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ビールOまえログ

2017-06-13

テープ起こし

原稿執筆のためにテープ起こし(というかデジタル音声を確認)してたら、蕎麦屋のお嬢さん(小学2年)の音声が。

あいつ、録音ボタン押したな!(笑)

2017-06-05 日焼け

浴室の鏡に映った自分の顔が黒すぎて、これは光源のせいもあると思うんだけど、ほとんどお猿みたいで笑えた。

これだけ遊べるならだいじょうぶ\(^O^)/

2017-05-21

会所越え・その4

まずはレベルに進むことを心がける。少し上方と少し下方に進む径が現れるのが一番手強い。大きな倒木があると、それを避けるために踏み跡が新たに作られたりしているようで、それらに迷わされつつ、でも、それらが正しい道のせいだからと信じていく。獣道との区別は、もう本当にきわどくて、急に上ったり下ったりしないことくらいじゃなかろうか?

そうこうしているうちに板小屋日向の尾根が超絶近づいたので、「ちょっと尾根に行ってみよう」と岡根君に言い、尾根の真上に行ってみた。予想通り、深山の趣のある尾根筋で、この尾根上を進むこともできそうだ。しかしそうもいかないので、尾根上から斜め下に下る踏み跡を探し、中ノ沢林道を目指すことにする。標高差は70か80、林道法面に出ない限り、もう完登(いや完降か)は濃厚だ。

斜面には間伐のためか木が散らばり歩きにくい。踏み跡をうまく利用しつつ下降していく。眼下に、木が途絶えた空間が見える。おそらくあれが林道だ。やった、成功だ。下ってきている岡根君に尋ねる。「林道出たらビール飲む?」「うん!」そして数分後、僕らは法面をバッチリ避け、中ノ沢林道に降り立った。峠から3時間。自転車を伴った会所越えは、おそらくこれが初登だろう。

少し林道を進んだところで休憩をとる。この分なら、しおじの湯まで走り込んでお風呂と生ビール!にありつけるはずだ。クルマをデポした折にチェックしたところ、しおじの湯の食堂は14時にいったん閉まり、17時から再開するらしいから、できればそれに間に合わせたかった。「閉まっちゃうくらいなら先にビールでもいいね」と岡根君は言っていたけど、これなら十分、お風呂に入ってからの生が味わえる。僕らはこの2日間で初めてギアをアウターに入れ(いやそんなことはないか、ぶどう峠の下りで入れたはず)、落石だらけの中ノ沢林道を下っていった。

ぶどう峠道に合流し、中ノ沢の集落を過ぎ、三岐の橋本旅館の前を通るころ、携帯が鳴った。もうすぐそこがしおじの湯だからと電話には出なかったけど、きっと伊藤さんに違いない。「うまくいけば12時には降りてる」と伝えてあったから……。

今回の山行を知らせてあった伊藤さん、それに上野村神田さんは、ちゃんと気にしてくれていたようだ。入山のときに神田さんに会ったら、すぐあとで携帯に電話が掛かってきて「その尾根だったら、左下にいい径が付いてるよ! 俺たちはジョウコウって呼んでる」と教えてくれた。ジョウコウという地名が気になり、帰宅してから原全教の「奥秩父研究」を読んでみたら、「大尾根に大きい岩巣があってジョウコウという」と書いてあった。やっぱりそうだ、僕らが通った径は、原全教が言及し、上野村の猟師が今も通る、会所越えの径に他ならなかった。

2017-05-20

会所越え・その3

すっぱり切れ落ちた斜面のトラバースを終えると、そろそろ前回の折り返し地点だ。小さな尾根状を回る区間に見覚えがある。ヤマレコのログをみると、まるまる200mくらい、道を外して前進し、あきらめて戻ることにした地点の下方50mほどに、正しい道があったことになる。

こういう歩き方をすると、GPSの有り難みを実感してしまうが、悔しいのも事実。地形図コンパス(と高度計)で現在位置がわかるはずと思っていても、尾根の上や谷の中でなく、斜面の途中にいると、位置を正確に知るのは難しい。この径のように、地形図の表記にない径なら、なおさらである。

