biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
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2005-06-16

[]6/16現在 6/16現在を含むブックマーク

月一更新みたいな流れになりつつ、久しぶりの「十傑!」。ご無沙汰ですなあ。

いやいや、そんなことはないはずなんですけどね。前回5/25ですから、かれこれ20日ぶり。って、前も同じこと言ってたような気が。じゃあ月0.6666・・・更新てことですか。中途半端でアレですなあ。

それはともかく。



まず、全体として。

カドゲを中心とした軽めのゲームが多いです、今回。

あと、クニツィアも多いです。なぜか。3本も。

さらに長文気味です。所感兼ね気味。このまま移行してみようか、なんて企て。

未だ模索中。

考えてみると、実は「所感10本立て」ということなのかも。

・・・・・ちょっと頑張り過ぎましたかね。むぎぎ。

1位は「ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)」 1位は「ヘックメック(Heckmeck am Bratwurmeck)」を含むブックマーク

過去所感はコチラ。今、業界で一番熱いダイスゲー。と、まずは勝手な決め打ちから。プレイヤーの性格がとても良くわかるゲームです。「ダイス目、何を残すかの取捨選択」なんか特に。チキンぶりを発揮するもよし、自分の豪運を信じて夢を追うもよし。とにもかくにも「虫」。この要素あってのオモシロ。辿りついたダイスゲーの熱い境地ですよ。

「いつの世も、虫を求めて、振りまくり」。突然、謎のゲーム川柳が飛び出してしまうこの勢い。いや、なんのひねりもなくてアレなんですけどね。ゲームそのものは、ひねりが効いてて痛快。言うなれば「役作り系バーストもの」なので、グリードやヤッツィーなんかが好きな人にはたまらない仕上がり。

うめくような虫を求める声、引くに引けない状況、絶え間なく訪れるクライマックスが場を大いに盛り上げます。イカス。

2位は「ゴールドラッシュ(Goldrausch)」             2位は「ゴールドラッシュ(Goldrausch)」            を含むブックマーク

1枚の引きに命を賭けるクニツィア会心のカドゲ。ただの引きゲーと侮るなかれ、実は協力と邪魔、読みと見極めがイカス「投資ゲー」なのですよ。

山札に埋もれているのは6種の人物群とそれぞれ額面の異なる金。これを手番に1枚引いては、人物なら対応する列に、金なら既に人物のいる任意の列に置くと。どちらも配置される枚数に限りアリ。

プレイヤーの投資チャンスは3回。投資をしてると、その列のアガリをいただけます。しかし「投資したい列の人物」を引かないと投資することすらできません。じゃあ、早めの投資が重要なのかと思いきや、金カードは半分くらいまでが無価値のもの。迂闊に投資したが最後、他人にどんどんクズカードを並べられてバッドエンド。後置きバンザイ、損得見極めてやる、なんてこと言ってギリギリまで粘ってると肝心の人物を引けずじまいでバッドエンド。もう、罠満載。

終了条件は全カード置き切り。各列の金を投資数で分配。もちろん、単独でガッポリが理想。相乗りはリスクも減りますが、儲けも減りますゆえ。

「いつ投資するか」が最大の悩みどころ。ここぞ、で引ける強運ももちろん必要ですが、他人の投資と場のカードの出具合をきちんと見れば、運を超えた「金の流れ」みたいなのが見えてきます。投資チャンスをものに出来るかどうかは、プレイヤーの「的確な見通し」と相場勘にも似た「読み」次第なわけですよ。イカス。しかも軽いしすぐ終わるしで、オドロキの遊びやすさ。15年前のものとは思えないオモシロには脱帽です。不朽の名作。

3位は「銅鍋屋(Kupferkessel Co. )」   3位は「銅鍋屋(Kupferkessel Co. )」  を含むブックマーク

「銅鍋屋」で魔法使いたちが胡散臭い魔法の材料を買い漁るカドゲ。

ぐーるぐると店の周りをウロつきながら、止まったところの列にある材料を一枚取ってはまたウロウロの繰り返し。カードには数字と、たまに特殊効果が表示。カードの数字は得点に、それと「次の手番に動かなければならない歩数」になるというのがキモ。次にそれを取りたい、だから今はこれを取る、などの計画性が重要なんですねえ。

