2012-02-14-火 出版社売ります 
出版社がヤフオクで売りに出ている入札終了日時は2月14日の午後3時22分。まぁ、入札はないだろうが、念のためにウォッチリストに入れておいた。終了日時の15分前にメールがケータイに来た時には入札はなく、そのまま終了すると思われた。
ところが、終了直後に見ると、3時16分に100万円の入札があって、成立してしまっていたではありませんかっ。
出版社(トーハン、日販、取次、各社口座付)売ります。http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e123446823
商品の状態が中古で、返品不可が泣かせるところなのだが、権利譲渡なので債務が一緒なのか、あるいはもう出版活動をしていない休眠口座であることも考えられる。以前、内輪で聞いたことのある相場よりは安いように思われるが、よくぞ入札したものだと変に感心をしてしまった。
それにしても、落札者は出品者にサイトから質問をして、その後、直接、メールでやり取りしたのだろうか、サイトからだけでは取次との条件である正味、支払いサイトなどまったくわからない。
もっとも、入札者が新規であるので面白半分に入札したことも考えられるし、もっと疑ってみれば出品者の自作自演である可能性もあるだろう。入札者のIDは途中までしかわからないようになっているが出品者はわかるので、今後、ちゃんと成立したのかどうか、評価欄をチェックするようにしたい。
思ってみないことに時間を取られてしまったので、やっと今日、『本の雑誌』の最新号を入手することができた。
- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2012/02/09
- メディア: 雑誌
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
目次 http://www.webdoku.jp/honshi/2012/3-120130121405.html
京都に行く直前に配本されたはずなのだが、行き違い(?)で手に入れられず、やっと読むことができます。
2012-02-13-月 予想外の… 
眠い、眠すぎるとまたも10時間ほど寝てしまったのだが、起きてメールをチェックしていると、「Googleアラート」からものに目が留まった。キーワードを登録しておくとGoogleが収集した情報で該当するものが含まれているとメールで知らせてくれるサービスなのだが、まだ精度はそれほど高くはないが、たまにドキッとしたものがある。
今日知ったのは、出版社がヤフオクで売りに出ていたことだ。各取次と取引ができる口座付のようだが詳細はわからない。金額もわずか100万円となっていた権利譲渡だから、負債も一緒に付いているかもしれないと思いながら、軽い気持ちでTwitterでつぶやいてみた。
そうしたら、コメント付でリツートされると(ほかの人が転送すると)、返信することもあるのでケータイメールに知らせるくれるような設定していたら、その数は軽く50を超えた。コメントを付けない公式リツイートも半日で200を超えている。今までは合わせてせいぜい40くらいが最高だったのにだ。なんでこんなにリアクションがあったのかわからない。
このブログもそうだが、ひそかにひっそりとわかってほしい気持ちが強いので、今日みたいなことになると、かえってストレスを感じてしまい、消耗するところがある。しかも月曜日なので、バタバタしていたから、気にしているうちにずれ込んでしまって、一段落したころには新刊書店は閉まっている時間になってしまった。
しょうがないので、午前0時まで営業していて、先週のブ活動で、『ブレイク全著作』『柳宗悦全集』などを抜いたブックオフの店舗に寄った。同じジャンルのものがストックされていて、出てこないとも限らないからだ。一巡してなさそうだとあきらめかけたのだが、なぜかルポ・ノンフィクションのところにこの本があった。きっと、同じ人が売ったものだろう。
- 作者: 水尾比呂志
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1992/05
- メディア: ハードカバー
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
同じジャンルのものなのに、ブックオフではちがうところに並ぶから油断ができない。ルポ・ノンフィクション棚からもう2冊、選んだ。こちらも各105円。
- 作者: 大竹秀一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1986/04
- メディア: ハードカバー
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
※3年ほど前にちくま文庫に入ったが、文庫なのに1000円近かったのであきらめてしまったが、状態の良い単行本が105円であれば買ってしまいますね。
- 作者: ウーヴェリヒター,Uwe Richter,渡部貞昭
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/07/26
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
※ここ数年、文化大革命や天安門事件を読んでいるから手が伸びました。
帰ってきて、睡魔に襲われながら1時間ほど京都のまとめを進める。
