「神秘的な力」

 「彼らの子孫は、もろもろの国の中で知られ、彼らの子らは、もろもろの民の中に知られる。すべてこれを見る者はこれが主の祝福された民であることを認める。」(イザヤ61:9)

 「贖いの計画には、人間の思いが理解することができない神秘、人間の知恵が説明することができない多くのことがある。しかし自然が、神の奥義についてわたしに教えることができる。一つ一つの灌木、実を結ぶ一つ一つの木、すべての植物は、わたしたちが研究するための教訓を持っている。種の成長に、神の国の神秘を読むべきである。神の恵みに和らげられた心に向かって、太陽、月、星、木、野の花は勧告の言葉を語っている。……
 自然に対する神の律法に自然は従う。雲と嵐、日光と夕立、露と雨、すべては神の監視の下にあり、このお方の命令に服従する。神の律法に対する従順によって、穀物の芽は地面を突き破る。「初めに芽、つぎに穂、つぎに穂の中に豊かな実ができる」(マルコ4:28)。実がつぼみの中に見られる。それは主の働きに抵抗することがないので、このお方は適切な季節にそれを発達させられるのである。……
 神のみ形に造られ、理性と言葉を与えられた人間だけが、このお方の賜物を感謝しないで、このお方の律法に服従しないのだろうか。……
 神は、わたしたちが自然から従順の教訓を学ぶことを望まれる。自然の書と記された言葉は、互いに光を投じている。両者は、わたしたちに神の品性とこのお方が 「働かれる律法を教えることによって、神をさらに知るようにするのである。」(教会への証8巻326-328)
 子供たちに神の奇跡の力について話してあげなさい。自然という偉大な教科書を学ぶとき、神は子供たちの心に深い印象を与えてくださいます。農夫は土地を耕し種をまきますが、種を成長させることはできません。人の力でできないことをするには、神により頼まねばならないのです。主は生命の力を種にそそぎ、それが生命へと芽ばえるようになさいます。神の守りをうけて、生命の芽ばえはそれを包む固いからを破り、発芽して実を結びます。……神が種のためになされる働きについて学ぶとき、子供たちは恵みのうちに成長する秘訣を学びます」。(家庭の教育47)



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