biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
改装中 改装中


【ご案内】
古き時代を物語る「クイズ!入れ忘れました(仮)」の過去問はこちらから。
当方イチオシの「地雷避けゲーム(カドゲ)」はこちら、噂の「地雷踏みゲーム(Flash)」はこちらへ。
また、雰囲気重視のプレイスタイル見本はこちらです。
画像が少ないブログですが、参考となる画像へのリンクは案外多いです。
お目当てのゲームを探す場合は、左にある日記内検索、もしくは索引からどうぞ。

2005-01-09 えべっさん

[]1月2日新春ゲーム会第1弾、その顛末2本目。 1月2日新春ゲーム会第1弾、その顛末2本目。を含むブックマーク

なぜか予告よりも遅れておりますが。

いやあ、この土日祝の三連休はみなさんゲーム三昧なのでしょうなあ。私はゲンナリするくらいゲームとは無縁系の3日間ですよ。うらやましい。こんなことでいいのでしょうか。・・・・ということで2本目。

”「フランドル 1302(Flandern 1302)」” ”「フランドル 1302(Flandern 1302)」”を含むブックマーク

Wolfgang Panning(作者)の名前を見た時には「むむっ」と思いました(あまりいい思い出がない)。が、遊んでみれば実に素敵なバランス感がオモシロゲーでした。6つの都市建築予定地に次々に出資して(自分の都市区画タイルを配置して)、都市が完成するごとに、出資した区画の数によって、その都市建設によって生まれた利権を奪い合うという、よくあるといえばよくあるテーマ。これに各プレイヤー同じ構成の手札を持ってラウンドに付き一箇所だけ建設したい都市を選択、もしくは特殊行動を選択して一斉オープン、特殊なカードを付帯して行動順序に影響がでない限りは、順番に配置解決して、という進行もよくある感じ。各ラウンドのスターターには若干の特権があったり、とかね。手札は基本的に使い切り。で、再利用するには「回収」という特殊行動によって消費した手札を手元に戻す、とかね。

他にも挙げだすとキリがないくらいにいつかどこかで見たシステムというかルールばかりです。目新しさって特にあるわけでもないのですが、これが絶妙なバランス感で組み合わされちゃっているところがこのゲームの素晴らしい&ニクイところ。

例えば。

出資した区画数の数で都市の利権というか得点を1位の方から順番に分配していくのですが、当然タイになるケースもあります。その解決には一部のタイルに描かれた「ギルド長」の数を比較するのですが、描かれているタイルというのが配置制限に引っかかりやすくなっていて、使い勝手が悪いのです。また数も限られているので、おいそれと使い回るわけにもいきません。各プレイヤーが今後どう伸びていくのかを常に考慮しながらの判断が要求されます。

また、同じ都市に対して複数の区画タイルを配置していくためには、まずは使用した手札を手元に戻さなくてはいけないわけで。そこで「回収」ですよ。しかし特殊行動「回収」は手番を潰してしまうので都度都度回収するわけにもいきません。だもんで、出来る限り無駄なく隙のない「回収」実行のタイミングを推し量っていく必要があります。見誤ると、取返しの付かないレベルのスルーパスを他人にあげてしまった・・・なんてことにもなりかねないです。この「回収」のアヤはこのゲームの肝とも言える部分で、非常にジレンマに溢れています。回収を利用しない限り、行動の選択肢は減っていき、結果的に各都市に万遍ない出資を余儀なくされます。しかし八方美人な攻め方では勝てないようなバランスになっているので、どこかで「一回休み」を入れると。もうとにかく手番にできることが限られているので「3回くらい連続行動させてくれ!」とギリギリし続けることになります。

他にも、このゲームは4人ゲーなのですが、各プレイヤーが共有する中立の第5勢力がそこに絡んできたり、都市の価値を高める教会区画があったりもして、そのあたりの兼ね合いもオモシロです。バッティングを上手く使いこなすことで得点分配を激減させることが可能だったり、都市の基礎価値の向上を推し進めて、下位プレイヤーとの得点格差を上げたりすることもできます。変わったところでは、都市の規模自体を変化させる特殊な区画もあったりして、決算時期や1位勝利ラインを変更したりも。

もうね、グダグダですけどね、結局なにが言いたいかというと、綺麗にまとまった佳作だということですよ。こういう利権争いゲーでは概して重い展開になるものが多いですが、同時プランのシステムなので案外サクサク進みます。「これを後回しにするか、いや、先に手を打っておくか・・・」や「あれがここに配置されると、それが来るだろうから、あ、これが配置できるようになる!」云々の苦しさ&悩みどころもあるしでオモシロなのですよ。手番が足らないウギギ、とか、行動順と選択可能な行動とのアヤやらの感じがPhalanx社の「マハラジャ」を彷彿とさせます。簡易版に仕上げてみたかのごとく。あれもかなりオモシロですが、流れ次第ではわりに重たくなるので、「フランドル1302」の方が遊びやすいです。

