クイズ!入れ忘れました(仮)−第22問。

bis_co2005-04-15

さて、前回の正解は”「叔母の遺産(Die Erbtante)」”の「マリー叔母さんの男友達カード」でした。お金持ちの叔母さんにプレゼントをあげまくって、遺産をいただこうという身も蓋もない内容の競りゲー。ゲーム中に叔母さんが結婚できるか否かで獲得できる遺産(得点)の限界が変化するというマルチな(といっても2通り)システムを起用しています。基本的には結婚推進派と反対派にわかれて足を引っ張り合います。状況次第では、遺産を集めるゲームから押し付けあうゲームになったりと、なにかと奥の深いゲーム。持ち回りで叔母さん役(オークショナー)を担当したり、「叔母さん結婚への道」チェックはスロットライクだったりと、とにかく独特の雰囲気には事欠かきません。システム上、最大人数の5人でないとその変ゲーぶりは堪能しにくいですが、たまに遊ぶと妙にオモシロです。叔母さんのウェディング姿は一見の価値アリ。



といったところで本日の出題。
勢いよく飛び出してますねー。いい飛び出しっぷりです。
ヒント:これが噂のアレです。−5点。



一応、瓶(?)から出てきているらしいです。アレだけに。

カルタゴー。カワサキさんへ。

ということでグダグダ書きました。取り立てて大したこと書いてません。


忌憚ない意見をとのことだったので、ワーワー言います。でもやっぱり遠慮はしつつ(気弱)
今回、2人プレイ。ゲーマーの私(濃い)と、民間寄りの方(辛口)にて。
普段みたく、ここオモシロ、これイカス、この構造がジレンマで・・・・とか書こうかなとも思ったのですが、デザイナーの方にその話をするのはどうも不毛なのでバッサリやめます。しかし大前提として、わりにオモシロであったということはお伝えしておかなくてはなりますまい。このレベルのオモシロを同人で提供できるってのはスゴイことだと思います。しかも試供品。要素盛り沢山で、構造マニアな私にはウキウキ系の仕上がりですし。これを考えつかれたことに対して、私は素直に尊敬の念を覚えます。
今回の無料配布の英断にて、よりスバラシイゲームが生まれることを祈りつつ。

まずは全体の印象の話。
選択の余地があるようで、実はあんまりないのでは、と思いました。
市場が一つしかなく、一度に干渉できるのが最大でも6枚のカードに云々ってな話ですから、自然と最善に近い手が導き出されますし。それは次回購入に向けての備蓄然り、他人を止める為のカードの引き受け然り。一括購入に至るまでの思考にいたっても、「ここで買わないと買われる」という点がわりにすぐ見えるので買わざるをえない感じ。よくあるところのジレンマ「ここで買わずに放置して、なんとかもう一巡まわってこないかなー」がほぼありません。これもまた場の少なさに起因するものではと思います。一括購入か、カードの引き受けかの2択が基本行動の全てですから、この「もう一巡先に」云々が楽しめないのはちょっと残念です。
「きっとこうなるだろうな」の感覚をプレイヤーが共有していますから、「おっとそうきましたか」がないのはヤッパリさみしかったり。予想外の一手=最善に対して回り道になることという認識でほぼ間違いない感じ。すると自然とプレイから無駄が省かれて、淡々としてきます。


ということで、細かい話していきます。しかも結構、身も蓋もない話。
細かい計算をゲーム通じて繰り返すのはちょっと疲れます。
農場から市場に下りてくる際、数枚のカードが加えられて、さあどうぞ、ってな感じになりますよね。その時、出揃った市場のカードを見て「全体の価格はいくらだろう」と価値を計算して、すぐそのあとに「これを一括で買えるのかな」と手札を計算する。これが度々にある→地味にストレスなのでした。
二人プレイなので必然的に、手番開始時に「カードが市場に下りてくる」機会が多くなった為だとは思いますが、それでもちょっと。自分から手番開始でなかったとしても、まあ大抵は計算してしまいますから、結局のところ地味に手間だったり。
しかもゲームの基本構造として、ちょくちょく市場が入れ替わりますし(計算の機会が多い)、なにより市場の内容は手番ごとに変化しますからね。
市場のカード総額の計算とかをする場合、どういう計算をすることが多いかというと。思考の道筋の話。あくまで私的(一般論ではないということ)。
市場は合計19だった、自分の手札は15だった。で、誰かが価値3のカードを取った。残りは16です。・・・・・と行きたいところですが、これは文章上だから簡単、可能な話で、実際は19-3=16とはいかず、残ったカードを再度加算して16を導きだすことがほとんどです。減算をするためには元となる数字の記憶が必要、しかし概して憶えていません。しかも、「減算」よりも「加算」したくなりがちなのが人間の性。で、改めて16を計算する。そこで自分の手札の合計を覚えていればいいんですが、私は忘れているので(笑)、もう一度計算します。で、ようやく買えないことが判明すると。
・・・・・こんなに計算しているのは私だけですかねえ。
「手元のお金で、共通の場からブツを買い物する」という形態のゲームは数多くありますが、大抵の場合、場に公開されている買い物対象となるブツには、一見してその価格の把握が容易なように、単一の数字が書かれています。価値が変動する場合にも、価格マーカーの移動などで処理していて、ある一つの数字が示されていることがほとんどです。場と手札、その両方に都度の計算を要するというのはそう多いことではないと思います。
「一方の計算結果を記憶しながら、もう一方の計算を要求する」というのはボケが始まりつつある私には少し酷なのでした。思わず手元に書き留めたくなります。
終始計算を要求されるゲームと言えば、カウントアップ系もありますが、あれは計算をしていも記憶(もしくは確認)する数字は一つで済みますし、しかも他者に確認することが出来る共通の情報ですからね。手札内の秘匿情報と違ってかなり気楽なわけですよ。
カードに二義を持たせて・・・・という意図は十分理解できるのですが、カワサキさんは基本姿勢として「プレイアビリティの向上」を掲げているように思いましたので、まずはこの発言。・・・・・・短くまとめるつもりだったんですが。いきなりゲンナリ


