さんざんの連休だった

 期待していた大型連休だったが、予定していたことは少しもできず、さんざんの連休だった。
 実は、ある試験(個人的なものですよ。業務には関わりありません。)が明日8日と10日に行われる。その準備を連休中にしようと考えていたのだ。そのために、八戸市から帰ってきて、溜まっていたある仕事を何とか終え、連休の4日間はまったくフリーな状態にしておいた。家族はこの土日に妻の実家に帰省したが、私はそれには付いて行かずに、家で準備に充てることにしていた。準備とは、その試験のために必要となる参考文献を2,3冊読むということだ。みっちり読まなくても、内容を確認するだけでもよかった。
 ところが、4日間の連休中、これらの準備をほぼ全くしなかった。一つには、連休中しょっちゅう頭痛がして、そのために少し休むことが続いたことがある。だが、最大の理由は、私の怠惰心である。とにかく準備に向かうことが嫌だった。ちっともその気になれなかった。むしろ、気晴らしのためにDVDを観たり、漫画を読んだり、本を読んだりした。そちらの方をともかくも欲した。それに従ってばかりいたのだ。
 うーむ。4月以来の忙しさの反動だったのか。それとも、実は勉強が嫌で嫌で仕方がないのか。これが私の本来の姿なのか。ともかく、机に向かうのが嫌だった。そして心を別の娯楽で満たすことに渇いていた。不思議な、情けない、4日間だった。かろうじて最後の日の昨日、参考文献の一つを少し読みかじったのが多少なりとも救いである。

『読む心・書く心』

 そんな中で、今日は業務を終えた後にこの本を読んだ。

読む心・書く心―文章の心理学入門 (心理学ジュニアライブラリ)

読む心・書く心―文章の心理学入門 (心理学ジュニアライブラリ)

 もう、この本はすごい! 読書心理学の入門書なのだが、現在の私のニーズにどんぴしゃりとマッチした本だった。この本を読んで、学んだことは次の4つ。

  • 方略は意識して使おうとしないと身につかない。
  • 多様な推釈は文章全体を踏まえているか確認することによって、妥当な推論へと収束させることができ、言葉を手がかりにして批判的に読むことによって妥当な推論とそうでない推論とを区別し得る。
  • 論文を書く際には、まず言いたいことを最初に書き、その結論を書いて、それらにふさわしい書き出しを書くという順番が正しい。
  • 自分が書いた文章についてモニタリングするためには、他人の目を借りて、他人から分からないところなどを指摘してもらうのがよい。

 今の私の研究テーマにも合致し、明日の試験にも参考となるような内容だった。いやぁ、連休中の不勉強を挽回できる、とまでは言わないが、かなりの部分をカバーできる収穫だった。

RICOH CX6」見参

 そして、連休中にはもう一つの課題があった。それはデジタルカメラを新調する、ということだ。
 私が持っているデジタルカメラはCASIOのEXLIMである。これはもう8年近く前に買ったもので、何と画素数が300万画素である。iPhoneG3と同じ程度のものだし、最近はメモリーがすぐにいっぱいになって不便を覚えていた。そして、妻の小学校の用事でしっかりしたデジタルカメラが必要になったこともあり、これを機に新調することにした。
 私はsiologyのファンであり、sio先生が使っておられるRICOHのカメラがずっと気になっていた。もちろん、GR Digital4が一番良いのだろうが、何しろそこまでは余裕がない。そこで、電気店などをいろいろ回った結果、「CX6」に決めた。

RICOH デジタルカメラ CX6ブラック CX6-BK

RICOH デジタルカメラ CX6ブラック CX6-BK

 いやぁ、今までのEXLIMに比べて何ともしっかりした作りのカメラである。残念ながら、実際の画像のすごさは実感できていないのだが、これから楽しみである。