biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2005-03-31

[]夜に。 夜に。を含むブックマーク

近頃、夜にボドゲをする機会が増えました。

ちょっとしたアブストラクトやらをなんやらをチョチョイと遊んでみたり。

時間をしっかりと取って、休日にドカンと大量のゲームを遊ぶのも嬉し楽しいですが、

こうして短い時間ながらも駒を手に取り、ボードを目の前にして思考できることが幸せです。

ああ、ボドゲ好きなのだなあ、と漠然と考えたりします。

それだけですが。感謝

[]ショカーンショカーン。を含むブックマーク

”「楽しい動物園(O Zoo Le Mio)」”

このゲームは過去に「ZOO SIM」としてCwaliから発売されていたものの再販になります。基本的な内容には変更ないのですが、Zoch発売になったことで、駒が色分けされたり、種別ごとに形状を変えたり、判別性を高める工夫が施され、非常に遊びやすくなりました。

内容としては「5ヵ年計画で動物園を拡大して、高い評価を得る」というもの。年次終了ごとに評価が行われて、五年間の総合評価が高いと勝ち。

毎年数枚ずつ公開される動物観覧施設タイルを競りで購入して、自分の動物園を拡大します。タイルには鳥類、爬虫類などなど5種類の動物が2種類ずつ組み合わせて描かれています。また、その施設を繋ぐ「道」と動物園の環境性を象徴する「樹木」がランダムに描かれています。

競りの方法は握りこみ。タイブレークがちょっと特徴ありです。プレイヤーを象徴する旗が縦に並ぶように掲げられているのですが、タイブレークの場合、旗の位置がより上のプレイヤーが優先されます。さらに。優先されてしまうと、そのプレイヤーの旗は最下位まで落ちます。

ゲームは終始資金繰りが苦しい感じなので、タイになりやすくなっています。そのため自分の旗の順位を上に上げておく作業は非常に重要です。なので、買う気がなくても、相手のビットを予想して故意にタイの状態を起こし、旗パワーを使わせるという戦略が要求されます。もちろん相手のビットをオーバーしてしまうと、買う気がないものを買わされるハメになるので危険な行為とは言えますが、そのアヤウサがオモシロだったりするのです。ギリギリの読みあいが熱い。

で、獲得したタイルは道の接続などの制限を考慮しながら配置。この配置がかなり重要です。

このあたりから文章で説明するにはちょっと複雑になるのですが、簡単に。

動物の種類ごとに「それを好んで見に来る客」というのがいて、タイルが配置されるごとに、もっともその種類が充実している動物園にその客はフラフラと移動します。この客が年次決算時に自分の動物園に残っていれば得点になるわけです。

「充実」させる方法は二つ。その種類でも単体で価値の高いもの(価値には差があります)を獲得するか、隣接させて価値を累積させるか、です。

さらに、園内に「樹木」が多いと「環境性が高い」として森マーカーで評価されたり。他にも「道」がループして完結すると休憩用のベンチをいただけたり。これらも共に得点の対象です。

ベンチは永続的で、森と客は流動的な扱いになります。流動性のあるものは、最多1位2位しか得点できないようになっています。

こうした要素を踏まえつつ、年次ごとのわずかな収入を支えに自分の動物園を拡大していくわけですね。なんとも厳しそうでしょう。ええ、厳しいんですよ。

その他細々した要素を書き出すとキリがないので、この辺にすることにして。

まず手元に自分だけの動物園を作るという行為が既に楽しい。箱庭感覚で、色んな種類の動物が増えていくのを見るのはかなりウキウキします。

しかし楽しさのあまりに「なんでもかんでも居ます!」とかいう動物園にしてしまうと、見どころもなく客もいない閑散とした園内になってしまうので、なにかしらの特色をもたせないといけません。

「爬虫類もしくは猛獣だらけ」とか「海と空のロマン」とか「樹木が多い憩いの園内」とか「ベンチがたくさん、どこでも一休みできます」とか。

上手く動物園が育っていくと、目に見えてお客やら樹木、ベンチやらのマーカーが増えて賑やかになるのがまた嬉しい。逆に、客離れが進むと、見るからに閑散としてゲンナリさせられますが。

得点源の中では「ベンチ」が永続性あるため非常に有益。しかし、動物の隣接と道の接続が厳しいので簡単にはいかないようになっています。あちらを立てればこちらが立たず、と兼ね合いが難しいのです。

タイル配置についてはパズルというほどの難しさはありません。年次ごとに公開されるタイルはさほど多くないのです。気分とか難度としてはちょうど「カルカソンヌ」なんかと同程度。「ここにこう繋いでおこうかな、で、あとでこういうタイルが出てきてくれたら嬉しいな」みたいな感じ。タイル枚数は知れているので構成を覚えることも出来そうですが、そこまでするゲームでもないですからね。既に出てきたタイルからの推測とわがままな希望的観測で推し進めていく方向で。

タイル総数もほどほどなので、ゲームは比較的サックリめ。個人的に、握りこみ系競りの中ではかなりイケてるゲームとして脳内分類しています。ずば抜けたスゴサはないですが、確実なオモシロがある為です。握りこみの競りに抵抗がある方でなければ、まず間違いなくオススメできるゲームだと思います。

しかし惜しむらくは、箱絵がかなりのゲンナリ系だということ。あのオランウータンのイラストは確実に購買意欲を削ぎますよ。少なくとも中身のオモシロは感じ取れそうにないです。Cwali版箱絵もかなりアレでした。これさえなければもう少しいいポジションにいたと思うのですが。園内タイルの動物イラストはリアル系なので問題ないんですけどね。やっぱり箱絵は重要ですよねえ。最初に目に触れますからねえ。

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