biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2005-05-19

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19日20日は所用により不在。

だもんで、これ以降は返信やらの反応はできないです。失礼。

ただいまの更新を以って、二日分としていただきたく候。

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本日、所感2本立て。

一本はおそらく日本未導入。

一本はちょっと旧作。

そして返信。

[]モンキーダンス(AffenTanz) モンキーダンス(AffenTanz)を含むブックマーク

”「モンキーダンス(AffenTanz)」”

HABA製の小箱。「マニラ」 「卵のダンス」 「ドラゴンデルタ」 なんかの作者フラガが作った子供ゲー。なんというか目先の変わったゲームを作るのが得意な方ですねえ。本作も無闇に拘ったコンポーネントと、なぜか今までなかったその内容に衝撃を受けました。妙にオモシロゲー。

場には5x5に並べられたタイル。タイルにはイラスト。一匹の猿が様々なポーズを決めています。もちろん全部異なりまして。このタイルの中から、「お題」と合致するタイルをいち早く取ることが目的。で、それを規定枚数集めたら勝ち。まあ、よくあるカルタ系です。ここまでは。

次に、タイルの取りかた。各プレイヤーはココナッツが描かれたタイルを数枚持ってまして。自分色。誰のタイルか一目瞭然。これを目的のタイル上に配置することで、獲得を主張します。と同時に、他人にその下の猿タイルを見えなくする役目もあり。これがまた、ゲームを中断せず、さらなる混沌を呼ぶ感じで良い仕組み。「お題」との答えあわせは後ほどまとめて行うのです。

で。

肝心の「お題」なんですが。

ゲーム開始時に各プレイヤーには、「手のひらサイズのゴム製のサル」が渡されまして。そうです、本当に人形入ってます。しかも自分色で一個ずつ。で、このサル、手やら足やらをグニャリグニャリと曲げることができるので、いろんなポーズをとることが可能です。

もう、おわかりですよね。「お題」はこのゴム製サルを使って、各自で作るんですよ。これが。もう斬新。とにかく画期的。リンク先の画像を見て驚愕するはず。

これをですね、ラウンドごとに各自がテーブルの下で、特定のタイルのポーズを真似て人形をグニャグニャします。で、準備ができたら一斉に公開。他人が作った人形のポーズを見て、その手本となったタイルを探すわけです。

4人で遊んだとしたら、自分以外=お題は3つ。それをターゲットとして、早い者勝ちの競争。自分のココナッツタイルは3枚あるので、全て狙うことも可能。2人で遊ぶ場合は別のルールがありますが、それは略。

ひとしきり配置したら、答えあわせ。で、正解だったらそのタイルがもらえると。不正解だったらションボリすると。

オモシロいのが、「お題」がカブってしまった時の処理。もし、カブったお題のタイルにココナッツタイルを置いてしまったら、既に獲得したタイルを一枚返さないといけません。早い者勝ちだ!と慌てて置いたら、後で気付いてゲンナリ、みたいな。

タイルの数は、徐々に取られて減っていくとはいえ、それでも結構な数。なのに、なぜか不思議と良くカブります。打ち合わせたかのようにフラフラと一致してまうあたり謎。でも、それがゲームをオモシロくするスパイスだったりもして。


タイルとタイルで一致する正解を探すというカルタ系のゲームは結構ありますが、このゲームは、「3Dなサル人形のポーズ」を「2Dなタイルのイラスト」に脳内変換して探すところにオモシロがあります。この変換作業は独特な楽しさがありますね。おっと、これか、いや、これか、みたいな。しかも、人形のポーズはプレイヤーが逐一カタチづくるものですから、タイルと完全一致というわけではありません。どこか曖昧さが残る仕上がりとでも言いますか。紛らわしいんですよ、これがまた。

人形のポーズのカブリに後から気付くことが多いのはこのせい。「個体差」というか「製作者の技量差」がありますから、同じポーズが手本でもどこか違ってきます。早い者勝ちの状況も手伝って、「あれ? 慌ててココナッツ置いたけど、このサルってやっぱり、こっちのサルと一緒だよおい」みたいなことが多々。このウッカリ加減がなんともイケててオモシロ。

まあ、そんな具合なので、答えあわせについてだけは厳格に。わざと曖昧なのを作って罠に、とか、こんなゲームでズルしても仕方ないですからね。ジェントルな意識を大切に。ちなみに存在しないポーズをさせると罰則もアリ。


内容としては至極単純なゲームなので、爆発的にオモシロ!というわけではないものの、そのアイデアには脱帽。コンポーネントも抜群。サルをグニャグニャしてるだけでも楽しいです。これは、お子様も大喜びですねえ。作者のフラガバンザイ。で、これを商品化しようと決断したHABAバンザイ、ということで。偉大。

[]フィアスコ(Fiasko) フィアスコ(Fiasko)を含むブックマーク

”「フィアスコ(Fiasko)」”

「どんがらがっしゃん!」だの、「ざまみろ!」だの言いながら、勢いよくカードを引きまくるチキンレースな運ゲー。カドゲです。

スーパーの店員(?)になって、5種類の商品を大量に陳列することが目的。誰かが5種類ともに陳列できたら、即、ゲームは終了。

ゲーム中に出来ることはたった二つ。っていうか、2択。山札からカードを引いて手札を貯めるか、手札の商品を一部公開(陳列)するか。公開するとその商品について得点できます。同じ商品を何度も公開するってのは不可。各人、各商品、各一回。

計算方法はちょっと変わっていて、公開した一まとまりのカード(例えば牛乳3枚とか)に書かれた数字の合計を基礎点として、その時持っていた手札の枚数を倍率としてかけます。「手札の枚数」が倍率なので、どんな商品カードだろうが中身は関係なし。とにかく手札をたくさん持っていると高得点、ということ。引きまくれ、ということ。

