Aloha From Hell から辿るドイツポップス

何故かNapster でAloha From Hell というドイツのバンドがやけに大きく取り上げられています。このバンドは、16歳の少女をヴォーカルにしたポップロック/パンクバンドです。女の子がかわいいので、日本でも売り出そうとしているらしく、来日してプロモーションもしていたようです。

http://www.barks.jp/news/?id=1000049044

アロ☆ヘルは、2007年ドイツの人気ティーン雑誌BRAVOが主宰するバンド・コンテストでの優勝をきっかけに2008年夏にデビュー。抜群のルックスとポップでロックな音楽性に加え、恋愛や友情、明日への不安などを綴ったリアルな歌詞が同年代の心を掴み、デビュー曲「ドント・ギミー・ザット」のビデオは、公開1週間でYoutube50万ビューを記録。わずか1ヵ月間でヨーロッパ、北南米、オセアニア、中国など世界30カ国以上でファン・クラブが発足するという異常現象を引き起こした。増え続けるアロ☆ヘルのファンは総称して“アロハ・ネーション”(アロハ国家)と呼ばれ、本国ドイツでは社会現象としてマスコミに取り上げられている。

http://www.barks.jp/news/?id=1000047295


宣伝文句では、大人気バンドという感じですが、本国ドイツではアルバムが21位なので、それほど売れているわけではないようです。Wikipediaの記事もドイツ語だけのようですし、別に国際的に人気があるというわけではないようです。

http://de.wikipedia.org/wiki/Aloha_from_Hell


日本のレコード会社がBig in Japan を狙った感ありありで微笑ましいですね。


アロハ・フロム☆ヘルのようなポップでアイドル的なドイツのバンドというと、やはりTokio Hotel が思い浮かびます。このバンドはもっとグランジやゴシック寄りですが、ティーンアイドルバンドという点では良く似ています。


「No More Days」のようなポップロック曲は、Die Happy の曲を思い起こさせます。Die Happy はかなりヘヴィーロック的な要素が強いバンドですが、女性ヴォーカルでキャッチーなメロディーのポップロックも演奏するバンドで、今やドイツを代表するバンドに成長したSilbermond にも大きな影響を与えた重要バンドです。ちなみにDie Happy のアルバムは、Napster でも聴くことができます。





Wir Sind Helden やJuli と共にドイツ語ロックを確立させたドイツを代表する人気ポップロックバンドSilbermond も、出てきたときはかわいい女の子がヴォーカルのアイドル的なポップロックバンドでした。ちなみにファーストアルバムは、Napster で聴くことができます。



アロハ・フロム☆ヘルのヴォーカルは、少し一昔前のR&B 系アイドル的な雰囲気が残っていますが、ドイツの女性ポップシンガーの頂点に君臨するのがサラ・コナーです。



以前何故かドイツのレコード会社からデビューしたVanilla Ninja という美少女四人組アイドルのアルバムが日本で発売になったりしていましたが、アロハ・フロム☆ヘルを連れてくるセンスもそれと非常に似たものがあるように思います。日本のレコード会社がBig in Japan を狙うときは、やはり金髪ティーン美少女なのかと思う次第です。



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