しかも。取ったカードは全てが得点になるわけでもなく。材料には1〜4までの数字が描かれた同じカード4枚ずつありまして。取る枚数が少ないと得点にならないどころか、マイナスになる始末。逆に全部集めるとボーナスが付きます。だもんで、完全に相手と棲み分けして好き放題させると勝てませんから、邪魔も必要だということ。え、邪魔してマイナス取っても大丈夫?と不安になりますが、その他の各種ボーナスが上手いことなっているので、ほどほどにする分には問題ない仕組み。スバラシイ。

取ったカードはゲーム終了まで確認できないので、少しメモリーな部分も要求されつつ。微妙曖昧さを生むので「ついうっかり」もあったりしてオモシロ。ルールだけ聞くとカツカツしてそうですが、わりにサクーっとダルに遊べます。さすが大賞ノミネート、「重く遊ぶこともできる」懐の広さだと勝手に解釈。

最近また流通するようになって、喜ばしい限り。イケてる2人ゲーなので、また無くなる前に買っておくのが吉。オモシロ。

4位は「サンタシ(San Ta Si)」 4位は「サンタシ(San Ta Si)」を含むブックマーク

前回1位。コンポーネント命のコレクターズアイテム。所感コチラ

各所で「普通」コメントを見かけますが、こちらは気分で4位に残留。

全体として過剰な期待は無用なゲーム。あるのはイカスコンポーネントと、それを活かしたシステムだけですからして。熟慮されたパーツ数とそのサイズに深遠を見ていただきたい次第。って、こんなことを言うのは私だけかもしれませんが。

まあ、ゲーム自体は淡々と「詰める」系ですからね。そうした巷の評価も仕方なく。

私はコレクター。サンタシ大好き。                         

5位は「ローマー(Romer)」 5位は「ローマー(Romer)」を含むブックマーク

ローマ時代の戦車競争(ようするにアベカエサルなアレ)を題材にしたマイナーなカドゲ。これが箱絵

遊ぶとそうでもないんですが、激しく変則的なルールに愕然。なので、伝わらない可能性大。でもオモシロだったので紹介。

目的としては、自分の戦車に沢山の馬を繋いでいって、トップスピードになったらゲーム終了、得点計算みたいな感じ。

手番には戦車へのカード配置か、突然のトリックテイクの2択。いや、トリックテイクっぽい全員参加なカードプレイというのが適切かも。メイフォロー(リードに関係なくなんでも出せる)を採用。

プレイヤーは「自分の切り札色」ってのを持ってましてね。これが重要。「トリックの結果」「フォローする/しない」「切り札が出た/出ない」の状態次第で、手札を補充できたり、相手の馬を奪えたり、次の手番プレイヤーが決まったりするんですよ。

メイフォローなので、状況を見て出せる「後出し有利」なのはもちろん。しかしリード次第で(そういう概念もあるんです)他人の切り札を封じたり、カードを吐かせたりもできるので先手不利とも言い切れず。第一、手番が廻ってこないと馬を配置する事もままならないわけですし。

最終的な得点計算時に、戦車に繋いたカードが自分の切り札色なら得点が数倍増するというのがあるので、このあたりの兼ね合いが悩みどころになってます。

他人の手札枚数を減らして手を狭めつつ、自分だけ隙をみて価値の高い馬を繋いでいく感じ。カード裏が「馬」のイラストなので、ちゃんと戦車には馬が繋がれていきます。と同時に、何のカードが沈められたのか判らないようにも。気配り上手。

なんというか、独特の味わいがこのゲームにはありまして。よくあるトリックテイクなシステムを知る人ほど、この自由奔放な作りにオドロキ、面食らい、そして最後にはニヤリとさせられるはず。どちらかといえば通好みかもしれませんが、存外遊べるカドゲだと思います。世の中にはまだまだ隠れたオモシロゲーがあるのだなと痛感した次第。

6位は「マネー(Money!)」 6位は「マネー(Money!)」を含むブックマーク

ルールを聞くと「?」ですが、遊ぶと「!」になるクニツィアのカドゲ。一斉入札系。

円、ドル、ユーロを始めとした7 ヶ国の実際の紙幣がデザインされたカードからしてイケてます。このお金が手札。各国紙幣は最低20価値から60価値まで。その他カード(若干)の説明は割愛。

