聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実―

  • 120212(日)#C @Tジョイ博多
    • 「ロボジー」、「パンのある生活」と天秤にかけ迷いましたが、昭和史への関心からこの映画をチョイス。みててデジャヴを体験しました。以前みた1968年の同名の映画とかぶったのでしょう。以前の映画は特撮にこるところが見せ場の一つで、真珠湾攻撃とかは凝った特撮の見せ場でした。しかし、この映画は割とさらりとその辺をこなし、むしろ、ドラマに集中させるような撮り方でした。そこはなかなかよかったです。伊武雅刀はやっぱり一癖ある役でした。
  • 160726(火)#C @レンタルDVD
    • 前回視聴時の感想に、役所広司のことが全く触れていなかったことにちょっと驚きです。「日本のいちばん長い日」でも役所広司が阿南陸軍大臣をやっていました。役所広司は軍人役という感じはしないけど、山本五十六は比較的合ってるなあという感じ。この映画は山本五十六個人に焦点を当てた映画になっていて、その人柄がうまく描いているように思いました。
    • 開戦を抑える軍人と開戦を煽るマスコミ関係者という構造がなんとも怖い。ただ、現在の雄弁にしゃべる政治家と雄弁な政治家には気を使いつつ、弱い立場の政治家にはバッシングをするいじめ体質のマスコミという構図にも一抹の不安を感じます。これは映画とは関係ない話でした。
    • 映画に話を戻せば、この映画、どういう背景で製作されたのかなあ。70年目だからといえばそれまでだけど、映画自体は楽しみつつ、そのあたりは少々不気味なものも感じなくはありません。真実とあるけど、描かれていることはこのあたりの歴史に多少なりとも関心持っていれば、知っていることだったりもするし、ここでも述べたように、戦争の真実というよりは、山本五十六はいい人だというメッセージのこい映画で、洋画のトンデモ邦題なみにずれたタイトルともいえます。「人間 山本五十六」とかの方がピッタリきます。