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2017-05-25

[]5/20 第1回 メディアと表現について考えるシンポジウム 20:36

第一

(林)今回のテーマは自分の生きる現場はちょっと我慢すればよいと、後回しにされてきた簡単なようで難しいテーマ。受け手が発信者になる時代

(小島)バラエティ番組から「中年女性怖いと言って良い」というメッセージが伝わってないか。表現するときの選択・場所・文脈を今以上に意識するようにしよう。誰も傷つかない社会を目指して対話を始めよう

(竹下)事例紹介。うな子、アメトーク、ムーニー。企画側から表現の幅が狭くなった、口うるさい奴だと思われていると語る芸人もいる。この「分断」を乗り越える

(白河)事例紹介。うな子、「人気のある」碧志摩メグ、婚活ブック。炎上までは行かなくても女性が働いていないイクメンブック、女性が働いていないライフデザイン双六、母子だけが取り上げられるイクメンイベントの子育てパンフ。提案1、男女共同参画担当と協働。提案2、誰がチェックするか。

羽生)ママパパとして「子供に見せたくない」テレビがある。これはひどいんじゃないかと読者からメールが届くことも多くなってきた。子供のいじめで「笑い」を意識したものがある。テレビをまねしていないか。ネットの作り手として4回くらいクリックするとアダルトコンテンツが出てくるインターネットは「クリックすらできない」。男性が作ってきた文化だと思ってます。ネット空間では被害者はいつも女性で慣らされてしまう感覚がある。

(加藤)女性のエンパワメントを仕事にとしている。あらゆる人があらゆる場所で自分の可能性を安全な社会のもとで目指していけるように。2000年のミレニアム開発目標の達成を5年後に控えた2010年、それまでは表面になかった問題が出てくる。「文化的な意識と普遍的人権が近況関係にある場合、後者を優先すべきだ」。unconsciousnessな差別がある。これはダメではなくこれもいいね、なエンパワメントする社会をつくる。

(大澤)刑法性犯罪を変えよう!プロジェクトでは性や性暴力に関するすり込みを可視化するため、女性の魅力は性的なもの、痴漢を受け入れろなどといった発言を耳打ちされるなかで人はどのような選択をするのかというロールプレイを実施している。日本は性教育の代わりにコンビニのエロ雑誌、ネット上のアダルト広告、壁ドンは性犯罪ですよねトキメキますか? 性関係において相手の合意を求めましょう。親子、上司、友達、パートナーを通じた被害の再生産。黙っていることはこれに加担すること。どう声をあげれば会話になるか。(1)当事者が自分の経験、「なぜ」変えて欲しいかを伝える(2)具体的な変化を求める(3)共感の輪を広げる。周りの人と話して価値観、気持ちを伝えて「市民の声」へ(4)リアルな関係を構築し対話をする

(田中)長年メディアジェンダーが広告に対し取り組んできたことがオンラインの無法地帯で台無しにされている。インターネット上の批判されるCM、作る側は前向きに女性を捉えているつもりである。受け手はディストピア的現実を美化、肯定するためのイデオロギーと感じる。SNSは女性にとって主要な発話空間。「瞬間の君臨」瞬間的に膨張し、忘却される。かつては「私作る人、あなた食べる人」のようにスローだった。炎上CMに対しネトフェミ、自分はつらくなかった、などと語る人と時間をかけて対話する空間をどう構築するか。

(緑川)21条では一切の表現の自由を私たち一人一人が持つ権利として認めている。根拠は2つ、民主主義社会でコンセンサスを作り上げるため、人格形成と発展・自己実現。ただし、他者の権利との調整は必要最小限になされる。ここでは具体的な権利侵害が必要。セクハラパワハラは会社から見れば労務問題、経営問題。一般企業ではセクハラパワハラとされる事項が、バラエティ番組の制作現場では演出であるとして声を上げられないことはありうる。受け手が不快だ怒りがこみ上げる、これは具体的な権利侵害ではない。お互い表現の自由行使し合って違う価値観を主張する。理解と共感を求める議論を。

