2012-04-08
■くりかえすひかりによせて
僕は18から20歳くらいまでの間、けっこう自分なりに本気で音楽をやっていました。
「だいえんだん」という名前でした。
sasakillという友人と二人で、複雑なコード進行と、難しい言い回しの歌詞をアイデンティティとした、まあよく音楽好きで文系の大学生がかかる病の典型例みたいなバンドともいえない何かでしたが、やっている間はわりと楽しかったし、真面目でした。
ただ、身体性のあまりない頭でっかちの宅録ユニットなだけに、行き詰まるのも早かった。
ちゃんとやっていたのは二年かそこらで、あとはどちらからともなく自然消滅し、以来その頃の話は二人の中でタブーになりました。黒歴史として忘れようとして、万が一iTunesからイントロが流れようものなら、奇声を上げて曲をスキップ。親にエロビデオを見られた時と同じ反応です。
ただ、曲を作ること自体は嫌いになれず、僕は仕事のかたわら初音ミクでメカ声と格闘してみたり、チャゲアス風のユニットを作ってみたり。くすぶる気持ちをたまに発散しては、それなりに喜んでもらえたりもらえなかったりして遊んでいました。
そんなある日、妻が妊娠していることがわかりました。
無事に安定期を迎え、音楽どころではなくなる自分が容易に想像できました。
「次に作る曲が最後かもしれない」そう思ったら、最後にsasakillと一緒にやりたいと思う気持ちがわいてきました。
12年前に@sasakillが作った「光」という曲。
おざなりな詞はつけたくないと仮歌で録音して以来、12年間黒歴史の箱の中で有象無象と一緒に転がっていた原石みたいな曲でした。
俺の音楽人生(笑)の最後に、この曲を完成させたい。
僕は、sasakillと何年かぶりにだいえんだんの話をしました。
sasakillは意外にもノリノリで(だいえんだんの話をあんなに嫌がっていたのに!)
今年に入って、僕らは曲の制作に熱中しました。
http://blog.livedoor.jp/sasakill/archives/50745955.html
そして春の近付いてきたある日、sasakillは僕の仕事中に完成した歌詞をメールで送ってきました。
12年前、完成させたくてとうとう完成できなかった曲が、目の前に飛び込んできました。
そして僕は仕事中にもかかわらず涙が出てきてトイレにかけこんでしまいました。
その詞がこちらです。
http://daiendan.diary.to/archives/4578775.html
この詞は俺のことだろうと(笑)
うちの妻と、一度生まれきれず、また宿ってくれたうちの子のことだろうと。
出産の前祝いだと、sasakillがなんと言おうと俺はそう決めた(笑)
人生のモチベーションが上がった。将来子どもと一緒に聴いても恥ずかしくないような曲にしようと思いました。
その後、twitterで知り合った@shake246さんにアレンジやミックスの大部分を手伝ってもらいながら
(彼がいなかったらまた完成できなかったかもしれないくらいです)
3/31に完成にこぎつけました。
「くりかえすひかり」という曲です。
よろしければ聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=nFEp1pxaHoU&feature=player_embedded
妻は無事に臨月を迎えることができました。
子どもはすくすく育ちすぎて、予定日より早く生まれる公算が高くなってきました。
このまま無事に生まれてくれますように。
こんなふうに、僕らは、待っていますよ。
2011-08-31
■今日までのこと
転勤した。
酒量が増えた。
太った。
妻のおっぱいがしぼんで、またふくらんで、そして少し垂れた。
あと今まで一人遊びが好きだったのに、いつのまにか寂しがりやになった。
だから寝る時間が一緒になって、僕はあんまり夜型じゃなくなった。
金縛りのときに見る夢が幽体離脱とか霊現象っぽいのじゃなくなって、
大地震とか暴風雨とかそういうのになった。
僕の変わったことはそれくらいで、
だから何もないといえばなにもない。
僕の知らないところがどんどん変わっていく。
友人がまた二人、沿岸に行った。
彼は家族と離れて一人で行った。
彼女は家族になるために沿岸に嫁いでいった。
二人とも、喜んで沿岸に行った。
そのメンタルがすげえと思った。
今単身赴任してるはずの彼には結局会えなかったなあ。
彼に貸したごっつのDVD(全巻セット)はどうなっただろう。
全部発売日に買ったから、けっこうな値段だったなあ。
でも、きっと役に立ってるだろう。
多分僕が彼と一緒に働くより役に立つだろう。
もしかしたら道路の一本くらい余分にできるかもしれない。
だから、まあいいや。しばらく貸しとく。
持ち場を守ることも支援の一つだって半年近く言ってるけど。自己弁護で。
僕のやってることも巡り巡って被災地の誰かのためになればいいな。なりますように。
2010-07-24
■裸の生活
ここ最近エアコンをつけない生活を続けていて、妻ともども裸で過ごしている。
誤解のないように言っとくけど、下は履いている。僕ら文明人なので。
性的な意味はあんまりなくて、エコとかもどうでもよくて、ただビールをおいしく飲みたいから。
帰ってきた直後の熱のこもった部屋の中で窓だけ開けて、服を脱いで、汗だくだくになりながらビールを飲む。
最近毎日その瞬間のことしか考えてない。
あと、mac mini買った。
プライベートなこと(エロいこと)はだいたいiPadでできるので、もう自分のPCはメディアサーバーとしての役割と、妻とコンテンツを共有するために使おうと思って。
リビングで向かい合わせになったとき、ベルリンの壁みたいに二人を隔てていたiMacを処分して、妻と古いアニメとか観ながらクソ暑い中で裸でビール飲んでる。
エアコンつけると怒られる。「ビールがおいしくなくなるでしょ!」って。
思えば、妻が家でお酒を飲みだしたのはmac miniを導入してからだ。
今までほとんど家でお酒を飲まなかったのに、ビールなんて苦いからイヤだとか言ってたのに、最近の妻はすごく楽しそう。
いやあ、mac mini買ってよかった(まとめ)