biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2005-05-04

[]勢い付いてきたGW終盤 勢い付いてきたGW終盤を含むブックマーク

ということで、勢いづいちゃったので大量更新

本日は十傑と所感。

新作あり、旧作ありで。

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一瞬だけ、30傑にしてやろうかと思いましたが、無理。

今日も今日とて十傑。しかも長文気味。

画像はいつものごとく、上のランキング一覧から辿れます。過去所感に飛んだりすることもありますが、その場合もタイトル部分で辿れますゆえ。

「マニラ(Manila)」 「マニラ(Manila)」を含むブックマーク

Zochの新作。とてつもなくギャンブルゲー。3隻の船が港に到着するかどうかという結末を様々な方向からアプローチして賭け事にするぞう、というゲーム。丁度、カジノのルーレットなんかと感覚的には一緒。多彩な賭け方法があり、それぞれで堅実さや配当の大きさが異なるといったような。船はダイスで進行し、3投して港に着くか否か。1投ごとに全員一巡するようにベットするので、船の進み具合次第では方針転換もできます。あとは、これに株券要素(安いときに買って高く売る)と特権(ダイス振ったり、船のスタート位置を操作したり云々)を得るための競りなんかを味付けして完成。文章化しようとすると判例が多いため困難ですが、遊ぶとわかりやすいオモシロゲー。イカス。

ただ、問題は「ギャンブル」なので、一度遅れると再起が難しいこと。状況を見ながら戦略的にベットできるとはいえ、所詮「運」なので、思惑通りにはいかないのです。勝敗を意識せずにワーワー言ってればいいんですが、お金というカタチで損している得しているというのが明確に見えてしまうだけに、そうもいかないのが辛いところ。あと、内容のわりにゲームが長いので、終了条件である株券の価値を一段上の状態からはじめていいかもしれません。

とはいえ、状況やら勢いやらベットやらダイスやらと、なにかにつけてオモシロに事欠かないゲームなのは確か。とてつもなく熱くて騒がしいダイスゲーでした。         

「バンボレオ(Bamboleo)」    「バンボレオ(Bamboleo)」   を含むブックマーク

バランスゲー。いろんな意味でスゴイゲーム。

まず何がスゴイって、その形状。支柱の上に丸いコルクボールのっけて、それに直に何の凹みもない板を置いて、その上にモノを載せてバランスを取るという極めて破天荒なその構造。なぜ成立しているのか、果たしてこれは本当にゲームなのかと言わんばかりのオブジェな造形。もうグラングラン。とにかく揺れる。そして今にも崩壊しそうな危うさ。バランスゲーとはかくあるべきと、突き詰めた美しさを見せつけてくれます。

ゲーム内容としてはご想像のとおり。まあ、わりに色々とバリアント含めて多彩だったりもするのですが、この際ルールは問題ではないかと。お子様には遊んでいただけないくらいにはシビアなバランスなので、個人の勝敗云々よりも「全員でどこまで頑張れるか」を焦点にして遊ぶべき。むしろ、その方が楽しかったり。

オモリを取ろうとする指先にかかる反発力を楽しみたい、そんな奇妙なバランスゲー。

「ゼンドー(Zendo)」         「ゼンドー(Zendo)」        を含むブックマーク

遊ぶほどにオモシロー、ですね。もう虜。とりあえずゼンドーはランキング下がる気がしなくなったので、今回にて殿堂入りということで。

ちなみに我が家のゼンドーはかなりテキトーかつマッタリです。基本のルールや手番とかもあまり気にしませんし、一人でドンドン問答したりしても可。ただ、さっさと答えてしまっては他の人の「考えることのオモシロ」を奪うことになるので、大体わかったら師匠側にまわってニヤニヤしたり、師匠と一緒に反証つくったりするという。

で、もし「分かったつもり」だったことが判明したら、また頑張れよ、みたいな。ある意味でゲームとしては崩壊してますが、推理検討する楽しさだけをひたすらに堪能しようという方向で遊んでます。参考まで。

「社長の決断(Executive Decision)」      「社長の決断(Executive Decision)」      を含むブックマーク

オモシロの衝撃、未だ衰えず。

あ、そういえば、一部ルールに読み誤りがありました。もう既に過去の所感の該当部分は訂正しましたが、材料の下位互換について誤解アリ。

1段階しか下位互換ができないのに、2段階も可として遊んでしまってます。まあ、製造時において、より材料の適用が不自由になるよというルールですから、さらにオモシロになるんですけどね。また次回に向けて楽しみが増えてしまいましたよ。イカス。

「チャイナ(China)」 「チャイナ(China)」を含むブックマーク

いわずと知れた「王と枢機卿」のリメイク。やっぱりオモシロ。中国が舞台になり、ルールにも手が加えられてます。

結果として、全体的に遊びやすくなりましたね。特有のクセが減ったのでリメイク前よりも万人向けかつ短時間ゲーな仕上がり。また、要塞のバリアントは導入したほうがオモシロだと思います。基本ルールにしてもいいくらいな感じ。

ところで。考えたんですけどね、チャイナのルールでリメイク前のボードを遊んだらどんな感じになるんですかね。また逆に、旧ルールでチャイナボードを遊んでみたりとかね。変化が生まれてわりに期待ができそうな予感はするんですが。

今度試してみましょうかね。・・・・っていうか、もうどこかで試し済み?