では、短くまとまりそうな話題で次。
6ラウンド制はちょっと長いかも。
海賊回避ルールを上手く使って、ゴール付近にマーカーを残せれば展開が早くなるのでしょうが、カードの巡りもありますしね、必ず狙ってできるわけでもないですし。
で、ゲームが長くなるほどに市場の入れ替わり回数も増えたりして、なんだかずっとカードをめくっていたゲームだったなあという印象が強いです。
ゲーム中に変化があるとすれば、+1、+2のボーナスくらいですから、それを見据えたプレイは要求されるものの、さしてゲーム自体が大きく変わるというものでもないですし。全体としては単調な気がしなくもないです。
コンポーネントの無駄を省いて、極力シンプルな構成でジレジレした感じ」というカワサキさんの姿勢はわかるので難しいところですけども。
ラウンドを繰り返すうちの「機会」の平均化を考えてこのラウンド数なのかな、とも思いましたが、このままのシステムならもっとラウンド数短くしてめくり運アリでワンヤワンヤくらいの感じでいいと思います。ラウンド数をそのままにするなら、なにかしらゲームに変化が欲しいところ。
ってことで、テキトー案。どこかでみたような変化の付け方一例。こういうムラのある感じが好きです。
ラウンドカードが6枚あって、ランダムにそれを引いてラウンドごとにイベント起こるとか。ラウンドマーカー兼ねて。「このラウンドではこうなりまーす」「えー、マジでー」みたいな。
決算方法が乗算じゃなくて1枚1点になっちゃったり、通常の計算方法で決算分だけマイナスになるラウンドが始まったりとか。うわー、なんでしたっけ、このゲーム(笑)。
・・・・・きっと、こういうことは検討段階で切り捨てたんでしょうね。今更でした、すみません。


では次は比較的どうでもいい話でも。
決算処理の関係上、山札切れした後、捨て札で山札を再構築すると同色がかたまって出てきがち。だもんで、終盤ほど得点が爆発しがちですね。あと、この「偏り」から派生して、なにかの色に特化した感じになりがち。結果的に、自分にあまりメリットのない場が展開されることも多くなりますね。これを解消するには入念なリシャッフル。これに尽きます。なんとも当たり前な話ですねえ。しかし、ちょっとリシャッフルがしにくいサイズ(&引っ付き具合)のカードだったので。思い切って言ってみました。
もしくはこの爆発しがちな状況を逆手にとって、新ルールでどうにかしてみるってどうでしょうか。
そんな提案は必要ありませんか。

さらに派生(ちょっと暴走)。紙幣での得点管理は私も好きですが、こまかい処理がどうもこのゲームにはあわない気もするので、大雑把な得点計算&管理にするってのはどうでしょう。
あ、だいぶ建設的な話になってきましたね、我ながら。
決算の計算方法はそのままで、細かい端数は面倒くさいので考えないようにして、14点だったらキリ良く20点とかまで切り上げたりしつつ、結果的に10・20・30・40の4つの数字しか使わないくらいで、とか。究極的には得点単位も10の単位ではなく1桁にしてしまって、1・2・3・4くらいで。・・・・んー、完全に「切り上げ」てしまうと数字の分布がアレなので「1-9」が「1」、「10-19」が「2」、「20-29」が「3」、「30以上」が4、とかどうですかね。
こうすると「在庫に、より大きな数字を獲得してくる」ことの意義が一気にあがったりしそうな気も。
しかも、このくらいの小さい額なら、得点管理は「決算したカードを裏返し」のボーナンザ式でいけますよ。カード全体の流通割合も変化したりして、それっぽい感じで、ほら。
って、こんな勢いだけの提案も要りませんね。反省。

あまり役に立つようなことをお伝えできなくてすみません。ゲンナリ
とりあえず、次回は3−4人で遊んでみることにします。

この位置で目に入るか不安ですが。

さとーさん

おお、作者さとーさん直々のコメントありがとうございます。
ちなみに私は明日から「朝まで総選挙、欲しさアピール強化週間」を実施する予定でした。検索で引っ掛かったりして見にきてもらえないかなあ、という内容のものだったんですが。
いや、それはともかく。
Web公開だなんて、とてもとても。そんな贅沢なことを望んだらバチがあたります。
部材はこちら準備でその他データだけででも売っていただけたら・・・・というかなり狭いところをついた希望&期待をしていただけだったんですよ。
もちろん、再販をご検討いただけるのであれば、それこそ願ってもない話なのですが。
ぜひぜひ。よろしくどうぞです。その際は、私が予約第一号で、あきおさんが予約第二号ということで。

カワサキさん

いやはや、たいした提案もできず、グダグダ文章で大変お見苦しい限りです。
どうもこの手の会話は苦手なので、何をお伝えすればいいものか謎な次第。
新たに新要素が構築されつつ、こうしてゲームとは育っていくのですなあ。
とりあえず週末にでもまた試します。ということで。

あきおさん

思わず、「正解です」と言いそうになりました。
こんなにファミリーがあったんですねえ。
とりあえずこっちにも改めてリンク貼っておきましょうかね。コチラ
あ、そうそう。
上を見ての通り、さとーさんに「朝まで総選挙」の件、お伝えしましたよ(笑)。