カードを貯めて、機をみて公開。要はそれだけ。他に得点が増える可能性としては、ゲームを終了させたプレイヤーに「一番乗りボーナス」。さらに、各商品ごとに最多得点の人には、よくある「最多ボーナス」なんかが。

で。

もちろんこれだけではアレですから、他にも特殊カードが若干。それが「どんがらがっしゃん!」カードと、「ざまみろ!」カードと呼ばれるもの。計2種類。これがオモシロの全てだといっても過言ではなかったり。

その効果。

「どんがら・・・」はそれを山札から引いてしまったら、引いた人はそれまで貯めた手札を全部捨てさせられるという酷いカード。水の泡系。

さらに。「ざまみろ」は「それを引いた人以外全員」が手札を捨てさせられるという惨いカード。なんてことするんだ系。

とにかく、この特殊カードが出てくると、なにかしら「うげげ」ってなことになります。自分で引いてもダメ(どんがらを)、他人に引かれてもダメ(ざまみろを)、というドキドキする状況下で、それでも果敢にひたすらにカードを引きまくり、貯めに貯めてカードを公開しまくらなければならないという、なんとも熾烈な内容に唖然。

あげく。チキン防止策として、カード公開に際しては「最低得点ライン」というのが設定されてまして。それ以下だと公開できませんよ、っていう厳しさ。否応なく引かされるわけです。


もうね、とにかくバカゲー、勢いゲー。ひたすらにめくりの楽しさを満喫できます。バーストするとそれまでの積み重ねが水の泡ですから、ほどほどに得点を細かく刻むことも大切。しかし、最多ボーナスが結構な得点量なので、あまりに刻みすぎても勝てません。

っていうかね、引くだけ引いてボカーンと得点しないとダメ。チキン禁止。これ、本質。とにかく後ろを顧みることなく、豪気に攻めないとイカンのです。燃えて散るのが華、玉砕してナンボのゲームなわけですよ。

あと一枚、あと一枚と欲を出して、無残にバースト。なにせカードの引き運だけが頼りですから、心もとないにもほどがあるわけで。

たしかにね、ちょっとだけ商品の公開順を気にしたりもしますよ。得点状況とかもね。戦略もね、ないことはないんです。が、そんなのはとりあえず後回し。アタマのスミッコに押しやって、引いて引いて引きまくる。カードの確認、ソートすらもどかしいくらいに、高速に引く。とにかく手は山札の傍へ。まずは手札が増えないことには、計画なんてあったもんじゃないですからね。そんなもんです。

皆でワーワー言いまくる、まるで絶叫マシンにでも乗っているかのようなこのゲーム。ジリジリするバーストへの恐怖がたまりません。まだ大丈夫、私ならやれると信じる気持ちで、カードを引くんです。全ては自己責任。吉と出るか、凶と出るかは、引いてみるまでわからないんです。っていうかね、「吉」なカードを引けばいいんですよ、引けば。で、結果として、無得点でもいいじゃないですか、楽しければ。勝っても負けても爽快ですよ。

そんな感じなので、オモシロといえばオモシロだし、地雷といえば地雷な本作。そこはもう相性次第、メンツ次第。個人的にはオモシロ。4人くらいがオススメのバカゲーです。

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あきおさん

いやいや、礼を言われるほどのことでもなく。にしても、興味深いアンケートですねえ。今まであったようでなかった質問でしたから。これがまた。

で、美術賞のヤツですが。そうそう、3人専用のアレです。まだ遊んでないのでコメントは差し控えますが、既にナカナカの手応えが。楽しみですよ、これは。

けがわさん

更新前に気付いてたんですが、比較も出来るし丁度いいかと思いアップしました>>バベルの塔。

にしても、けがわさんくらいだと思いますよ、私の説明を簡潔と言うのは(笑。

まあ、それはともかく。「実感しにくい」得点感覚や損得勘定がこのゲームの評価を一様なものにしないのだと思います。掴みにくい勘所、「崩壊している」とも思えてしまう変則性の上に成立したバランスは、民間拒否の姿勢が出てしまいますねえ。たとえ作者がそう考えていなかったとしても、世評がそう論じるはず。

参加者が全員で意図的にゲーム中にパワーバランスをとりにいかないといけないゲームながら、この難解さですからなんとも凶悪な話。評価の上がる方々は、この「難解さ」や「危うさ」を楽しさとして捉えられる方なのではと推測する次第です。

だからLove it or hate itの部類というのはきっと正しいと思います。ゲーマーであっても琴線に触れてこないと、このゲームは評価されにくいでしょう。私自身、このゲームのシステムやら内容やらについては評価しているので、あとはもう楽しみ方やら相性の問題に。難しいもんですねえ。オモシロなのに、オモシロでない、といったような。

ということで。近頃更新とまってますが、十傑落ちは確定。


あ、そうそう。駒、トークンの呼び名は失礼しました。せめてそろえてアップすればよかったです。

けがわけがわ 2005/05/19 14:09 崩壊と思えるうえに成り立つバランス、なるほどまさにバベルの塔そのものですね。ギークでも結構標準偏差が高いので、将来、高標準偏差ベスト50入りはしそうな予感。

あ、そうそう、トークン、タイル、コマなどの呼び名って難しいですよね。たまにネット上の和訳や他のレビューを見て整合性を取ろうとするのですが、だいたい面倒で適当に書いてしまいます。ところで円柱ゴマって何か意味あるのでしょうか?実はここに重大なルール解釈のミスがあったりして、と思ってみたり。