「セネター(Senator)」 「セネター(Senator)」を含むブックマーク

試しに3人で遊んでみたら、これがサクい感じでとても良かったのですよ。テンポがかなり良くなるし、4人の時にあった「イーっとなるキツさ」が減ったりもしてステキ

ただ、展開が速い分、ちょっとしたミスやら遅れが出ると、それを挽回できないまま終盤を迎えてしまいます。だもんで、展開の速さに流されない慎重な打ち筋が要求される模様。騙されるなってことですね。対立政策やら特殊効果の噛み合いがちょっとアブストラクトな趣に。先の先を見ておかないと、すぐ終わって、すぐ負けてしまうので、注意。

イベントカードに翻弄されるオモシロ、それを打破する戦略的思考。人数によって異なるプレイ感といい、汎用性の高い良作ですなあ。スルメのように味のある渋さ。

「ショーマネージャー(Showmanager)」 「ショーマネージャー(Showmanager)」を含むブックマーク

フェドゥッティの教えに従い3人戦にて投入。

ミュージカルの演目ごとに適材適所な役者を集めて、各国のシアターで上演して高い評価を得ることが目的。「アトランティックスター」としてリメイクもされてますが、あっちは船と航路、こっちは役者とミュージカルといった違い。カードの多彩さでは、こっちに軍配があがりますかね。ま、どっちにしても今や共に絶版になってしまいましたが。

とにかく借金のしどころが難しいです。3人戦は、要は一人で二人分をプレイするということなので、初期の所持金が多いとはいえ、とにかく金がかかります。借金も通常の倍することになりますよね。だもんで、そのタイミングと量に慎重な判断を要求される模様。他の参加者の方も資金繰りの厳しさにヒーヒー言ってました。オモシロー。

これでもう少し短時間収束すれば言う事ないんですが。この内容で90分はやっぱりかかりすぎかと。

「バベルの塔(Der Turmbau zu Babel)」 「バベルの塔(Der Turmbau zu Babel)」を含むブックマーク

クニツィア作のボドゲ。世界の驚異的な建造物を作りまくるゲーム。

至るところに、過去クニツィアなルール。そして付け加えられたいくつかの新しいルール。このスタイルは最近の先生の定番になりつつありますね。それはともかく。

序盤は少し惑いましたが、わかってしまえばとても簡単ルール。締めどころもハッキリ。ポイントは、建造への参加、タイル収集、建造参加拒否、の3点。都度の状況を見ながら、より高い利益を生むにはどれが最良か、ということを判断しつづけて選択を繰り返し、場への参加の仕方を模索するというもの。突き詰めていくと、交換カードの混ぜ方が一番のキモ。手札の集まり方はランダムなので、それを如何にバレないよう振舞うかという感じ。

かなりドライな手応え。オモシロといえば、オモシロですが、これを楽しめるかどうかは、ゲーマー的資質の問題ですね。万人向けにオモシロいわけではないです。ちなみに私はアリ。でも諸手を挙げて歓迎というわけでもなかったり。

もっと重い展開を想像していましたが、慣れるとだいぶサクい感じになると思います。ただ、ゲームの空気がドライなので、体感時間は1.2倍くらい。悪くはないですが、過去のクニツィア作と比べるとさすがに見劣り。その過去のあまりの偉大さゆえ、息切れの感は否めません。

「ゴールドランド(Goldland)」 「ゴールドランド(Goldland)」を含むブックマーク

クラマーの冒険ゲー。タイルめくりの楽しさと、フラグ達成なRPG的オモシロがあってたまに遊ぶとイケてます。

さまざまな危険を乗り越えて黄金郷を目指すゲームなんですけどね。バックパックにアイテムを詰め込んで、行く先々でそれを交換したり、消費したりしながら、イベントを解決していくというその状況にクラクラします。冒険心をくすぐられるというか、ロマン溢れるというか。

さして重いゲームでもなくルールも単純なので、内容と楽しさのバランスも取れています。それでいて、各イベントの達成数による得点の攻防があったり、黄金郷への早期到着ボーナスがあるのでルート選択のアヤがあったりとか、わりに計画性も問われたり。アイテムの管理なんかも醍醐味のうち。

タイルのめくり運がそれなりに強いので、そのへん好みが分かれるかもしれませんが、まあ許容の範疇でしょう。次々と現れる危険に翻弄されつつ、解決していくことにオモシロを見出す感じ。冒険の雰囲気を楽しむゲームですね。

ワイルドパイレーツ(Wild Pirates)」。 「ワイルドパイレーツ(Wild Pirates)」。を含むブックマーク

トリックテイク入門なゲーム。今回のメビウス便に載ってきた新作。激安。詳しくは本日の所感にて。以下。

[]ワイルドパイレーツ(Wild Pirates) ワイルドパイレーツ(Wild Pirates)を含むブックマーク

”「ワイルドパイレーツ(Wild Pirates)」”

