32×32で、麻生政権の1年を振り返る。 RSSフィード

2010-07-08

20090709@ラクイラ・サミットにて

f:id:beber:20100708200228g:image

f:id:beber:20100708200229j:image

Japanese Prime Minister Taro Aso (C) waves on his arrival to attend a meeting at the Group of Eight (G8) summit in L'Aquila, central Italy, on July 9, 2009. Group of Eight leaders grappled at a summit in Italy with reining in unprecedented government support for their economies as divergences emerged over whether their economies were ready. AFP PHOTO / POOL /Michel Euler (Photo credit should read MICHEL EULER/AFP/Getty Images)


麻生太郎の「強く明るく」 麻生内閣メールマガジン(第38号 2009/07/09)

[ラクイラ・サミットにて]

http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2009/0709tg/0709.html

いま、サミットが開催されている、イタリア・ラクイラに来ています。ここ、ラクイラは、今年4月、地震に見舞われ、多数の尊い人命が失われ、地域が甚大な被害を受けました。

私も現場を目のあたりにして、あらためて被害の大きさを痛感しました。日本は、有数の地震国です。被災地が1日も早い回復を遂げ、被災された方々が通常の生活を取り戻せるよう、我々の経験ノウハウを活かした、さまざまな協力策を、ベルルスコーニ首相とチャレンテ市長にお伝えしました。このサミットが、少しでも復興のきっかけになればと、思わずにはいられません。

今晩のワーキング・ディナーでは、国際政治の問題を議論する予定です。わが国からは、北朝鮮によるミサイル発射や核開発について、G8として、これを強く非難するとともに、北朝鮮に対し、解決に向けた具体的な行動を求める、強いメッセージを出すよう、呼びかけるつもりです。

先週の弾道ミサイルの発射は、国際社会安全保障への重大な挑発行為です。安保理決議に明らかに違反する行為であり、断じて許されません。

わが国は、国連安保理決議1874号をうけて、北朝鮮の武器の輸出入の防止のための貨物検査を可能とするため、貨物検査特措法案を閣議決定し、国会に提出したところです。引き続き、国際社会と一致協力して、北朝鮮に対する圧力、措置の強化を進めていきます。

ところで、サミットに先立ち、バチカンを訪問し、法王ベネディクト16世に謁見させていただきました。世界カトリック信者の方は11億人。バチカンとの関係強化は、外交力につながります。

日本の首相で、戦後、初めて法王に謁見したのが、私の祖父の吉田茂。私自身もカトリックです。法王とお会いするのは、あらためて身の引き締まる思いがしました。

1975年、第1回サミットがフランスのランブイエで開催されたのは、世界経済に深刻な影響を与えた、第一次オイルショックが契機でした。

経済問題重要性は、35回目となる今回のラクイラ・サミットでも、変わりません。昨年後半からの世界金融経済危機の克服が大きなテーマとなりました。

各国の懸命な努力、集中的な対策の実施により、世界経済にも、一部に持ち直しの動きがでるなど、少しずつ明るい兆しが見えてきています。

わが国でも、今年3月から、鉱工業生産が3カ月連続で大幅な伸びを示しています。定額給付金を始め、エコカー減税や、省エネ家電向けのエコポイントの導入が、国内消費の下支え効果を発揮しはじめています。株価も、3〜4割くらい上がりました。

しかし、雇用を始めとして、まだまだ深刻な状況です。G8として、引き続き、景気対策に全力で取り組み、9月にピッツバーグで開催される金融サミットで、その成果を報告することで合意しました。

これからサミットは山場を迎えます。日本、ひいてはアジアを代表して、国際社会が抱える諸課題の解決に向け、積極的に議論をリードしていきます。


ラクイラ・サミット(第2日目)

http://www.kantei.go.jp/jp/asophoto/2009/07/09laquila.html


Interview with Japanese Prime Minister Taro Aso英語

http://www.g8italia2009.it/G8/Home/News/G8-G8_Layout_locale-1199882116809_1199900302786.htm


インタビューを訳してくださっている方がいらっしゃいます

タロサインタビュー in イタリア

http://ameblo.jp/neko-guruma/entry-10295404707.html


G8ラクイラ・サミット(概要)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/italy09/sum_gai.html



<関連>

20090706@ラクイラ・サミットに出発

http://d.hatena.ne.jp/beber/20100707#p2


20090707@ローマ法王に謁見

http://d.hatena.ne.jp/beber/20091215#p1


20090708@ラクイラサミット

http://d.hatena.ne.jp/beber/20091218#p1

20090505@チェックポイント・チャーリー及び壁博物館視察

f:id:beber:20100708200230g:image

f:id:beber:20100708200231j:image

Japanese Prime Minister Taro Aso (L) and his wife Chikako Aso look at a Volkswagen 'Beetle' car which was used to help Germans to flee the former German communist state GDR as they visit the Checkpoint Charlie Museum, in Berlin on May 5, 2009. Before the visited 'Checkpoin Charlie', the former US checkpoint that separated the US sector from the Soviet sector. AFP PHOTO DDP / MICHAEL KAPPELER GERMANY OUT (Photo credit should read MICHAEL KAPPELER/AFP/Getty Images)


松本純海外リポート外交

http://www.jun.or.jp/diplomacy/20090503-Czech-Germany.htm

2009(平成21)年5月3日 (日)〜6日(水) チェコ・ドイツ訪問

●1745〜チェックポイントチャーリー及び壁博物館視察〜1805

ベルリンでの一連の会談を終えて、宿舎から少し離れたところに位置する「チェックポイントチャーリー」と、そこに隣接する「壁博物館」への総理の視察に同行しました。

「チェックポイントチャーリー」は、第二次世界大戦後の冷戦期、ベルリンが東西に分断されていた時期に、ベルリン市内の東西の境界線上に置かれていた国境検問所です。「チャーリー」という検問所の名前は、人名などから取られたものではなく、ABCの「C」を表現するための通称のようなものだそうで、つまり「3つ目の検問所」という意味でつけられたものということでした。現在は、冷戦時代に「ベルリンの壁」が建てられていた跡を路上に白い煉瓦で印が付けられ、かつての東西分断の歴史を物語る旧跡となっています。

また、検問所跡地のすぐ横にある、ベルリンの壁を越えて西側に渡ろうとした人々の様子を克明に紹介する「壁博物館」も併せて視察し、壁を越えるために使用された人を隠せる車両や地中にトンネルを掘るための道具、さらには空から壁を越えるために使用された気球など、多くの展示品を拝見しました。

本当につい最近と言えるほどの過去まで、人々を分断する壁がここに現実存在し、多くの悲しい物語を生み出してきました。この場所を訪れて、自由と相互理解の大切さ、そして、そうした重要価値を守るという、政治家政府が負う責任の重さを改めて感じ、身が引き締まる思いでした。


<関連>

20090505@欧州訪問:ドイツ連邦共和国

http://d.hatena.ne.jp/beber/20091205#p1