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2009-04-21

[]情報過多の現代における情報デザインの使命

棚橋さんが興味深いエントリを書いていたので、それについて思ったことを書いてみたい。

テキスト情報過多の時代に人は何を感じるか:DESIGN IT! w/LOVE

テキスト化された情報に接する比率が増え、まわりの環境自然物よりも機械化、デジタル化されたものの比率が増えているいまの環境では、そうした自分自身の感覚の変化によって情報が変化したり、また対象物のほうも静止することなく刻々と姿形を変えることで、得られる豊潤な情報というものが身のまわりから失われているのかなと感じます。

この変化には、以下の2点が看過できない点だと考えました。

1つ目に、アナログ情報をデジタル化したときに情報落ちが発生します。デジタル化が進めば進むほど、欠落する情報が多くなる事実があると考えています。

2つ目に、情報過多の現代では、アテンションの方に重点が移っており、情報自体の価値がおざなりになっている事実があると考えています。

イメージ的には、

 刺激を求めて情報を得ようとする

→結局、何かに満たされない結果になる

→更に、刺激を求めて情報を得ようとする

・・・

といった負のスパイラルに陥っているような気がします。

そのような中で、情報デザインが負うべき使命は、それを矯正するというか、気付かせるというか、情報人間が本来あるべき姿に戻るようなアーキテクチャを構築すべきではないだろうか。

[]グランズウェルが日本で普及しない理由

以下の本が発売されたことにより、日本でもようやくグランズウェルが注目され始めて来ている。

Amazon.co.jp: グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press) (Harvard business school press): シャーリーン・リー, ジョシュ・バーノフ, 伊東 奈美子: 本

日本での代表的なグランズウェルの活用例は、RICOHの公式Blogなどがある。

お知らせ | リコー公式ブログ GR BLOG | Ricoh Japan

しかし、感覚的に言って、欧米と比較して成功例が少ないように感じている。

その理由は、以下の通りであると考えた。

  1. グランズウェルの重要さを経営者が理解できていない
  2. グランズウェルが活用できるほどUGMが成熟していない
  3. グランズウェルの活用を妨げる企業文化が蔓延っている
    1. クローズドなコミュニケーションを好む傾向がある
    2. メーカー中心の発想から抜けきっていない
    3. グランズウェルを取り込めるほどオペレーション成熟していない

これらの課題を克服できれば、日本でもグランズウェルの活用が普及すると考える。