ラベンスバーガーの「ナイスプライスシリーズ。たしかにこのサイズのボードが入ってこの価格帯というのは今までなかったお値頃感。カドゲくらいの価格でボドゲが買えてしまうとは。コンポーネントシンプルとはいえ、今までの常識を覆す値段です。

で。

海賊がレースをするぞ、というゲーム。ボード上にはコースが描かれていて、そこをゴールに向かって突き進みます。

各々の船の移動数を決定するのは、カドゲ勝負にて。

ラウンドごとに切り札アリのマストフォローなトリックテイクをして、トリックの獲得数分、船を移動させます。トリック開始前に獲得数のビットをするわけでもないので気楽。トリックを取れば進む、取らなければ進まない。実に明快ですね。

「トリックでボードを進む」というと、名作「キャニオン」を思い出させますが、遊んでみるとあれとはまた違う趣がありました。やっぱり成立年代が新しいぶんだけ、こちらのほうが動きが派手です。


まずオモシロかったのは、トリックテイクの切り札決定の方法。切り札決定者は、手札を配られた際、その一部分(具体的には3枚)のカードだけを見て、今回の切り札を決定します。なにせ、残りの手札は見ていませんから、圧倒的有利ということもありませんし、その決定が裏目に出てしまうこともしばしば。時にはドラマも起こります。この「ちょっとだけ有利(かもしれない)」という状況が事のほかオモシロでした。些細なことかもしれませんが、クニツィアのセンスの良さに感銘を受けた次第。さすがです。あと、特にルールには明記なかったですが、切り札決定者はラウンドごとに移行させたほうが楽しいです。参考まで。


次にボードの仕掛け。ボード上に描かれているのは、「●歩進む」「●歩戻る」「違うルートを遠回りさせられる」といったスゴロク的なものがほとんどですが、中には「3トリック以上」「3トリック以下」でないと足止めされるものもあります。これらは時に、複合的に効果を発揮するような配置にされており、作者のいやらしさが存分に感じ取れます。もちろん、獲得するトリック数を調節すれば、意図的に損するマスを避けて、得するマスだけを選んで進むことも可能です。他人との絡みもあるので結構難しいですけどね。


また、ボード上には他にもいくつかの「イカリ(錨)」マークが描かれているんですが、これはこのゲームの最大の攻防部分となる「乗っかりルール(勝手に命名)」において活躍します。

ゲーム中、他者の船の上に自分の船が乗っかると、相手の船を一番近い錨マークまで戻すことができるのです。このルールがあるため、実はかなり攻撃的な内容だったりします。手番順の移動となるため、団子状態の展開ともなると、この「乗っかり」の攻防はかなりテクニカル。トリックの調節がかなりシビアです。あげく、ボード上には移動の難所がいくつかあり、特に中盤付近は混雑すると激戦区になります。もう、子供向けとはとても思えない厳しさ。追いつ追われつのデッドヒートが繰り広げられることは必至です。

ちなみに、人数が多くなると獲得トリックの総数が減るため、激戦区クリアの難度が上がります。人数増加に伴うボード内容の変更(すなわち救済策)はありませんから、バランスを考えると最大4人までがプレイ人数の限度かと思います。


とまあ、大体こんな感じの内容。飛びぬけたオモシロということもないですが、この価格でこの内容なら文句なし。巧妙な作りにクニツィア熟達の技を感じます。手を抜いたか抜いていないかギリギリなところがまた。

ゲーム中の攻防としては、とにかくトリック数の調整がキモ。そりゃもうトリックテイクなゲームですからね。乗っかる攻めにしても、マスの損得を選ぶにしても、これが上手くいかないとどうにもなりません。しかし、どちらかといえば、自分の獲得トリック数もさることながら、他人に如何に干渉するか(トリックを取らせるか)が、ゲーム的には重要な感じがします。相手にとって損となるマスに進ませるように打つ、ということですね。ゲーマーらしい考え方でイヤーですが。

総括。

4人までなら、気軽くトリックテイクが遊べてしまうので良し。総カード数も少なく、お子様のトリックテイク入門ゲーとしても最適かと思います。ラウンドがサックサック進んで、ボード上の動きもあるため、「繰り返す」ストレスも少なめ。

ゲーマー同士で遊べば、トリック中のやり取りが存外必死だったりするので、ナカナカにアリです。

民間戦で、これを切り口にトリックテイクを紹介して、他のゲームへ導入していく、ってのにも使えそうな気がします。

ただ、ボード上のイベントが結構厳しいので、泥試合っぽくなる可能性を常に秘めています。そのへん危険、要注意です。

とはいえ、総じて見るにわりにいいゲームなのでは。とか、ダラリと結論づけ。

puppipuppi 2005/05/04 19:25 Bamboleoなんですが、初期配置を決めてバランスを取る時点でゲームになってませんか?支点を高くすると特に。 w 前に遊んだときは、ゲームを始める前に全員でバランスを取る共同作業になってました。 w

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