第二部

(林)分断、断絶という話があった。これまで対話が少なかったのではないか。笑いと暴力が近い関係にある、問題だと思いました。

(小島)自由は「あなたはあなたでいていい」ということだと理解している。ネットの個人アカウントの声も聴けば「そこにいていいよ」と力づけられるものでもある。表現とは発言の場を作ること。

(竹下)多様性、偏見に気をつける。制限があるからこそよい表現が生まれるのではないか。言っていいこと、悪いことが変わったならそれに取り組むのがプロ。むしろそこに自由を感じる。自由対立する概念でない。

(白河)メディアは男性社会。経済界の方が進んでいる。地方は女性が(議会などに)いない所は……。とはいえ女性がいればいい問題ではない。スポンサーの女性もいいと言っていました!にはダイバーシティインクルージョンがない。女性の中にも多様性がある。

(小島)「男ってこれが正解」に適応することが幸せでない人も多いと思う。女でもセクハラされている人は魅力がないと言う人もいる。男VS女でも世代論でもない。

羽生)(前発言からつなげて)多様性のない世界も多様性があるように見えてくる。マイノリティになると本来の自分が語りにくい。たとえばパパをママに変換すると、「とんでもない」文章ができあがる。

(竹下)heをsheに変えるだけで意識が変わる

(大澤)性暴力が起こる現場でジェンダー不平等がどれだけあるかのロールプレイを行っている。同意がないストーリーを同意あるストーリーに書き換えることが目標だが、それすら難しい。

(加藤)女性がかわいそうだから〜というトーンがこれまで多かった。これが男性への差別になる。男性も子供とかかわりたいのに! カテゴリーで考えない

(田中)教育が大事。女子大でジェンダー教育、デートDV、etcを教えているが自己防衛のための教育にしかなっていない。外の男性が多いサークルでは授業と全く違う扱いを受ける。

(緑川)「私作る人、僕食べる人」を見て絶対自立した人間になるため仕事を手に付けようと思った私だが、本当に男女は同じ権利を持ち、性別役割分担を克服できたか。誰から強制されたわけでもなく、社会の中でうまくやっていくために。自分の中の問題でもある。表現の自由行使することでいろいろな価値観の人と対話フィードバックをお互いにし、よい社会を作ることを意識していこうと思った。


第三部*1

Q.(次世代社会研究機構 西田)メディアこそ表現のプロでないと思っている。ビジネスの中で生きている。本日の感想として、論点を整理して話すのは学術の方だったと思います。小島さんのような方はまれな方で、枠の中でどう表現するか非常な努力がある

A.(竹下)枠があるからこそ芸術が生まれる。インターネットでは自分の名前で記事を書いている。FACEBOOKのシェアでは300あったし共感を得ている。(林)TVでは電波法の大きな影響があり、そこで暴力的なプロではない話が出てくることに対して問題提起

Q.実際、ムーニーCMを人はどう思っているのか。私はよいCMだと思った。

A.(竹下)素晴らしいという人が多い。オチでこのまま頑張りなさいというメッセージ、夫がちらっと映ることで批判された。(小島)宝物になるから我慢しろというメッセージを受け取った人もいる。

Q.そういう人もいるから中止というのはやりすぎでは。

A.(小島)炎上したことでとりやめるのか、続行するのかは企業に委ねられている。(竹下)ムーニーはとりやめなかった。じゃあ皆さんの意見を聞きましょうという印象を受けた。

Q.製薬会社のコンプライアンス担当です。巨大な敵として「笑い」が出てきた。私の息子もyoutubeを浴びるように見ている。いわゆる優等生でない人にも伝わるようなコンテンツが必要ではないか。

