2006-11-19 雑記の巻
■[小ネタ]【観光地】(紅沢たつきち商店版『悪魔のふむふむ辞典』より)
観光を目的とした人々がどこからともなく集まってくる特異点。一般的に地元を代表するような場所ではあるが、地元の誇りとなるような場所ではないことが多い。自分の誇りを赤の他人に土足で踏みにじられたい人は少ない。
■[日記]というわけで
先日、『徳川園』(愛知県名古屋市の日本庭園 徳川園)にいってきました。ここのところ徳川づいている、という気がしないでもないですが、気のせいですので。徳川づいてなんかいやしませんので。鯛の天ぷら食って死んだ狸のお話ですか? 尾張徳川家の二代藩主光友が、元禄8年(1695年)に自らの隠居所である大曽根屋敷に移り住んだのを起源とするこの庭園、大戦前に尾張徳川家から名古屋市に寄付されて「徳川園」として公開されましたが空襲で焼失し、長く一般的な公園として利用されてきたものを平成16年に日本庭園としてリニューアルされました。池泉回遊式の庭園だそうで、まあ大名の道楽で日本の名勝やら景色やらを自分とこの庭に再現してぐるぐる回って楽しもうじゃないの、ということだと思われます。東京都文京区にある『六義園』(no title)も似たようなものじゃないでしょうか(何となく、『六義園』のほうが豪華だったように思いますが……単に広かっただけか?)。地下に作られた駐車場はいたって新しく、庭園もまったく新しく、鯉はしっかり餌付けされて人が近づくだけで集まり……場所によってはマンションやビルが見えないところもあるので風情もありますが、広々とした池の前に出ますと近所の超高層マンションがばっちり視界に入り、元禄の空気に触れることはかないません。こんなところに平日からやたらと車がとまっていたので不思議だったのですが、何かの会合が庭園内の建物で行われていたらしく、大きくとられた窓ガラスからは小春日和のほの暖かな風景が楽しめていたようです。小寒い外にいた我々にしてみればいいさらしもののようにしか思えませんでしたが……気候があえば、ほのぼのできる場所ではないでしょうか。年寄り臭いですか? 結構若い人もいましたよ。みんな行くところないんだねえ……。ちょっと芸術家風の若者が、さらさらヘアをなびかせながら若干身体を傾がせて、写真を撮っていました。オタクっぽい……いやいや、そういうわけではないですよ。ん。

