深夜画廊

☆最近の買い物
「深夜画廊 怪物王国」「深夜画廊 幽霊屋敷」国書刊行会、を各100円で。全くノーマークの本だったが、よく考えるとすごくいい買いものをしたような気がしてきた。
「消えてゆく」甲斐みずき。あの新風舎から出ている。表紙の、リフトが霧にのまれているような写真が、なんだか牛腸茂雄っぽかったのと、350円だったという理由でつい購入してまった。何度か眺めてるうちに結構いい写真集のような気がしてきた。
他にカート・ヴォネガットの「スローターハウス5」を購入。こちらは手に入るときに手に入れようと思っていただけに、ついに手に入る時が来たかという感じ。

最近の買い物
VHSが100円だったので、
高橋竹山名演集」「ビートルズアンソロジー5〜8」
などを購入。

美術手帖2005年1月号「アートブックガイド2005」、同2000年12月号「20世紀美術100」、「なしくずしの死 上・下」セリーヌ河出文庫、「万華鏡」ブラッドベリ、「ザ・ベスト・オブ・H・G・ウェルズサンリオSF文庫
などは古本で購入。

「AUDIO CULTURE」を新品で購入。

毛民国

近くで全品500円セールをやっていた。
「不思議のひと触れ」シオドア・スタージョン河出書房新社"奇想コレクション"
「日本架空伝承人名事典」平凡社
「中国妖怪人物事典」実吉達郎講談社
「怪奇鳥獣図巻」工作舎
平凡社版中国の古典シリーズ4 抱朴子 列仙伝・神仙伝 山海経
を購入。
ついこの前、なかなかタイミングが合わず買いそびれていた「鬼趣談義」を購入したばかりで、そろそろ中国の志怪ものも読んでみようかと思っていただけに、今日の買いものはうれしい。


「日本架空伝承人名事典」はまさに事典といった趣。原典からの引用もしっかりしている。一方「中国妖怪人物事典」の方は事典というにはなんだか心許ない。それぞれの項目がエッセイのようだ。ただ、中国の古典から諸星大二郎までカバーしてる雑食ぶりはすさまじい。こんなことを考えながらふとこの著者のホームページを見てみると、なんと、年末にやってる超常現象の番組なんかでよく見る未確認動物のおじさんであった。そう考えると「妖怪事典」の事典にしてはまったくゆるい文章にも急に親しみがわいてきた。

山海経」の"毛民国"の挿絵がよい。どう考えてもかわいらしい顔が乗っかっているべき、猿のような胴体に長髪のおっさんの頭がついている。

悪ふざけ、あるいは生きることの不可能さの証明

最近の買いもの
カフカ小説全集5 万里の長城ほか」「ホフマン短篇集」「芸術の危機−ヒトラーと退廃芸術」「耳袋2」「ロクス・ソルス」レーモン・ルーセル、「God Bless You Mr.Rosewater」Kurt Vonnegut、「モンキーハウスへようこそ」「タイタンの妖女」「猫のゆりかご」カート・ヴォネガット、「悪魔学大全」ロッセル・ホープ・ロビンズ、「鬼趣談義」沢田瑞穂、「ヴァリス」P・K・ディックなど。


元日に、川崎長太郎「埴輪の目」本谷有希子腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」ジェイムス・ジョイス「痛ましい事件」などを読んだ。佐々木敦「(H)EAR−ポスト・サイレンスの諸相」を拾い読みし、以前買っていた池田亮司「formula」を改めて聴いた。


タイトルはカフカ小説全集「ある戦いの記録」より。

時震

「アフリカの印象」の前半部分を読み終わる。まさに奇想としか言いようのない描写が怒涛のように羅列されていた。頭の中で再構築しようとしてもうまくいかないことも多々あり、自分の想像力には何か欠陥があるのではないかと思うことすらあった。しかし、後半は一転。なぜ前半のような事態になっているのか、そのいきさつが語られはじめる。


最近の買いもの:カート・ヴォネガット「タイムクエイク」、キャシー・アッカー「血みどろ臓物ハイスクール」、J・ジョル「ヨーロッパ100年史I・II」、赤江瀑「海峡」など。


「タイムクエイク」はおもしろい。ヴォネガットの著作は初めて読んだが、いたるところにメモしておきたくなるような言葉が転がっている。小説だったりエッセイだったり、作中作があったりとかなり自在な構成だが不思議とするする読める。ただし、噛みしめながら読まないともったいないので、一箇所を三度ずつくらい読む。まだ読み終わっていない。