愛国心?

  教育基本法の改正(改悪)論議が佳境にはいっている。「愛国心」という言葉を入れるか入れないかとか,「(国や郷土を)愛する」という言葉に治すとか,「大切にする」にとどめるとか,といった具合だ。

愛国心ね…。

 「愛国主義は,ならず者の最後の拠りどころ」,もしくは「愛国主義は,無頼漢たちの最後の避難所である」と切り捨てたのはイギリス王国の哲学者サミュエル・ジョンソン

 自民党ら政府与党は,大量の「ならず者」「無頼漢」を生産しようとしているのかな。

 それはまあそうだろうね(笑)。しかし「郷土を愛する」を併記するのはちょっとね。

 愛国心と郷土愛は,実際,まったく相いれなかったりする。野党からそういう声もあがっているらしいが。

 俺はいちおう極右のつもりなんで,ふるさと秋田をこよなく愛している。

 郷土,ひいては地元のためなら身を捧ぐこともいとわないつもりです。

 しかし,日本という国家は,わが郷土をむしろ虐げてきているのだよ。アテルイ以来一貫してね。詳しく書いてるヒマはないが。

 そんな無慈悲な「国」を愛することが,郷土を愛することと両立するのかな?

 郷土の文化と自然を愛し,これを守るために立ち上がった人が,たちまち猛烈な弾圧にあってつぶされた実例を知っている。「国が決めたことに逆らうな」とね。

 国を愛しているなら,ふるさとや地元を荒らされ,踏みにじられても文句を言うなってことだろうね。

 面白いことだ。