A.(白河)ナインティナインがやってる婚活番組を元にした地方自治体のイベントがあり、元ネタでは男性が女性のところへ行くものもあるがイベントではんそうではない。TVの影響は大きい。

Q.TBSラジオリスナーです。マスコミで働いている人が自分で「マスゴミ」と述べる環境って……。

A.(小島)たかがTV雑誌、されどTV雑誌。プライドや責任と、たかがTVだ高をくくる、この二つの気持ちが対立するなかで「これくらいならいいだろう」と思うところに小さな暴力性がある。

Q.ライターです。マイノリティは発信者になれない。出演者はある種の力を持っている人。

A.(林)声を上げない上げられない多くの人を自覚しながらシンポジウムを企画していくべき。それでは最後に140文字いないで一言ずつお願いします。

(小島)笑いは本当はいろいろなものをつなげるためにある。

(竹下)私が育児休暇を取ったときに妻の尻に敷かれたのかなどと言われた。マジョリティも、もしかしたらマイノリティになる瞬間があるのかもしれない。

(白河)笑う方が権力を持つ笑いっておかしい。性教育が壊滅している。

羽生)発信者と受け手の分断はそこまでひどくはないと思っている。ネット上の炎上は(企業に)届かない。本当に意見がある場合は実名を出して意見を頂ければ。一週間かけて取材するなど、取り組みを積み重ねていきたい。

(加藤)いろいろ違う意見を聞く場が東大で行われたのは素晴らしい(笑)年いってる人間があきらめていることも、連携すればできる時代になった。

(大澤)悪いコンテンツを変えるだけでなく、良いコンテンツを盛り上げることも大事。どういう声があったら行動を変えられるか?こういう風に思うことを発言することが大事。

(田中)同世代の男性は育休を取ることが多くなった。女子大でも良妻賢母を作る教育からいかに自立するかの教育へと変化している。

(緑川)発言できないマイノリティという現実がある。しかし、マイノリティはずっとマイノリティなのか。権力を持っていた人も時代が変われば権力を失いこともある。家の中、職場の、学校の関係etc、立場はある時点で変わることがある。違ったたちがからは別の視野で見ることができる。考え方が違うことを認めながら根気強く話を続ける。

(林)多様性を実感できる場所が少なくなっている。

Huffpostでシンポの記事が公開されています。 => こちら

*1:回答者に自信がありません

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2017-05-02

[]ビデオカード交換 23:03

CPU AMD Ryzen R7 1800X
MEM DDR4-2667 8Gx2
MB MSI B350 TOMAHAWK(BIOS 7A34v14)
GPU AMD Radeon R480 4G
SSD PLEXTOR PX-512M8PeG
OS Windows10 Creators Update

ゆめりあベンチ 640x480 それなり 223010

Rewrite ちはやローリングWE 1842468(沖縄->八戸)

Cinebench R15.0 OpenGL 111.72fps CPU 1619cb CPU(Single Core)150cb

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2017-03-31

[]児童ポルノに対する態度を分類しようと思う 23:05

禁止派

childhood(という概念)の保護
児童の人格、もしくは肖像権に対する侵害を防止
チャイルド・マレスターの養成防止(弾丸理論)
社会の意識醸成(新・強力効果理論)
児童虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めるVer)
児童虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めないVer)

擁護派

児童の性的な部位に特段の保護を認めない/芸術無罪
児童の性的自己決定権
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2017-03-19

[]セックスワーカーの安全、健康、権利 ―― オーストラリアアメリカの運動から ―― 23:39

Mish Pony

Scarlet Alliance

職員がsex worker(過去そうだった、を含む)*1 個々の州の活動を国レベルへとつなげる活動を行っている。オーストラリア売春が非犯罪化されている州もあれば刑罰が課される州もある。

Criminalization / Licensing / Decriminalization

Criminalization。sex workに関連すること、たとえばsex workで稼いだ金で生活することや、sex workが行われる場所に立ち入ること、コンドーム所持なども禁止される。

