「キリストは律法を成就するために来られた」

 「わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。」(マタイ5:17)

 「神は諸国のための、価をつけられないほどの宝である真理の保管者としてイスラエルを選び、世と天使たちと堕落したことのない世界の前に、彼らがあらわすべきであった品性の基準として、ご自分の律法を彼らに与えらえた。・・・不従順と不実を通して、神が選ばれた民は、その律法に従うことによって発達させようと、神が計画しておられたその品性に、実際には反逆する精神を発達させた。彼らは真理から神の上書きを取りはずして、その上に自分自身の形と上書きをつけた。・・・・神の律法は表面上の形式の細かいこと―たとえば、食べる前に頻繁に手を洗い、また、なべや器を洗うこと―などによって埋もれてしまった。什一は庭にある香草にいたるまで要求された。このようなささいな事だけを表面に出す人々に対してキリストは、「・・・・それもしなければならないが、これも見逃してはならない」と仰せになった。
 あらゆる混乱をまねく騒音のような声のただ中では、人の心に霊感を受けた唇で語りかけ、一人一人にとって本当に大切な試金石となる真理を宣布するために天から直接来られる教師が必要となった。
 神が送られた教師として、キリストの働きは、神の律法についての真の重要性を説明することであった。・・・真理を神ご自身の律法の枠にはめ直すことによって、キリストはその真理を本来の天来の働きの中に置かれた。・・・この方は、神の教訓をすべての真理の源である神が承認された朽ちない真理、永遠に忠誠を尽くすべき真理としておいてくださった。・・・
 キリストは律法の正当性を、単にこの世の住民に証明するためだけに来られたのではなく、ご自分の生涯によって、神の律法の不変性を永遠にうちたてるために来られた。・・・(神は)魂の守りをご自分の保護に委ねる者を、決してそのままにしておかれない。イエスに対する彼らの愛のゆえに彼らを愛して、最後まで愛し通される。」(原稿125,1901年)


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