biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2004-09-29 ぼんやり慕情。

[]あんなゲームこんなゲーム−2 あんなゲームこんなゲーム−2を含むブックマーク

なんだか低調なムードから抜けきらないのは、天気のせいだけではありますまい。

”「スティムトソー(Stimmt So)」”

Queen旧作。といっても、1998ですからそう昔でもないですね。Dirk Henn作。昨年の大賞作である「アルハンブラ」のリメイク前の作品がこの「スティムトソー」です。なんでいまさらという気がしないでもないですが、そういうこともままあるもの。

基本的な進行はアルハンブラと変わりません。いや、逆ですね。アルハンブラの進行はスティムトソーと変わりません。ちょっと違和感。それはともかく。まずボードが大きいです。そこに四カ国の株式市場とお金カード補充ゾーンがあります。ゲームは各国の株式市場で株を買って収集することを目的とし、それぞれ円、ルーブル、アメリカドル、ユーロ(!)でのみ、購入を受け付けます。株を買うか、お金を補充するかしながら株券を集めていって、都度にある決算時に株券の所有数に応じて得点が入って、最終的決算後に点数が多いプレイヤーが勝利します。ちなみにこのゲームでは株券購入時にお釣りを受け取ることはできません。そのかわりといってはなんですが、丁度のお金で株を買うともう1行動追加でアクションできるようになっています。場合によっては連鎖もするので、計画的なお金の補充が非常に重要です。「スティムトソー(釣りはいらねえ)」なんてタイトルのわりに、丁度で支払うと特典があるなんて微妙にケチくさいゲームですねえ。というのが概要。

たしかに後発のアルハンブラはプレイアビリティが高められています。株券やらお金やらの数字の見やすさの改善をはじめ、ゲームが膠着しにくいようにちょっとしたルールを追加したりするなどして、スムーズな展開を目指しているようです。特に「お金の補充は合計が5以下なら複数枚獲得できる」ルールは最たるものでしょう。小額のお金のめぐりを良くすることで、丁度買いがおこりやすくなっています。おかげで、幾分展開がダイナミックになりました。・・・・まあ、もともと派手なゲームでもないですが。

ただ、株券売買をアルハンブラ宮殿の建築に置き換えたことによって、建設制限などのルールが増えたことについては、好みが分かれるところではないでしょうか。置ける置けないなどの制約の中で自分の宮殿を組み上げる面白さもなかなかのものですが、テンポやライト感は失われたように思います。要素が増えた分考えることも多く複雑になってしまっているので、手番のめぐりが若干遅くなっていることは否めません。許容の範囲だと思うのでさして問題はないのですが、個人的にはスティムトソーの「バタバターっ」となし崩しに進行する感じの方が好みです。何を求めるかによっても違ってくるでしょうし、なにより、遊び比べなければわからない程度の感覚的な違いでしかないので、難しいところですが。とはいえ、リメイクとしては間違いなく成功の部類です。いや、アルハンブラがね。

ルールはほぼ同じですが、それぞれ別のゲームとして遊ぶ価値はあると思われます。ただ、二つとも所有する必要があるかというと疑問ですね。・・・・なので、私は疑問視されるべきゲーマーだといえます。むむむむむ。

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