Licensing。合法/違法が細かく設定される。コンドームを付けない性行為は違法であるとか、手袋を使わないマスタベーションは違法であるとか、住宅街の売春宿はNGとか。三ヶ月ごとに性感染症の検査を行っているが、頻繁に検査することが感染率を下げることにはならない

Decriminalization。上二つで警察の腐敗が起こっていることもあり、非犯罪化を求める。"Kirby Institute - Law and Sex wroker Health Study" 3モデル(Criminalization, Licensing, Decriminalization)の比較。非犯罪化した地域はsex workerの健康・権利を向上させるプログラムに対するsex workerの警戒心が和らぐ。非犯罪化したからといって性産業が増えるわけではない。*2 アジア系などの移住者を含め、sex workerの性感染症の感染率は一般女性より少ない。売春宿が住宅街にあっても影響はない。2015年2016年に規制すべきかを再検討したが、非犯罪化を据え置いた。

Trafficking

政府の物差しで「人身売買」をサポートした人が逮捕される。反人身売買キャンペーンは人身売買を過大に扱っている。実際の人身売買の規模は小さい。オーストラリアで人身売買の裁判は13件、その中で騙されて働かされた人は1〜2件。対処としては(売春の)非犯罪化がよい、警察に駆け込みやすい。"TO STOP TRAFFICKING -DECRIMINALIZSTION-" 英語が話せないため違法な環境で働いていると思われているが、移住者に対するアンケート結果では生活に満足しており、非移住者と変わらない結果が出ている。*3 自分でVISAを取った人が1/4、誰かに間に入ってもらった1/4の人は第三者に借金している。英語を話せないため、必要とするサービスを受けにくい

LGBTQ workers

レズと表明して働くとはどういうことか――差別解雇――カムアウトは難しい。数は少ないが積極的に運動に参加している。

Peer Education Training

仲間内で性的に健康であるためにはどうすればいいか、税金の支払い方、性産業から出て行くにはetcを教える。UNや政府からもbest practiceだと言われている。12ヶ月以上の経験を持つ者をEducatorとして認定表彰する仕組み。

Carol Queen

私たち一人一人が個人の快感を持つ権利と責任を持つと思っている。自分が許容できる範囲のものを、共感できるパートナーと、合意のもとで、何をしたいかしたくないかを明確に、どのような選択肢があるか調べる権利を持ち、性的な情報を知る権利がある。*4

sex positive

アメリカだと"Oh! Yeah! Love Sex!!"という人が多いが、そういうことではなくsexに関する多様性、Normalはないということ。自分と違う性的好奇心の人を批判・評価することではなくその逆、自分がどう考えるかに気づき自分でコントロールできる状態。私たちが住む文化についてcriticする力を持つ。sex negativeな社会では性的好奇心を持つことできず、クィアな人が自分らしく生きられず周りの人から尊重されることができなくなる

sex work, agency, porn

sex workとは、物やお金の代償としてsexやsex entertainmentを提供すること。自らが決断し、決断したことを実際に行うことができる状態をagencyと定義する。Pornは批判され議論されることが多いテーマ。セックスを見れること自体がショッキングな人もいれば、自分のセックスのやり方・自分が好むやり方でない時に不快感を覚える人、sex/genderの見え方が好ましくない/親密さが欠けている、ステレオタイプだと言う人、ポルノを見ている人が性的興奮を覚えること自体がいやな人も。ヘテロセックスがほとんど。昔は金のために作っていたが最近は変化が見られる。ポルノの定義を一つにまとめることは難しい。性的ファンタジーをサポートする方法の一つとしてのポルノもあれば、社会的教育的課題に向き合うものも。ポルノのほとんどがジェンダーステレオタイプを使っているが、すべてのポルノがそうではない。ポルノ産業に関わる人もいろいろ。露出したい人、金のための人、性的な冒険をしたい人、パートナーを喜ばせたい人。主流のポルノでは無理矢理やらさせる人は少なくなったがスマートフォンで誰でもポルノを作れるようになった。

