biscoの地雷備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード


ボードゲームの感想を綴るメモ。もしくは。
余談、推測、ムダ知識と飽くなき物欲を存分に迸らせながら、
何気ない構造に潜むオモシロをヒネた世界の見方で突付き回す、あるコレクターの備忘録。
全てのキッカケはボケ防止。脳力の衰えを感じる今日この頃。
改装中 改装中


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2005-11-09

[]続々と。 続々と。を含むブックマーク

ということで。確認できたリンク漏れについては作業完了。きっとまだ漏れてますけどね。

で、さらに、今や懐かしさすらある企画「入れ忘れ」でしか言及していないボドゲ紹介についても、様々な加筆修正を加えてアップすることにしました。「8割ほど刷新」したものもあれば「2割程度書き足し」くらいのものまで。全て作業時の勢い次第。とか言ってみましたが、私の性格上、きっとほとんどが8割刷新ですよ。ゲンナリ。

とりあえず、本日更新分のボドゲ4点はその類です。索引からのリンクもきちんと設置。

その他、単に雑記でなんとなく言及している分についてはとりあえず後回し。順次補完した上で所感化してアップ予定ですとも。ええ。たぶんね。


にしても、昔のエントリーを掘り返してみると、えらく言葉遣いが違っていてオモシロ。

模索に次ぐ模索だったのだなあ、と今更。

ま、今だって大きな流れから見れば変遷の途中なわけですが。そりゃね。

[]届いた。 届いた。を含むブックマーク

メビウス便が届きましたよ。

でも敢えて詳しいことには触れません。そういう役回りはもう終わったのだから・・・・!!!

[]飛び込め!イルカちゃん(Divin’ Dolphins) 飛び込め!イルカちゃん(Divin’ Dolphins)を含むブックマーク

”「飛び込め!イルカちゃん(Divin’ Dolphins)」”

アメリカーンなジャンクトイシリーズ

特徴有り過ぎなイルカ型マジックハンドを駆使して、すり鉢型のボード上に転がる自分の色のボールをいち早く拾い集める、という見たまんまなリアルタイムアクションゲー。

ということで説明。

まず否が応でも目に付くのが、各プレイヤーが持つことになるイルカ型マジックハンド。強烈なインパクトです。4本並べると結構壮観。全員で一本ずつ構えてみてもまた楽しい。無駄ポーズとってみたりね。・・・とまあ、ゲームが始まる前から既にオモシロなわけです(関係ない)。

また、その形状はゲーム内容を非常に良く配慮したもの。イルカの口の辺りが細くなっている為、ボールを掴みにくいんですなあ。これがマジックハンドそのものが持つ「ままならなさ」と相まってとてもテクニカル。イルカを題材に選んだのはダテじゃないのさハハハハ、というアメリカ人の主張が聞こえてきそうです。さすがのクレバーぶりに唖然。

とにかく、今や懐かしいこのマジックハンド。ハンドルを動かせばもちろんイルカが口をパクパクしてくれます。それだけでなにやらありがたく思えるのは私だけではありますまい。

ボードにももちろん仕掛けあり。すり鉢状のボードは、ボールが暴れてテンヤワンヤになることを促進します。さらに曲面となっているボードの底のおかげでゲーム中は常にグラグラユラユラ。クルクルと回転したりもして、狙いが定めにくいわけですよ。スゲー。

・・・ちなみに。全員が慎重にゲームを進めると、揺れもしなければ回りもしないので注意。いやもうそこは童心に返る方向で。


とまあ、敢えて色々説明してみましたが、そんな子どもゲーム(?)です。1戦の所要時間が十数秒ということからも、その勢いを感じていただけるかと。

ミクロ視点の「イルカがボールに勢い良く群がる光景」は実に過酷かつ壮絶で笑いを誘いますし、マクロ視点の「大人4人がマジックハンドで悪戦苦闘する光景」もシニカルな笑いを誘ってくれます。

