ああっ気まぐれな季節に

春一番の風とか...


 春という季節は、色んな物が変化して行くものです
柔らかな日差しの中でお昼寝していても、太陽が翳ると
たちまち肌寒くなるってしまうのは、たまりませんねぇ

雨雲が日を遮り、低く垂れ下がった空には、やがて
小さな水滴が、出番を待っていたかのように地上に
降り注いで来ます。


「あら?…雨だわ」
午前中の陽気に誘われてのお洗濯は、何時もながら
とても爽やかな気分にさせてくれるから大好きなのだけど
急いで取り込まなくちゃ、と彼女は縁側からサンダルを履くと
洗濯物がたくさん干してある物干し竿に手をやる

小さな飛沫の様な雨…

空を見上げて見ると、龍神が笑っていた
「悪戯が過ぎますよ 竜神さま?」
キッと睨んだ空…でも、何か微笑ましいのは何故でしょう


女神さまっに窘められて、大慌てで東の空へと退散する竜神
それに吊られて雨雲も付いて行ってしまった。


また日差しが帰って来た そして彼女の顔にも笑顔が…


悪戯なつむじ風 波紋を描くように踊る
ワルツの調べに乗って 流れる様に歌う
恋人のために 熱い紅茶を淹れましょう
わたしの思いも 共にして...


「あ、雨…降って来たのかと思ったよ」
彼は、雲が立ち去って行った空に手を翳しながら
「今日も良い天気…だよね?」
と、苦笑い

「ええ、とっても♪」
彼女が微笑み返して
「螢一さんっ 紅茶を淹れますから 待っててくださいね」



 悪戯な春の…  by belldan Goddess Life.



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コメントありがとうございます♪

>はくたかさん
 kohさんの作品をご覧になった模様、良かったですね(^^
リアルタイムで拝見している私ですが、今でも感動を覚えます♪
Kohさんのサイト…それは彼が決める事なので、何とも言えませんが
出来れば続けていて欲しかったのは私もです
連載中の小説もありますからね(苦笑)

私はKohさんのような素晴らしい作品は書けません
でも私なりの「ああっ女神さまっ」への思いがあるから
それで良いかと思ってます。
拙いお話ばかりなので、お目汚しするかもしれませんが...(苦笑


>シンゴさん
 ちょっと慌しい事になっている昨今です(^^;
オンラインの友人達とは、最近連絡取ってないですねぇ…と申しますのは
音信不通なんですよ〜レスポンスが無いものだから仕方ありませんねぇ
皆さん息災であられるとは思っているのですが、どうなんでしょうか
サイト放置は、実にギルティな感じです…が、人それぞれに訳があると
思ってますので...

そんな中で吉報があったのはスクラテスさんのサイト再開ですね
そこで彼の新作イラスト等を拝見しました。嬉しいですね♪

恋の季節〜新章」>まことに申し訳ない…ご友人たちの間で何が
 あったのはか存じませんが、ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m