2011-06-02
■[現代文]「山月記」の読み取りを終え始める 
3組と8組での授業。このクラスはどちらも同じくらいの進度で、第5段落の後半、李徴の「胸を焼くような悔い」の内容を探る所から始まり、第6段落の最初、「酔わねばならぬときが、(虎に返らねばならぬときが)近づいたから」を検討するところで終わった。後は第6段落の李徴の悲しみと袁傪への依頼の意味を確認していけばよいので、内容の読み取りはついに大詰めを迎えたことになる。個々まで2ヶ月間、ずっと「山月記」を読んでいた。でも、これらの2クラスはどちらも今日までで10時間程度なのである。4,5月がいかに様々な行事等で時間の確保がままならなくなるかが分かる。
■[研究]小説の読みの再構築を対話で行わせたら…… 
昨日は5組で今日の2クラスの次を終えた。つまり、第6段落・第7段落の読み取りを終え、その後で次の文章を書かせた。
こうして授業での読み取りを終えた時点での生徒の読みをまとめさせようと考えた。
だが、実はこれから考えてもらうべきことがある。例えば、李徴が変身したのが何故「虎」だったのか、ということや、彼がそれに向かってほえる「月」の持つ意味は、などはまだあえて説明していない。これらの意味を考えることは、今までの読みの方向性を大きく揺さぶる可能性を持っているからだ。
そこで、次の時間は、これらの読みの方向性を大きく揺さぶる設問を与えて、「山月記」という小説に対する読みの再構築をさせようと考えている。その課題に対して、生徒同士の対話という手法はどんな意義を持つのか、どのような効果を上げるのかを探ってみたい。これが今回の私の研究となる。
実は、この研究の方向性を編み出すのには大変に苦労した。研究への読みが甘く、対話という活動を授業に持ち込むタイミングをこの時点まで引き伸ばさざるを得なかった。本来は小説を読んでいく際に、もっと対話を持ち込んで、その読みの状況を観察すればよかった。だが、今回は通常の授業を行い、なおかつ対話の活動もやらせる、という方向を狙った。だが、こんなに本文の読みに時間がかかるとは思わなかったのだ。
ともあれ、何らかの形で対話を取り入れてみたい。その結果を分析してみたい。
■[古典]「鴻門之会」も佳境に入る 
2組での授業。樊噲が突入する場面を読む。順調に口語訳は進んでいる。
樊噲が会見場の中に入っていったとき、項王は「壮士なり」と2回言っている。項王は樊噲のどんな点から「壮士」だと判断したのかを生徒に聞いてみた。いろいろな解答が出たが、最初の1回目は樊噲の態度からと答えたが、2回目の方はなかなかすっきりしなかった。様々に出される大杯の酒やら生の肩肉の意味を踏まえてでないと、これにはうまく答えられないところだ。
■[本]『獣の奏者 探求編』 
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/11
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (99件) を見る
今回は、エリンの見いだした闘蛇の秘密と、母とは別の道を歩むということの意味をよく理解することができた。だがそれは、エリンたち家族3人の自由を諦めることでもあったわけだ。しかし、母もまた、エリンとの幸せな生活を諦めることにより、彼女を自由にさせた。いずれにせよ困難を極める道である。ソヨンはその道からエリンを脱出させた。エリンはその道にイアルもジェシをも巻き込んでいく。このこともまた、母とは別の道を歩むということになるのかも知れない。
この本は、今回は京都で大半を読んだ。そんな意味でも印象に残る。
1つのクラスは7時間、もう1つのクラスは5時間でやります。
今日で3時間目まで終え、運命に対する李徴の見方を生徒たちが賑やかに話し合ってました。
実習生が持たない2つのクラスは、私がやってます。
久々に「読み」研方式で読んでますが、以前と違う読みができるようになってて、自分が年をとったことを実感してます。