場には額面関係なく並べられる4枚のお金が2セット。これを「目安として」秘密裏に手札のお金を入札すると。別に同じ種類しか使えないってわけでもないです。単純に額面のみ考慮。

で、準備できたら一斉オープン。入札した額面が多い人から順番に「交換」していきます。場に出ている4枚セット、もしくは他のプレイヤーが出した入札分のカード群すらも対象に。受け取って、渡す。すると自分の手元に来たのはさっきよりも「価値が高まったお金」のはず。これを全員行なったら、場のカードを4枚ずつに補充して次、みたいな感じ。ちなみに、あまりにも「なんだこれ」な時には交換せず手元に戻すこともできたり。

で、価値の話。山札切れでゲーム終了すると得点計算するんですが。この時紙幣の種類が重要に。種類別の合計が、200を超えてれば合計そのままが得点になるんですが、200に満たないと一律100が謎の徴収を受けます。ゲンナリ。じゃあ低額紙幣はいらないな、なんてこともなくて、低額紙幣は同価値3枚集めると100のボーナス発生。これが熱い。要するに種類を絞って、あたりをつけながら狙えってことです。

ってことはわかってるんですが、なにしろカードの出現状況と、他人の収集に関する思惑とが絡まって、思うようにいかないところが苦しくてオモシロ。「ああ、どうしよう」の連続。ままならないというか。

集める紙幣と集めない紙幣を同時に手元に持つことになるので、割り切った対応、臨機応変な判断で上手く転がしていかないと得点が伸びないあたり「良く出来てるなあ」と感心。

しかも自分が必要ない紙幣というのは、基本的に他人が集めている紙幣のはずなので、迂闊に高額入札を繰り返すと敵に塩を送ることに。「無駄は悪、ギリギリ勝たねば」という秘密入札系の理想をシステム自体が要求してくるんです。だもんで、自然とこのゲームの醍醐味っていうかジレンマを堪能するよう誘導されてしまうという。おそるべきクニツィアの世界。オモシロ。

7位は「スタンプ(Stamp)」 7位は「スタンプ(Stamp)」を含むブックマーク

所感はコチラ。っていうか昨日分。

あいかわらずオモシロな「競り下げ」のカドゲ。

カワイイ切手のイラストがイケてます。ゲーム的にもうっかりしてて楽しいです。

って、なんだか淡白な紹介ですが。詳しくはやっぱり昨日分にて。

8位は「オストラコン(Ostrakon)」 8位は「オストラコン(Ostrakon)」を含むブックマーク

哲学者がテーマの多人数対応質問系パーティゲー。飲み会とかで、酒呑みながら遊ぶと凄いことになりそうな予感。さすがキダルト、イタリアのメーカー。

順番に出題役が回ってくるので、お題に沿った質問を作って出題。結果次第で、哲学者としての成功ロードを前進できるってな感じ。

カード勝手に「パリ」「未来」「果物」「愛」とかのお題を決められまして。それに関する2択の質問作成。で、その他のプレイヤーはそれについて正直に回答すると。と同時に出題者もどちらが多数派かを予想。っていうか、自分が多数派になる質問を作るのが簡単かつオモシロなのでそうするべき。

で。一斉公開して、出題者が見事多数派側に立てたら、少数派側の人数分だけ前進できると。自分が少数派だったり、少数派の人がゼロとかだったりすると一歩も進めないってな感じ。だもんで、一番いいのはギリギリ多数派、という状況最高。7人居て「4vs3」なら出題者は3歩。「6vs1」なら一歩だけですからね。どっちかなー、びみょうだなー、という微妙な質問を作ることが勝利の秘訣。

とか言ってみましたが、勝つとか負けるとかは二の次。もうね、どうだっていいんです。なにせパーティゲーですからね。必死に質問考えてる場合ではないです。「気楽に問題出す→なんだそりゃ→回答出る→えーそうなの→会話弾む→次の問題」みたいなのが理想のスパイラル。ワーワー言ってるぐらいが楽しいわけですよ。

