おやじ東京 子どもを取り巻くメディアと情報について考える会(質疑応答)

(櫻井氏)18歳未満に書き込んであるものに限る。3号ポルノであっても、被害者のトラウマの対象であれば児童ポルノ法の定義で問題ないのではないか

(櫻井氏)漫画家協会の声明について、まんが一般を否定しようとしているわけではない。ただし、お見せしたような小学生であってもやってみればぬれて入るといった、強姦されても最後は気持ちよくなるんだといった、兄弟でも愛があればセックスしていいんだといったものは「規制対象」

(櫻井氏)過剰な規制とあるが、条例上に根拠のないことはやらない。あくまで区分陳列。すでに区分陳列されているもののなかで大人がきちんとファンタジーとわかって読むのはOK。子供が見ることがある可能性はNG

(中井氏)今回の参院選で国会議員になられた方に改めて訴え始めている。今年5月に政府の犯罪対策がまもなくまとまるというので緊急アピールを訴えた。報道機関の一部が一生懸命追いかけてくれた。国会は今アレんじゃので、国会が落ち着いてから

10月にアピールかけていきたい。

(中井氏)G8でも児童ポルノという用語について議論があった。「性的虐待の現場写真」は長い、報道にのりにくい。日本の法律用語、世界の定義にもなってしまっている。仕方がないから用語としては使い続けようという話になった。あくまでワーストオブワーストの児童ポルノへの対策がファースト・プライオリティ

(中井氏)国際会議で実存しない児童についても話があった。海外ではモーフィングが問題になっている。マンガは日本ほどポピュラーではない(から話にならない)。モーフィング画像は頭は子供、体は大人、全体としては存在しない存在だが、総体としての子供の権利、尊厳を侵害している。

(中井氏 マンが規制としては都がするゾーニングにとどまらないものか?という質問に対して)そんなことは一言も言ってない。具体案はない。昨年の通常国会での議論でわれわれはマンガ、アニメも規制対象にするキャンペーンをした。具体的にどう
いう法律でやるのが適当か。実存する子供の保護についての法律が児童ポルノ法。実在しない子供につじて片付けるのは不適切ではないかという指摘があった。

(赤坂氏)漫画家の人たちに直接話ができず残念。日々男女が被害に遭っているのに法律じゃ間に合わないから規制。まず一歩を踏み出してほしい

(尾花氏)規制して大人が手を抜くのが最悪で、規制して取り上げて教えなくていいで手抜きになる流れになってほしくない。規制がなくてもすむように子どもと歩み寄る。色々な地域でアジリテーターがいるが、子供になりすまして子供にアクセスすることを教える人たちがいる。子供がどんなことしているか実感してという姿勢だが、子供を犯罪者扱いして指導員がスパイ行為をするのはどうか。なりすましダメと言っているのに大人がなりすましするのか。ケータイを見せない娘には「見せろ」と言えばいい。見せない子供にはケータイ渡すな。子供に料金を払わせるのはまずい。使い方が行き過ぎたらケータイ止める、お使い減らすぞと会話することで子供と親の間にある山を崩していってほしい

(櫻井氏)条例改正案はマンガだけが取り上げられて、しずかちゃんのパンチラがダメだとか。議論が拡散して都が何がやりたいか伝わらなかった。実際に書店に置いてある本、その状況だけでも考えてほしい。その機会を与えていただいてありがとうご

ざいます。