2012-02-09
41「報償の約束」
我々はただ勝利を得るだけでは十分ではない。この勝利の生涯を「終わりに至るまで」継続しなければならない。報償の約束は、常に勝利を得、かつそれを終わりまで継続し得る力が神の子によって与えられるという事を保証するものである。そして勝利を得た者には「諸国民を支配する権威」が約束されているのである。そして「主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』」(マタイ25:23)との約束が成就されるのである。そしてとりわけこの約束はテアテラ教会に非常によく当てはまる意義のあるものである。
当時帝国主義的野心を持った国が沢山あったが、ある者はその野心を達成した。また傲慢なローマ法王はいわゆる「キリストの代表者」として世界的至上権を主張する冒涜をあえて犯した。そして彼のこの主張はテアテラ時代において著しく功を奏するのであろうが、それは最初の時のように顕著なものではない。
そして一方主の名のために迫害され苦しめられ、かつ殺された者は「鉄のつえをもって諸国民を治め」る権力が与えられるのである。もし彼らが罪に打ち勝つならば、天の家族の世継となり、新天地を与えられ、キリストと共に彼の位に座する事を許されるのである。(黙3:21参照)このようにして聖徒はいつまでも滅びる事のない国を受けるのであるが、これに反し罪と絶縁しなかった者は滅ぼされるのである。(ダニエル7:22参照)
勝利者にはまた「明けの明星」が約束されている。この「明けの明星」とはキリストの事であり、忠実な者にとって与えられた尊い約束である。黙示録22章16節に、キリストは自らを指して「明けの明星」であると仰せられた。明けの明星は太陽のまさに上ろうとするのに先立って東の天に輝く巨星である。ペテロ第二の手紙1:19に「こうして、預言の言葉は、わたしたちにいっそう確実なものになった。あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって、あなたがたの心の中を照すまで、この預言の言葉を暗やみに輝くともしびとして、それに目をとめているがよい」とあるのも同一のものである。聖徒が目を醒ましつつ、長き夜を送るその期間、神の御言は彼らの行くべき道にその光を照らし、暗黒の中で彷徨うことがないようにした。そして明けの明星が彼らの心に出て、それが勝利者のものとなる時、彼らとキリストとの関係はいやがうえにも密接となり、彼らの心はキリストの霊をもってくまなく照らされ、彼らはその光の中に歩むのである。輝ける天の日が小さい群の行く手を照らし、永遠の世界よりの栄光の光線が彼らの軍旗を黄金色に彩るその栄ある日を待つのである。
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