feminist pornography

ポルノに現れる人がagencyとしてポルノに出ているか」自分がしたくないsexに対して嫌と言えるか。安全な、自分が選ぶ手段で撮影が行われるか。このような関心に基づいて作られているのがfeminist porn。feministとpornが切り離されて使われてきた歴史から注意して使われる言葉。feminist pornの制作者はfair tradeにかぶせてこの言葉を使っている。女性がポルノを楽しむことについて重きを置いている。他のポルノと比べてperformerがどのような交渉を行ってポルノに出演したのかが撮影される。

ポルノに出演する人だけでなく、ポルノを見る人にもステレオタイプがある。ポルノはマスタベーションを連想させる、これがポルノに対して不快感を覚える要素の一つである。ポルノは主流社会ではメジャーでない、たとえばゲイがサポートを受ける場所でもある。ポルノ性教育になりうる――あたかもポルノがsex documentaryであるかのように語られることもあるが、もちろんポルノメディア産物。performerはアスリートみたいなもので、休みの日にはカメラに映るものとは全く違うsexをパートナーとしている。メディアリテラシーが必要だ。ポルノ性教育として扱うことは、カーレースを教習所の教材として使うようなものだ。

trafficking

人身売買はすべてsex workという見方をしてしまっている。異なるものとして扱うことが必要。強制されたsex work=>traffickingではない。性売買ではないtraffickingもある。国際レベルのanti-traffickingを訴える人の中にはtraffickingをより広くとらえて、ある地域から別の地域に移って働くことをtraffickingとする人もいる。もちろん誘拐や騙されて移動した人もいるが、移住を自分で選んだ人もいる。その区別をすることが必要。元々住んでいた地域ではsex workが認められないため、白い目で見られない場所に移住してお金を稼ぎ、出身地に戻って家を買うようなケースもある。sex workはworkである、というのは大事だ。

Q&A

Mish Pony

非犯罪化が取るべき第一のステップ。そのためには世間を教育しなければならない。そのためにメディアを使う、メディア業界の中にサポーターを作る、NGO特に党派がない所にサポーターを作る、リサーチと証拠に基づいたことを話す、相手の興味を引く話をする。

スウェーデン・モデルはsex workerの周囲に犯罪化が起こり、たとえば買春者を捕まえるために警察がsex workerを監視するようになる、果てはアングラ化。sex workerは被害者という考え方が根幹にある。sex workをやめても他の経済活動に移れるわけでもないので意味がない。

sex workやりたくない人を助けたい人は就労斡旋をするべきだ。

Carol Queen

同意を実証するのは難しい。Noと言っていなければOKと勘違いされている。ポルノが合意に取り組もうとしているのは「performerは同意していないだろう」と思われてきたから。

従軍慰安婦は世界中のsex workerが関心をもつ問題。個人がどれだけagencyを持っていたのか、様々な要素が絡んだなかで考えるべきで、拉致の有無のみに注目することに意味はない。経済的問題がなければsex workはなくなるという人もいるが、白黒を付ける考え方は有効でない。実際に経験した人に聞いて、どうすれば(agencyがない状況を)解決できるか考える。

アメリカでは児童ポルノを防ぐためIDや契約書へのサインが必要。業界としては、仮名や匿名でやりたい人もいる。日本のAV出演強要の話は同意がなかった場合のシチュエーションが法を変えるために使われている。

小児性愛に対して、どうやって子供への害を防ぐのかが主流の考え。セクソロシストとしては医療的介入は効果がなく、行動療法が有効なのではないか。欲望をファンタジーで解消させ実際の行動を防止する。たとえばペルソナ*5、大人が子供のふりをするポルノの分野もある。

