biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
改装中 改装中


【ご案内】
古き時代を物語る「クイズ!入れ忘れました(仮)」の過去問はこちらから。
当方イチオシの「地雷避けゲーム(カドゲ)」はこちら、噂の「地雷踏みゲーム(Flash)」はこちらへ。
また、雰囲気重視のプレイスタイル見本はこちらです。
画像が少ないブログですが、参考となる画像へのリンクは案外多いです。
お目当てのゲームを探す場合は、左にある日記内検索、もしくは索引からどうぞ。

2004-09-04 甘く見ていたきらいはある。

[]二人ゲーム会だった。 二人ゲーム会だった。を含むブックマーク

”「メモワ−ル44(Memoir ’44)」”

巷で高評価のDays of Wonder新作。R.Borgといえば、ブラフとかとか作ってましたね、そういえば。有名なノルマンディ上陸作戦を軸に、そのあたりの戦闘をいくつかのシナリオとして戦い抜く、軽いウォーゲーム。戦時の状況を再現したシナリオなので、各陣営イコールコンディションでないことがほとんど。だもんで、陣営を変えて一つのシナリオを違う側面から遊ぶ2ラウンド戦。手札を使用してユニットを動かすタイプ。盤面に対して、「右翼」「左翼」「中央」の?個のユニット、というような指定の仕方で処理。対応するカードがないと動かしたくても動かせないので、やりくり重要。あと、攻撃判定(命中、もしくは被害判定)は距離やユニットの状態によって減衰させたダイスを振ることによって行う。結構あっさりとお亡くなりになるユニットたち。斜線やら遮蔽やらはウォーゲームなので当然あります。そういえば特殊カードもあったり。これがスパイスになったりはするのですが、引きによるところが多いし、必ずしも効果があるものばかりというわけでもないのでなんとも。感覚的にはシミュレーションゲーム。作戦も当然必要だし、いつものノリで運否天賦で逐次攻撃なんてすると返り討ちにされるので、現実に則した指揮プランが要求されます。まさに戦線を弄びながら、戦略をぶつけ合うゲーム。シミュレーションの重たい部分をごっそり取除いて、マップの一角をクローズアップして、ファミリーゲームのテイストを盛り込んだ感じ。判定はサックリわかりやすいこともあって、軽い。軽いのですよ。

それなりにオモシロだしアリかもしれないなあとも思いましたが、やっぱりいつものドイツゲームの感覚で臨んだせいもあってか、ちょっと肩すかしを喰らったっぽいです。基本的には勝利条件が緩い(易しい)ので、適度にドンパチを楽しんで、いかに攻め入ったものかと自分の戦略を試しては、短時間で結果のでる気軽なウォーゲーム。これはたしかに評価に値すると思います。ただ、なんでしょうねえ、このションボリ感は。戦争がテーマのせい?・・・ちょっと違うなあ。・・・付与されたシステムによってゲームに制限を与えたことでファミリー寄りなポジションを獲得できたとは思うのだけど、でももっと他にイカス二人用ゲームはあったよね、というのが正直なところ。1ゲーム遊び終えた後には後ろ髪を引かれる感じの面白さは残るので、それがいつかのリプレイを促すかもしれませんが、今のところはちょっと微妙。やっぱり畑違いだったのかもしれない、なんて。けっして面白くないゲームではないので、そこのところは理解しようとも思うのですが。でもメビウスで扱われたりするのにはちょっと違和感。DaysofWonder社でなければ、こうはなってなかったのかな、とも思ったり。なんとも言い難いですが。ちょっとシテヤラレました。8000円。

”「タブララサ(Tabula Rasa)」” ”「タブララサ(Tabula Rasa)」”を含むブックマーク

Spiel Spass。R.Knizia。最近、バトルラインが再販されたので、そっちでも良かったのですが、ひねくれてショッテントッテを出そうとしてみて、やっぱりこっちを出してみた。10ある領土での争い。相手と対峙して、手札の騎士を配置しあって戦う。騎士には5色1〜5の種類がある。領土はそれぞれ、指定された色か、数字しか派兵できないという決まりがある。あとは最終清算の時に、単純に領土ごとに枚数を比べて多ければ領土を取れるし、同数なら引き分ける。それだけ。カードを配置して役を作っていったりしないので、ジレンマはとてもシンプル。数字として派兵すると色側が手薄になるし、色として出すとその逆が、といった次第。「あちらを立てればこちらが立たず」がスッキリしててわかりやすい。既にテーブルに出された騎士の状況を見ながら、「これは出したくないから、こっちを先に出すか、いや、しかし、これは・・・。」といった感じに悩む悩む。相手の手札を読みながら、ゲーム開始時に抜かれた二枚のランダム要素を踏まえて、取捨選択を繰り返すと。

ああ、R.Kniziaだな、と素直に悶え楽しむことができる隠れた(?)良作。巷ではバトルラインやショッテントッテを取り沙汰することが圧倒的に多いようですが、あれらとはたしかに印象は似ているものの、単に起源を同じくして生まれた全くの別物のゲームだと考えたいところ。ゲームを進める際に起こる、想定、推測の質が違いますし、なによりこちらの方がシンプルなので、より純化された悩みどころがあります。領土ごとの色や数字による「縛り」、数字系領土の点数配分などの何とも言えない悩ましさ。ジレンマの部分を素直に取り出してみましたー、って感じ。本当にオモシロなので、「類似品だろう」と食わず嫌いされてる人がいれば、是非一度遊んで欲しかったりするゲーム。「おせちもいいけど、カレーもね」とはまさにこのことですなあ。