2012-02-12-日 余韻に浸って 
予定通りに昨日と一昨日、京都に行ってきました。晴れたり曇ったりの空模様でしたが、風がなかったので事前の予想よりは寒くは感じず、バスを駆使しながら市内を回ることがきました。
10日のガケ書房でおこなわれた蟲文庫の田中美穂さんと古書善行堂の山本善行さんのトークは、あらかじめ『わたしの小さな古本屋』を読んでたくさんの付箋を付けていた山本さんが質問をして、田中さんが的確に答えていくような進行となりました。お客さんからの買い取りのなどの話などで共通するところもあって、盛り上がりました。
山本さんは、風邪のために咳き込むのを不安がっていましたが、はじまってしまえばトーク1時間+質問コーナーでは足りなかったくらいで、もっと話を聴いていたかったほどです。
11日は、古書店ではあまり買えなかったのですが、恵文社一乗店の観光名所としての集客力の強さが印象に残りました。正味25時間ほどの滞在時間でしたが、何度行っても京都は良い、と改めて思いました。
今日は、高円寺・西部古書会館の「大均一祭」に行く予定をしていましたが、疲れが出て(歳のせいだっ)、二度寝、三度寝をしているうちに昼を過ぎてしまい、行くのをあきらめてしまいました。体力は回復してきたので、これからまとめに取り掛かります。
2012-02-09-木 心はすでに京都です 
また寒くなってきた昨日は、こってりしたラーメンが食べたくなって、帰りに途中下車。しっかり、ブックオフに寄るもまったくかすりもせず。雨の前後は買い取りが減るのか、品出しがないせいでアルバイトがヒマそうだ。大きめの書店があるところなので、ひょっとして月刊『みすず』があるかもと期待をして探したがなかった。こうなったら、京都で買おう。代わりに1月に出た新刊で、ちょいと気になっていたものを買うことにした。なくなってからかなり経つが、『噂の真相』世代なんですよね。
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
- 作者: 川端幹人
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/01/05
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 80回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
目次など版元の紹介ページhttp://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066459/
明日は午前5時には起きて、諸事雑用をこなしてから京都に向かうことになるが、ガケ書房の田中美穂さんと山本善行さんのトークを聴いた翌日の11日には、市内を回ろうと思っている。5年連続で8月の下鴨清涼古本まつりに参戦しているが、最近はすぐ後に大阪や神戸に向かっているので、駈け足になり気味。だから、1日ぶらぶらしながら回るのが楽しみでもある。
『月刊京都』去年6月号の特集「古書の楽しみ方」には、地図が載っているので回る順番を考えながら、三月書房をはじめとした新刊書店もいつか寄ろう。真冬の京都は寒いだろうなぁ。
2012-02-07-火 天民から定明へ 
不思議なもので、時間に追われていると意外と読書が捗ることがある。試験勉強のころからのことなのだが、現実逃避したくなればなるほど読むことに身が入るところがあるのだ。
さすがに完徹したころは『彷書月刊』のバックナンバーで大逆事件のところを摘み読みするくらいだったが、その後に、海野弘さんの『花に生きる 小原豊雲伝』(平凡社)を読み終わっている。三大いけばな流派のひとつ小原流の三世家元の評伝。海野さんの興味の広さにただ驚くばかりだったが、未読作品は山のようにまだあるぞ。
佐藤清彦『奇人・小川定明の生涯』(朝日文庫)も読了している。このブログで買ったところまで書いたので、ちょっと詳しく触れてみることにしよう。松崎天民と同じく、明治、大正の記者であったことから興味が湧いたわけだが、予想以上の大物ぶりだった。
思想家、三宅雪嶺 が主宰した『日本之日本人』大正10(1921)年9月20日号の特集「現代人物一百人」では、宮武外骨のところで南方熊楠、外骨と並び小川定明が三奇才兼三畸人として記されているほどなのだ。
小川定明は『大阪朝日新聞』や『大阪新報』などで、日清戦争、マニラの米西戦争、日露戦争の従軍記者として、死線をさまよいながら活躍している。一方で、つつもたせの被害にあったり、文字通りの1号新聞の編集総括者になったりと、大物ならではのエピソードにもこと欠かない。
ではなぜ名物記者といってもいい小川定明が忘れさられた存在になってしまったか。著書が晩年の『新聞記者腕競べ』(須原啓興社)1冊だけで、天民とちがって、自分を語ることをしなかったことも大きいのだが、新聞記者を辞めた後の生き方と密接に関わっていることが読んでいくとわかってくる。
記者から突如、半井桃水の斡旋で、千葉県成東町の鉱泉旅館の下男、晩年には北海道・小樽の孤児院の小使になり果ててしまっているのだ。ふつうに考えれば、落ちぶれた晩年となるのだろうが、実際には旅館や孤児院では参謀のような役割を果たしていて、小川定明は自ら望んでなっている。
だから余計に晩年の行方がつきとめることが難しいのだが、本書がスリリングであるのは、少ない資料から関係者の縁戚に辿りつくところだ。読み終わってみれば、茶目っけもある人柄が浮かび上がってきた。
