっとくするけれど、それが映画としての感動までに迫ってこない。
むかし、わたしは周囲がスピルバーグ監督の『E.T.』(1982年)に感動しているときにも、そういう気持ちにならなかった。なので、個人的な趣向かもしれない。
『シェイプ・オブ・ウォーター』予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=wrffB5vzk4o