Mixiってクローズドな世界なの?

 藤代さんが、以下のようなエントリを書いていた。

http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20051223/1135272932

「ブログはちょっと怖いからやっていないけど、ミクシィならやってますよ」という言葉を聞く事が多くなりました。「招待制」というシステムだからか、まだ、十分にマナーが確立していないインターネットという荒野の「内側」にいるような安心感があるのですが、冷静に考えれば「外」なわけです。招待制、インターフェイス、雰囲気…、いろいろなことが重なり「外」を忘れさせる装置となっているのでしょう。

 うーん。そんなものかなぁと思った。うちは、Mixiの中でいくつかのコミュニティの管理人をやっているが、リアルでは書けないような、コメントを書く人は、ごくわずかだった。コミュニティの参加者をきちんとコントロールしている(入会理由と自己紹介を必須としている)という条件が付いていることにより、ある程度、責任感を伴った上で参加してもらっているからなのかも知れない。きちんとコントロールされているコミュニティなら、藤代さんのおっしゃるような状態は発生しないでしょうけど、オープン参加のコミュニティなら、有り得るのかも知れません。私は、そういうコミュニティにはたまたま参加していないからなのか、そういうコミュニティが肌に合わないからさけているからなのか、どちらかなのでしょうけど。定期的にオフ会を開くことによって、ネット上の友達がリアルに変わることにより、より発言に責任をもたらすようになるということもありますし、要は、コミュニティの管理者の方針によるところが大きいのではないでしょうか。なんだか、納得できないエントリでした。

 個人的には、本当にSNSの凄さを発揮させるためには、ある程度ルールを明確にし、リアルの社会と同様に参加して頂くことが必要ではないかと思う。ネット社会は、リアル社会の縮図であるし、そうでなければ、バランスが取れないと考えている。バーチャルの世界だから、何を言っても許されるというわけではなく、最低限のモラルを守ってもらわないと、SNSの本当の意義としての人と人がネットというインフラを通して手軽にリンク出来るようになるというメリットのベースとなる信頼性が崩れることになり、非常にまずいのではないかと思う。