とはいえ、本当に「目新しい」ってことはないので、入手の際にはその点を覚悟ください。ただ、このゲームには、こなれたシステムだからこその「洗練」があります。そういう意味オススメ

”「フリックスミックス(Flix Mix)」” ”「フリックスミックス(Flix Mix)」”を含むブックマーク

安易にこればかり取り出してしまう自分にちょっと反省。だってオモシロなんですからね、仕方ないわけですよ。シンプルなだけに、遊びやすくてバンザイ。この気軽さがイイですね。あの「波に乗り始めて次々と配置できてしまう、一種のトランス状態とも言えるほどにノリノリな状況」がたまりません。あれはぜひ皆さんにも味わっていただきたいところです。

ちょっとした心の隙間に「フリックスミックス」、いかがでしょう。

"「Q−JET」" "「Q−JET」"を含むブックマーク

ついに出た、「アベカエサル」のリメイク。期待度大。ということは既に言及されていることも多いということなのですが。

ゲームはというと、昔遊んだアベカエサルと一緒でした!・・・・そりゃそうですな。まあコンパクトな感じで持ち運びもしやすいですし、いいのではないでしょうか。もちろんオモシロですよ。ただ、どうしても「勝ちたい→でも邪魔される→グハァ」となるので打たれ弱い方はお気をつけください。こういう直接攻撃感って、時代性が出ますね。近頃デザインのゲームのオブラート包まれっぷりったらもう。でも、それはそれ、これはこれなので、まあよし。

ほぼハズレのないゲームだとは思うので、国内リメイクの流れを断ち切らないためにも、1人1個、どうでしょう。

”「シュナッペン・ジャグド(Schnappchen Jagd)」” ”「シュナッペン・ジャグド(Schnappchen Jagd)」”を含むブックマーク

「ボーナンザ」や「イエローストーン」のUwe Rosenbergが作った、実はかなりオモシロなトリックテイクゲー。ある特定のランクカード目標に設定して、それを収集するようにトリックに勝利していくことが目的。マストフォロー解決。獲得したトリック中に収集カードが混じっていれば、それだけを個人収集山札(これが得点)に入れて、残りは全部個人不用品山札(これがマイナス点)に入れます。たいていの場合はマイナスになるカードが多いです。で、どうするかっていうと、ラウンド終了時に不要品山札をひっくり返して整理、規定枚数以上特定のランクのカードが集まっていれば、それをリサイクルして得点に変えることができるというお得な話。で、リサイクルすると今までの目標が変更されてリサイクルしたカードになると。不用品山札はゲーム最後まで蓄積していくので、これ実は収集してました、みたいな逆転もあり。でも基本的にはマイナス点なのであまりなんでもかんでも獲得してると痛い目をみるようになってます。

あと切り札もちょっと変で、フォローができなくなったときに出したカードを切り札にしてもしなくても、その状況次第で判断できるという変則さ。でないと、不用品まみれになりますからね。また、カードは全てが配りきりではなく、大量にある山札から、ラウンドごとに少しずつ配るので、配りきり系トリックテイクのようなキツさはなく、いうなればトリックテイクの皮を被ったuwe作の変ゲーですよ。他のトリックテイク系ゲームとは一線を画す軽さなので、かなりお気に入りなゲームだったりします。といってもキツキツに遊べばもちろん重くなりますが。そりゃね。

たまに遊びたくなるイカス感じのオモシロですよ。これは。

"「ミッキーフレンズ 5リンクス」" "「ミッキー&フレンズ 5リンクス」"を含むブックマーク

ということで新春ですから。ミッキーを詣でなければなりますまい。ということで定番のミッキー締めをしながら、礼儀として出されたプルートの洗礼を受けつつ、完全敗北。新春からこんなに苦しくていいのでしょうか。というくらいに苦しいですな。イカレたゲームですよ。ウハー。

日本のファミリー層は、これでもっとゲームの厳しさを学ぶべきです。・・・・いや、そうなるとトラウマになったりするのかな? では、まあ、ほどほどに苦しむ方向で。ウノくらい一般的になったりしないかなあ、などと夢見がちなことを言ってみたり。伊東家が手を出したりもせんでしょうし。無理ですねえ。イイゲームなのに。


といったところで「1月2日新春ゲーム会第1弾」分は完結。

次回からは3日開催分に突入します。正月ならではゲーや、微妙評価のゲーム、話題に乏しかったゲームがなぜか多いので、そういう観点でいえば貴重な感じの内容になりました。

にしても、ゲームしたいですぞ。

Connection: close