「事実に基づく質問が作れない」っていう規定がとても効いていて、自然に個人の嗜好やら傾向やらを伺う感じの質問になります。「パリに行ったことがある/ない」じゃなくて「パリに行ってみたい/行きたくない」みたいな感じで。なぜそうなのか、なぜそう思うのかという、広がりある回答が導かれるわけですね。やり取りを楽しめるような配慮を忘れない、さすがキダルト、ステキなメーカー。

実は特殊カードやらなんやらもありますが、ちょっと蛇足な感じなので無用。「たったこれだけ」がオモシロでイカス。

9位は「ファラオの財宝(Der Schatz des Pharaos)」 9位は「ファラオの財宝(Der Schatz des Pharaos)」を含むブックマーク

過去所感コチラ。無我の境地で財宝へと突き進むクラマーのカドゲ。

早く前に進みたいという気持ちとは裏腹に、どうにもままならない手札。これはきっと財宝欲しいという邪念に満ちているからだ、とアタマを振りながら突き進むオモシロ。

困難に次ぐ困難を乗り越えるため、都度にカードを失くすか増やすかの2択判断。これはもはや賭けです。功を奏してバンザイ三唱、裏目に出たらゲンナリ三昧ってな感じ。

軽くサクサク楽しめる20分。ひたすらに隠してきた自分の中の冒険心が、思わず燃え上がってしまう挑発的な内容にオドロキ。やるなあクラマー。

10位は「スープぎらい(Suppenkasper)」 10位は「スープぎらい(Suppenkasper)」を含むブックマーク

ダイエットしたい、でも食べることは止められない。じゃあ周りの人間全員が太ってしまえば相対的に痩せたことになるなあ、という悪魔的発想のダイエットを題材としたボドゲ。テーマ勝ちですね、このオモシロは。

何をするかというと、料理の勧めあい。時計回りのカードプレイにて解決。色んなメイン料理に山盛りの付け添えを足して、強烈にカロリーを増加させては「さあ食えやれ食え」ってな感じ。

メインが1500calくらいでも、すぐに10000オーバーのコテコテ料理に変貌するあたり恐怖。こんなの食べたらプクプクになって表を歩けなくなるってんで、特殊カードやらなんやらでノラリクラリとかわすわけですよ。まあ結局、誰もが少なからず食べる羽目になるんですが。だから、太る。全員太る。「でも比べたら、私のほうがスリムよね、いい感じよね」という後ろ向きなのか前向きなのか不明な姿勢がイカス。

ラウンド終了時の処理がまたオモシロ。ダイエットのストレスが溜まったのか、手札に残った料理を全部食べてしまいます。だもんで、極力ヤバゲなメイン料理カードは使っておかないとマズイ。しかも。付け添えはともかく、メイン料理を出せるタイミングはカードプレイのスタート時のみ。で、そのスターターになるためには「料理を食べないといけない」んですね。困った話。「食べずにはいられないんだー」みたいな悲しい性を完全再現ですよ。むぎぎ。こんなことで痩せるわけがないです。

テーマでオモシロが増す、という事を再認識できるボドゲ。手札運もわりに強いですが、テーマがテーマだけに気になりません。良い意味で大雑把。必死になるよりも、むしろ膨れ上がるカロリーに怯えて皆でワーワー言う感じの楽しさ。昔のゲームなので若干プレイアビリティは低めですが、今の複雑なゲームを思えばシンプルそのもの、すぐに適応できるはずです。いやあ、バカゲーバンザイですなあ。イカス。

けがわけがわ 2005/06/19 16:25 十傑にくにちーが3つも入っているとは、biscoさんもなにげにくにちー度が高いですね。ゴールドラッシュは最近の「昔良くやったゲームを再びやりたい気持ち」の延長で結構やっています。良いですよねー。ゴールドディガーを今度はもう少しやってみたいです。まだ1度だけなので。

bis_cobis_co 2005/06/19 18:57 そうなんですよ、何気にくにちー度が高いんです、これが。なんだかんだ言いながら「上手い」作りのゲームが好きなので、近年の当たり外れはさておき往年のクニツィアのイケてる感は捨てがたいわけで。
ゴールドディガーについては、「手札3枚制」という点と、特に「金の配置数が各列最大5枚」というのがアレだなあと思っている次第。すぐに「埋められる」のでちょっと淡白な感じがアレです。