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2011-12-27 2011年のアルビニ録音を振り返る。

[][]2011年アルビニ録音を振り返る。

今年53歳で逝去されたスティーブ・ジョブズ氏の遺した名言をひとつ。

「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない」

シンプルながらも素晴らしい言葉だと思います。これは世論や大衆に惑わされがちな日本人こそ心に強く刻むべき言葉ではないでしょうか。強い信念を持ち続けて来た人間が口にしてこそ説得力のある言葉でしょう。

 

一方音楽プロデューサーであり、自身もミュージシャンであるスティーブ・アルビニ氏はこう言いました。

「他人にタダ飯をおごらせ、食った後で文句を言え」

シンプルながらも理不尽な破壊力に満ちた言葉だと思います。そもそもこの行為の目的は何なのか?他人の人生を生きるどころか強制的な服従の要求すら感じる外道畜生にも劣る迷惑行為。成功率は極めて低く、建設的な結果も求められないので日本人にも欧米人にもオススメ出来ません。強い信念以上に自己破壊願望か偏執狂的な人格の持ち主で無いと実行は不可能でしょう。

 

そんなお茶目なスティーブ・アルビニ先生のプロデュース作品もホームレーベルTouch and Goの縮小に伴い年々減少の傾向にあります。

特に今年は自身のお料理ブログの更新や、キム・ゴードンとサーストン・ムーアの破局メシウマしたりしてご多忙だったのか、数えるほどの作品しか手掛けていません。

しかしそんな時こそ質の高さにこだわった作品に携わっているのではないでしょうか。実際2010年のアルビニ録音作品も10枚前後だったのですが、The Ex - Catch My Shoe、Nina Nastasia - Outlaster、My Disco - Little Joyなど少ない枚数の割には良質な作品が多く見られたと感じます。

今年2011年は私の確認する限りでは7枚と、恐らく1990年以降最も録音作品が少なかった年だと思います。

だからと言っては何ですが、今年発売されたアルビニ先生の確認出来得るプロデュース作品をここで簡単に紹介していきます!

個人的に粒よりな作品も数枚あるのでアルビニ録音作品を意識してなかった人も是非ご覧になってください。

1,2,ファッキュー!!


The Gary - El Camino

テキサス州オースティンの3ピースバンドThe Garyの2nd EP。

テキサスらしい骨太なカントリーロックが意外にもアルビニ録音と好相性。

ベースの重低音とドラムのリズムがShellac風味で腹に響きます。

 

Let's Wrestle - Nursing Home

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ロンドンパンクバンドLet's Wrestle。

イギリスのバンドとは思えないくらい90sUSインディーズ・ロック・ライクな音楽。

Archers Of Loafとか好きな人にはオススメ。適度な脱力感が心地良い。

 

Senium - Such Progress

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今年デビューしたニュージャージーパンクバンドSenium。

個人的上半期ベストにもランクインしたニルヴァーナ風味なバンドの1stです。

バンドキャンプでフリーDL出来るので是非とも聴いて欲しいバンドです。

 

Azimyth - Azimyth

カナダバンクーバーパンクバンドAzimythの1stアルバム。

こちらもグランジ風味でどこか懐かしいものがこみ上げて来る様な音楽。

 

The Crooked Fiddle Band - Overgrown Tales

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オーストラリアシドニーのバンドThe Crooked Fiddle Band。

アルビニ録音今年一番の変わり種でしょうか?

バイオリンを主体としたフォーク、ハードコア民族音楽が入り混じったカオスなバンド。

これがなかなかかっこいい。アルビニ録音と相性どうなんだろって感じですがドラムの音がかなり強烈!ライブがめちゃくちゃ楽しそうなバンドです。

 

Sleepwalks - The Milk Has Gone Sour

またまたオーストラリアのバンド。こちらはブリスデンの3ピースバンドSleepwalksのデビューアルバム。デビュー作品プロデュース多いです。

良い感じにノイジーでグランジしています。アルビニ録音とも好相性。

今年プロデュースした新人はどれもニルヴァーナをリスペクトした様なバンドばかりでした。

 

Joan Of Arc - Life Like

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このブログの上半期トップを飾ったJoan Of Arc渾身の一枚。

特にもう説明はしませんが、アルビニ録音云々よりもJoan Of Arcの凄さが全面に押し出されたアルバムだと思います。

 

☆総評☆

同じ系統の新人バンドのプロデュースが多かった印象です。Senium、Azimyth、Sleepwalksとどれもニルヴァーナ風なハードコアバンド。グランジリバイバルでも狙っていたんでしょうか。最近録音するバンドを意識して選んでいる様な感じがします。

Touch and Goの縮小以来めっきり録音作品が減ったのは単に依頼が減ったのか、それともアルビニ先生自身が選別して減らしてるのか気になるところです…。

新人バンド3組のアルバムはどれも完成度は高いと思います。その分飛び抜けて良いと言うのはいませんけど。

Joan Of Arcのアルバムが最高なのは、ぶっちゃけあまりアルビニ録音の影響があるとは思いません。やっぱりメンバー本人たちの力による部分が強いですね。

個人的に今年のアルビニ録音作品で一番相性も出来も良くてイチオシなのがLet's Wrestleです。アルビニ録音独特の張り詰めた空気感と、Let's Wrestleのシニカルな脱力感は相反しそうなのに絶妙にマッチしています。尖り過ぎず、だらけ過ぎずでバランスのとれたアルバムで長く聴けそうです。

今年はShellacベーシストアルビニ先生と肩を並べるエンジニアBob Weston先生録音作品もリイシューを中心に充実していたり、ATPフェスの参加もしていたりでElectrical Audioスタジオ、Shellac近辺は結構色々あった様な気もします。しかしファンの希望としてはやはりもう少し録音作品を増やして欲しいですね。ハラキリゲイシャなお料理ブログも楽しいですがやっぱ音楽作品が一番です。それかShellacで来日して欲しい。あんだけブログでエセ日本食作りまくってるのに日本来ないのは勿体ない。と言うかあのブログの料理は完全にまともな日本料理を食ったことが無い勘違いガイジンの日本観イメージそのままなので来日してまともな日本料理食べて勉強した方がいいと思うマジで。

来年はアルビニ先生近辺はどうなるんでしょう〜。やっぱりTouch and Goの復活が強く望まれます。Shellacがもし新譜を出すとしてこのレーベル以外でどこから出すんだろうって思います…。

取り合えず1月のCloud Nothingsのアルビニ録音作品は楽しみです。なんとも意外な組み合わせ!2012年はどういう傾向の作品をプロデュースしていくのか凄く楽しみです。

 

一応最後にアルビニ先生のお料理ブログのリンクを貼り付けておきます。

お母さんの誕生日のお祝いを報告したり、使っているお皿が凄いオシャレだったりとアルビニ先生の意外な一面を垣間見ることができるのでファンの人は是非チェックしてみてください。

http://mariobatalivoice.blogspot.com/

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