*1:オーナーがいると労働条件向上など言いづらいし、オーナーのための運動と思われるから断っている

*2:何故かはよくわからない。人が増えすぎると一人あたりの稼ぎが減るため離れる人も出てくる、などが考えられる

*3:アンケートの7割は移住者、残り3割は比較のために非移住者

*4:ここらへん早すぎてメモが追いつかなかった

*5:カッ

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2017-03-16

[]雑誌カバーに関する考察 18:21

厳格審査基準を適用すべき

青少年健全育成条例(以下、条例)は未成年の知る権利(=精神的権利)を犯しているため、厳格審査基準を適用すべきであるとする考え方である。この場合、「過度に広範な規制の禁止」「明白かつ現在の危険」「目的を達成する上でより制限的でない手段が存在しない」が適用される。後者2つについては危険性が明白であるとはいえない、青少年の健全育成を達成するためには性教育を行えばよいなどの反論が考えられる。

この考え方に立つ場合、条例そのものが違憲であり、条例の規則を前提とする雑誌カバーも認められない。

緩やかな審査基準を適用すべき

営利言論であり青少年の健全な育成に有害であることはが社会共通の認識になっているから、条例は「目的を達成する上で合理的である」ため合憲であるとするのが岐阜県青少年保護育成条例における最高裁判決主文である。また、伊藤裁判官補足意見によれば、青少年の知る権利を認めながらも青少年は判断能力を十全に満たしていないため成人と同等の知る権利を保証される前提を欠き、厳格審査基準より緩やかな基準で適用されるべきであるとしている。*1それでは、緩やかな審査基準を適用した場合、雑誌向けカバーは合憲だろうか。条例は成人の権利を侵さないことを暗黙の前提としているため、まずはこの点について考察しよう。

表紙は成人が雑誌を購入するか否かを決める際に参考とする営利言論と解することができる。旧来の枠組みで言えば、営利言論は政治的言論とは異なり経済的自由を求めるものであるため、緩やかな審査基準が適用される。条例が合憲であるもとでは雑誌カバーも「目的を達成する上で合理的である」と理解さえうるであろう。新しい枠組み、セントラルハドソンテストでは「政府の主張する利益が実質的か」「政府による規制がその利益を直接的に推進するものか」「政府による規制がその利益達成のために必要である以上に広汎ではないか」を審査する。雑誌カバーは青少年の健全育成を間接的に推進するものであり、対象は少なくとも現状の「有害」図書と同程度に収められるべきであろう。特に2番目の理由により、セントラルハドソンテストには通らないだろう。しかし、ここで問題を更に複雑にする要素がある。雑誌カバーを容易に外すことができる場合、それでも成人の知る権利を侵していると言えるのだろうか。*2むしろ出版社の経済的自由を脅かしていると言うべきではないだろうか。

ここで私は雑誌カバーを合理的に解釈する方法を一つ挙げてみようと思う。それは「雑誌カバーは区分陳列の一種である」という解釈だ。たとえば東京都のガイドブック*3によると区分陳列の例として「間しきり、ついたてなどで陳列場所を隔離し、入り口に青少年制限の掲示をする」というものだ。容易に外すことができる場合に限るが、雑誌カバーはこれと同等の機能を果たすだろう。

次に、未成年を対象として雑誌カバーが「目的を達成する上で合理的である」か否かを検討しよう。条例は青少年の健全育成を促すために「有害」図書を読ませないという手段を用いている。条例によっては成人が未成年に「有害」図書を見せることを手段に反することとして禁止し、罰則規定を設けている。表紙が雑誌を購入するか否かを決める際に参考とするもの、未成年を誘因するものであるとすれば手段に反すると言える。ただ、前者ほど直接的ではなく「有害」とされる箇所を見せているわけでもない雑誌カバーを「目的を達成する上で合理的である」とする根拠は弱いだろう。なにしろ誘因された未成年は既存の条例により「有害」図書を購入できないのであるから。しかし、積極目的規制の下では著しく不合理とまでは判断されないのではないか。

