全ての女性の本質に≪サロメ≫は、 存在する
2月26日(日)日蝕新月☆金星の女神学校≪サロメ≫
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魂に甚大な負担を及ぼす性的虐待や暴力という経験を
選択する魂が存在するのは、一体なぜなのでしょう?
統合失調症や、うつ病など、精神的不調をきたす可能性だって強いのに。
周囲の悪質な性的な欲や、暴力の犠牲者になっただけだと、
一般の人々は考えるかもしれない。
そして、加害者を憎み、そうした性的な暴力を与えた人に、
厳しい制裁を与えることが、解決と思うかもしれません。
が、それで、こうした事件や悲劇がなくなることって、
結局のところ長い歴史を振り返っても無いのではないでしょうか?
むしろ、こうしたことに、問題提起が出来るようになり、
暴力の一種であると認識できるようになったというだけでも、
今という時代は、進化したのかもしれません。
古代や、そんなに昔でない時代でも、男性側の力が強かった時代には、
道義的に慣例として、通用していたことだってあるのですから。
女性の意思が尊重されるようになったのなんて、
本当につい最近のことなのかもしれません。
そういう女性として苛酷な体験をした女性が、
今度は、男性に転生した場合に、本来男性が持つという性的な衝動に対して、
バランスをもたらしているという可能性が一つ考えられます。
この3次元は、「陰陽」のバランスにおいて、魂の成長と進化を図る場です。
自分が痛みを感じた体験を、人にはしないようにする
という意図を持つことによって、わたしたちの魂は進化します。
男性のなかにも、男性性が強い人と、女性性も育っている人
という違いがあると思うのですが、
そうした女性性が育っている男性は、
女性であったときの経験を生かしている魂と言えるかもしれません。
そういう男性は、暴力的に性的な行為を行う意思に対して、
抑止力をもっていると思います。
また、≪サロメ≫的な女性に魅かれ、拒絶されることによって、
自らの至らなさに気付き、魂の成長へのきっかけを得る男性もいるかもしれません。
男性性が強い人は、「自分が正しい」という信念に固執する傾向も強いですから、
その部分を修正するその人の高次の自己(ハイアーセルフ)の意思が、
自分が強く魅かれた相手に拒絶されるというプライドが崩される経験を選ばせるゆえに、
一定のレベルで、≪サロメ≫的魅力をもった女性が、3次元に誕生することの意義も
あるのかもしれません。
そういう手痛い経験が、男性を、本当の大人の男性に成長させるからでしょう。
「自分が幸せにしたいと切望したけれども、できなかった未熟な自分」
を知らしめてくれた女性の存在。
そういう存在が、大人の男性に成長しようという意思を
謙虚に持たせるてくれるのかもしれません。
≪サロメ≫的な女性は、ある意味で、男性にとって、
永遠のマドンナなのでもあるのでしょう。
真の≪サロメ≫的な女性は、自分が男性に対してそういう影響力を持つからといって、
幸せに感じることはないように思います。
だから、≪サロメ≫的な傷を持つ女性は、浅薄な男性によって、
救われるということは残念ながら無いのだと思います。
≪サロメ≫的な体験を選んだ魂の代表としては、
マリリン・モンローやダイアナ妃などが挙げられると思います。
絶大な人気の陰で、本人は愛情飢餓的に不幸であった。
≪サロメ≫的な女性が救われるのは、きっと、その女性が、
自己憐憫から抜け出し、犠牲者という立場を返上し、
自分で自分を救おうと決意したときに、天界からの救いの恩寵のプログラムが
作動し始めるのではないか?と思います。
わたしたちの魂って、本当に、いろいろな経験をしたいんだな〜と、
改めて思います。
わたしたちの表層意識が、どうであれ、
潜在意識に残留している思念や感情を解消するために、
表層意識が望むと望まざるとにかかわらず、
いろいろな体験を引き寄せてゆく。
それが、現実なのですね。
でも、これを積極的に考えれば、わたしたちは、何者にでもなれるし、
限界がないともいえる。
一つの人生では限りがあるかもしれないけれど、
未来生も、過去生も含めれば、きっとわたしたちの魂は、
すべてのパターンの存在になることを、望んでいるのでしょう。
経験として苦しい部分も多いにせよ、女性であるならば、
≪サロメ≫的な経験もしたいと、誰もが望む部分も
あるのかもしれません。
同性として、一番嫉妬を感じさせるのも、
≪サロメ≫タイプの女性なので、その克服も含めて。
わたしは、全ての女性の本質に≪サロメ≫は、
存在するように思います。
そして、それにフォーカスするための
一番の近道は、「素直な自分、自然体の自分」を
大切にすることなんじゃないかなと思います。
サロメの踊っていたダンスは、「メタモルフォーゼ」と呼ばれる、
衣服を一枚一枚脱いでゆく踊り。
余分なものをひとつひとつはぎ取って、
それは、素の自分、ありのままの自分、「裸」になってゆく踊りであるからです。
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