ふたたびレベルに進み始める。板小屋日向の尾根がかなり近づくが、尾根に乗ることはなく、レベルながらやや下り気味に径は続く。周囲を見渡すと斜面の上にも下にも、同じ程度の太さの径が見え、不安なことこの上ない。しかし、先行文献によればこの先、ジグザグに下る区間があるはずなので、それを見落としたら一大事と、感度をマックスにしてルートファインディングしていく。

今回も小尾根の上あたり、どうも進行方向の踏み跡が怪しく、右下に切り返して下る径があるように見えた。「まっすぐかもしれない」と後続の岡根君に止まってもらい、右に下っていく。自信はない。自信はないが、これかと思う。次に左に切り返す地点を見定めるべく、緊張して降りて行く。このルートのキモは、「径は続いていると信じること」であると思う。果たして、後ろから来る岡根君が「これだと思うよ」と言う。前に一人、僕が歩いていることで明確になっているのか、それとも本当にこれが正しい道なのか。自分の勘を信じて左に切り返し、続いてもう一組、右、左ターンを切って、道の付き具合から「これが正解だったんじゃないだろうか?」と思えるくらいになる。古い5万図に見えるこの道の破線が、ほぼこんな感じなのも、ちょっとだけプラスに思える。

またレベルに進むようになり、ワイヤーが道を横切る。先行文献で読んだときは、どんな風になっているのか気になっていたが、斜め上から下へ、ハッキリと道を横切っている。これを見た時点で「オンルートだろう」と思えた。

続いて径は小尾根に乗った。板小屋日向の尾根かと思ったが、違う。コンパスを振ると正面に見えているのが目指す尾根で、径はその尾根の20m下くらいへと巻いていってくれなければ困る。しかしここからも難しかった。径は目指す尾根に乗る必要はないけれど、あまりにも踏み跡が入り乱れ、どれが峠道かわからないのだ。

もう林道合流まで1kmを切り、時間的にもなんとかなりそうだと踏んで、僕らは倒木が乱れ飛ぶ斜面の踏み跡へと進んだ。

(続く)

2017-05-19 会所越え・その2

ここからも別段楽な道のりではないが、道の痕跡が続くだけでも心理的に随分違う。常にレベルを心がけ、道をトレースしていく。道の左手、やや太めの木に最初の赤テープ。これは先月僕が付けたものだ。

道は目指す板小屋日向の尾根に乗りそうで乗らず、すぐ下を巻いていく。ときどき失いそうになるが、一度通っている道ほど心強いものはない。この先、ヘアピンターンがあるところまでほぼ1kmほど、道を失わないように進んでいく。空身で通ったときに比べ、自転車があると倒木の乗り越えがしんどい。右が落ちている斜面なのがわずかな救いで、右肩担ぎで切り抜けていく。ときどき枯死した笹ヤブを通るが、30cmほどの道幅だけは空間が空いている。獣道とは違う気がする、本当に「気がする」だけなんだけど。

レベルで進む方向に不安を覚え、「ここでターンだったっけ?」とオカネ君に尋ねる。彼はGPSを確認して冷静に「もう少し先」。僕のヤマレコは前回のデータを見ながら歩くやり方がわかっていないので、うまくラインを重ねて見ることができない。ただ、ターンするところのイン側の木にテープを巻いてあるはずなので、やっぱりここは違うと前進する。ちょい上とちょい下の両方の径が見えていて、一度通ったくせに不安なことこの上ない。本当にこの先、完登(いや完降)できるのだろうか?

しばらくで2個めの赤テープ。その先、径が小さな尾根を越えるあたりで右下に下る径が見える。赤テープ、ここが最初のタイトターンだ。

この区間は前回間違えたところで、右にターンし下っていくと、しばらくで左に切り返す。径の痕跡はかなり乏しく、五感を全開にして気配を感じとっていく。左ターンの先にもテープ。ターンはこの一組だけなのだが、見失うと、斜面すべてが道に見えてきて、かなりきわどい。

そして次ぎに来るのが第2の難所、トラバースだ。「振り子トラバース」みたいに素敵な命名をできないのがサイクリストの悲しいところだが、「え、ここ横断するの?」と言いたくなるようなきわどいトラバースが待っている。空身の時に手を使ったくらいだから、自転車を持って通過するのは……オススメできない(笑)。

(続く)