「けいおん!」第二話(含ネタバレ)

今回は楽器を買う話。
店内のストラトテレキャスは良く描けてる。


ギターの店頭販売価格が、原作より10万円引き上げられているw
まぁEpiphone ならともかく、さすがに本物のGibson Les Paul Standard(3,899USD)が15万円てことはないよなw


あと、澪さんも律ちゃんも楽器を買うときに値切ったという描写が追加。まぁ、どっちも中学生当時の小遣いで買える価格じゃないだろうからなw。


ちなみに Fender American Standard Jazz Bass Left Hand 3-Color Sunbarst(澪)は約21万円、YAMAHA Hipgig(律)は24万円(シンバル除く)。店頭価格で多少安くなっても、購入当時中学生だった彼女らが買える値段まで値切れば、そりゃ楽器屋も泣くわなw 律ちゃんは中古で買ったらしいが。*1


さらに、ムギちゃんの「お金持ちメソッド」が発動する前に自助努力の過程が追加されている。これはなんかすごく良い脚色だぞ。やっぱりまだ若いモンが何の苦労も無しにホイと買えてしまっちゃいかんよな。俺は年寄りだったので楽した(ぉぃ


夜中に自分の部屋で、買ったギターのストラップに肩を通し鏡を見るシーン。
持ち主が小柄だから相対的にレスポールが大きく見えるな。
直後、音楽室でのチャルメラは、音を聴く限り 5-3/4-0/4-2 の3音か。6-8/5-5/5-7でも同じ音程は出るが、作画上のポジションだと左手がナット近くにあったし、この時点での唯のようにまだ運指が満足に出来ない段階でも、前者ならば左手の指2本で何とかなるので。
買った直後のギターは弦が緩められているのが普通なんだが、そういやチューニングしている描写が無かった。まぁ地味な作業だからアニメの演出上割愛するのは正解。


初めてのギターをアンプにつなぎ、押弦の仕方もわからぬままストローク一発。このシーンの間と、唯の表情がすごく良く描けている。唯の表情の理由と、そのときの心情を知りたい人は、是非自分でもギターを手に取ってみることを薦める。そうすればきっとわかるから。


あとは、誰もが一回はやる失敗でオチをつけて第二話は終了。


…原作の話を忠実になぞりながらも、楽器を手にするときの高揚感を見事に描いた良い話だった。さすがと言うべきか。

*1:なお、OPで4人が使用している楽器およびアンプの実物をそろえると、余裕で120万円を越える。