グレーゾーン誌について

ここまで私は「有害」図書を対象とした上での雑誌カバーの合憲性について検討してきたが、昨今、カバーをかけるか否かの対象とされている雑誌はCVS販売されているグレーゾーン誌であり、表示図書(=条例の規定により常に「有害」図書であるとされる。ただし東京都除く)ではない。とはいえ、包括指定を採用している道府県において――基準が厳しい地域はなおさらに*4――グレーゾーン誌を「有害」図書として扱うことには一定の合理性があると考える。もちろん、条例の枠組みからは「有害」図書ではないものを対象にすることは許されないことは言うまでもない。*5

ところで、グレーゾーン誌は「有害」図書ではないと主張するのであれば、書店がグレーゾーン誌を表示図書と同様に18禁ゾーンに配列することを批判し、また、都条例で指定を受ける頻度が高いレーベルと同様に一般コーナーに配架すべきであると主張すべきではないだろうか。*6また、CVSを含め18歳未満にはお勧めできない、こともない雑誌を「18歳未満の購入はお断りします」扱いにするのは出版社の経済的自由を脅かしてはいないだろうか。*7

総括

本稿では青少年健全育成の観点のみ扱ったが、雑誌カバーを実施すべき理由としてよく「見ない権利」や「親が子供に性教育を行う妨げになる」などの理由が挙げられる。これらの観点については頁が尽きたためここでは取り上げない。*8個人としては、容易に外すことができるという前提の下、予め条例を改定するという手続きを踏んだ上であれば雑誌カバーは違憲ではないと考えていることを申し述べて終わりとさせて頂く。

[]キミに眠る俺の罪 23:47

まず、条例第7条を再確認しよう。

  • 一 著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるもの

次に、条例第8条第1項を再確認しましょう。

  • 一 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、青少年に対し、著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの

次に、条例第8条第1項第1号および第2号の要件を整理しよう。施行規則*9より

第1号

  • 一 著しく性的感情を刺激するもの 次のいずれかに該当するものであること。
    • イ 全裸若しくは半裸又はこれらに近い状態の姿態を描写することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ロ 性的行為を露骨に描写し、又は表現することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ハ 電磁的記録媒体に記録されたプログラム電子計算機等を用いて実行することにより、人に卑わいな行為を擬似的に体験させるものであること。
    • ニ イからハまでに掲げるもののほか、その描写又は表現がこれらの基準に該当するものと同程度に卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。

第2号

  • 一 性交又は性交類似行為(以下「性交等」という。)のうち次に掲げる行為を、当該行為が社会的に是認されているものであるかのように描写し若しくは表現し、又は当該行為の場面を、みだりに、著しく詳細に若しくは過度に反復して描写し若しくは表現することにより、閲覧し、又は観覧する青少年の当該行為に対する抵抗感を著しく減ずるものであること。
  • 近親姦
  • 三 一、二の電子的記録

なお、以降は盛大にネタバレするため、気にする方は読まない方がよいでしょう。

続きを読む

*1http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/356/050356_hanrei.pdf

*2:仮に成人の知る権利を侵していないのだとすれば、同様に未成年の知る権利もまた侵していないことになるだろう。

*3http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/about/pdf/poster-leafret/aramasi2016.pdf

*4:例えば、あきそらを「有害」指定する自治体など

*5:堺市はCVSとの個別契約であると主張しながら、カバーには「有害」図書であるとの記載があり、矛盾している

*6:「18歳未満の購入はお断りします」の注意書きなしに1階にグレーゾーン誌を置いていた秋葉原の某店は勇者だと思う

*7:尤も、書店やCSVグレーゾーン誌を18歳未満には売らないという経済的自由もまた認められるだろう

*8:ぶっちゃけ、ここまで書くのに4時間くらいかかっているから疲れた。

*9http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1013367001.html

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