松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

ずぶぬれ花火大会(´▽`*)

甘木川花火大会でした。
 

 
19時にマンソンを、傘を持って出て20分ほどで会場に到着。
 
イカ焼き屋の屋台をみつけて、「花火終わったら買い食いしよう。今買うとカメラの邪魔だもんな( 一一)」と思えるくらい余裕があったわけです。
この時点では、ポツポツ落ちるくらい。傘がいらない程度の雨。
会場に先に陣取ってる初老の男性2名が、
「なし延期せんと?」
「営業補償があるけん決行するらしい」
「大丈夫?」
「いや…(~ヘ~;)」
と、不安にさせる会話をしているなか、例年とほぼ同じ定位置に。
 

雨で火薬が湿気っているせいもあるのか煙が多い(*_*)

途中、風も適度でいい感じのときもあったのだけれど……

風向きが変わって煙が会場を直撃。
線香花火やったときの煙が数十倍に濃くなったような匂いが充満。(たぶん)高校生が「(>_<)くっさー」とうるさい。

仕掛け花火なんかいよいよ湿気吸ってるから煙幕発生装置と化している。

雲の向こうのお月さまではなく、煙幕発生装置の煙で会場から見えなくなった花火。音はするけどほぼ見えない。スポンサーになった会社本当に可哀相(´・ω・`)
 
ここまでは、天気が悪いなかだし来年期待しよう、で済むレベルなんですが。
 
ちょうどおぢちゃんが陣取ってた右手から花火とは明らかに違う青白い光がピカと見えた次の瞬間。
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
キャーーーー\(>o<)
と猛烈な風と雨が会場を襲う。
 
あちこちで花火そっちのけで傘の花が咲く。
 
おぢちゃんもあわててこうもり傘をひらく。
 
足元にいきなり水が流れ込んできて、靴がびちゃびちゃ。
 
「ど、どうすんだ?」
と思った次の瞬間、なんとアナウンスが早口で提供を告知しはじめた。
「や、やるの?( ゜_゜;)」


 

 

 

 
まさに花火業者さんの意地。
 
風で流されタテがヨコになるような状態で、ラスト2つのプログラムを「決行」。
最後のシメの打ち上げ花火、風で流れて川土手の真上で開いてます……(^-^;
「なかなかこういうのはない!」とおぢちゃんもこうもり傘を片手にカメラで応戦。
花火大会終了の合図(雷)と、会場の「(>o<)ギャー」って音が変わらないくらい大きい。どんどん雨が強くなる。
 
おぢちゃんも川土手の車道から歩道に、とりあえず移動。
目の前でばあさんがこけて水浸しになる。
家族が助け起こすなか、傘をさしかけてあげたらこっちが濡れる。
歩道にたどりついて、街路樹の下で傘をさして、雨が弱くならないかなあ、と待つことに。
傘を持ってきてない浴衣の男女とか、骨が曲がったビニール傘を持って、ぬれ鼠で小走りで退散するひととか、目の前をどんどん通り過ぎていく。
ズボンのポケットに入れた札入れと、手持ちのコンパクトカメラが濡れそうだったので、シャツのボタンをはずして、お腹とベルトの間あたりにひっかかるように、シャツの中にしまいこむ。
 
少しだけ弱まったのを見計らって、徒歩で帰りはじめる。
 
途中、雨宿りできそうなところはひとが鈴なり。
 
「今日、イカ焼きとか買って帰るつもりだったから、晩飯なにも用意してないんだよなあ(´・ω・`)……」と、「半額でいいけん持ってって」と叫ぶ串焼き屋の前で立ち止まるけど、帰りつくのが優先と思い直して、諦めて帰ることに。
 
うーん。
 
花火そのものは、今年は例年より色遣いもカラフルだった気がするんですけどね。しかもあいさつで「景気悪くてお金あつまらんけん止めようかと思ったけど」と湿っぽく商工会議所のひとがあいさつするのもやめてたし。
 
日が悪かったのかねえ……来年に期待だな(´・ω・`)