そのままのルールで遊ぶのはさすがに他愛ないので(勢いさえあればそれも可能ですが)、適当ローカルルールを付与しつつ遊びたいところ。思い出したように遊んでみるとオモシロですよ。わりかし。


ところで。日本語タイトルは近頃の傾向を見据えて私が命名。ダサさがそれっぽいと思うんですがね。どうですかね。

[]叔母の遺産(Die Erbtante) 叔母の遺産(Die Erbtante)を含むブックマーク

”「叔母の遺産(Die Erbtante)」”

お金持ちの叔母さん(独身)にプレゼントをあげまくって、溜めこんだ財産を装飾品から家財道具まで根こそぎいただこうという身も蓋もない内容の競りゲー。っていうか世知辛すぎて泣けてきますねえ。でもわりかしオモシロ。

まず最初に。

タイトルは似てますが、有名な「遺産相続ゲーム」とは何の関係もないことに注意。あれはメジャーボドゲで、こっちはマイナーカドゲ。あれは先祖から云々でしたが、こっちはリアルに生きている親族が相手。なんていうか、遺産に対するその即物的な姿勢に愕然とするのがこっち。キャラクターのイラストはわりかしコミカルですが、客観的にゲーム内状況を想像するとかなりのドロドロぶりに気付くはずです。妙にリアルな生活感が漂ってくるというか。もうね、スゴイわけですよ。


で。ゲームの中身。


これが小箱ながら、ナカナカにヒネリの効いたゲームシステムだったりするから、侮れないものですアバクス(語尾)。

例。

ゲーム終了までに「叔母さんが結婚できるか否か」で獲得できる遺産(得点)の限界が変化するというマルチな(といっても2通り)システムを採用してたり。ほら、ちょっとスゴそうでしょ? 

で、基本的には結婚推進派と反対派にわかれて足を引っ張り合う流れになるわけですよ。

というのも。

結婚すると、叔母さんは嬉しさのあまり大盤振る舞いに(得点上限なし)。

逆に結婚できないと、独り身には財産がとても大切なものになるのでケチに(上限あり)。

あげく、この上限を少しでも越えてしまうと、資産管理にはウッカリ気味な叔母さんも「うわ!財産をあげすぎてる!」ってことに気付きます。結果、そのプレイヤーに与えた全てを没収してしまうんですなあ。いやはや恐ろしい話。

だもんで、叔母さんの恋愛状況を見守りながら、いただく遺産を調整、時には遺産を集めるゲームから押し付けあうゲームになったりと、なにかと奥の深い展開だったり。

え、競りなのに押し付けあうってどういうこと?って感じですが、ちゃんと「カードマネジメントを利用した懐の痛まない押し付け合いルール」を完備。そんなところでも作者の抜け目なさを思い知るわけですよ。

持ち回りで叔母さん役(オークショナー)を担当したり、「叔母さん結婚への道」チェックはイカサマめいたスロットライクだったりと、とにかく独特の雰囲気には事欠かないこのゲーム。それほど多くもないルールでこれだけリアルな「遺産をめぐるドタバタ」を再現していることに驚かされます。

システム上、最大人数の5人でないとその変ゲーぶりは堪能しにくいですが、そこはなんとか人を集めていただく方向で。妙にオモシロですから。いや本当。

余談ですが。

基本的に叔母さんは結婚しにくいバランス取りがされているので、結婚するかしないかギリギリのせめぎあいを楽しみたいんだ! っていうか叔母さんのウェディング姿が見たい!という方は、叔母さんの「出会いカード」を2〜3枚抜くと丁度いい具合です。

[]そっとおやすみ(Schlafmutze) そっとおやすみ(Schlafmutze)を含むブックマーク

”「そっとおやすみ(Schlafmutze)」”

HABAの缶入りゲームシリーズの一作。そのオモシロぶり、盛り上がりぶりは、もはやパーティゲーの伝説。有名なのでご存知の方も多いと思います。

缶の蓋を開けると、中には数十枚のカードと、口をアワアワさせている顔型マーカーが一つ(バージョンによる)。これがかの有名な「おねむちゃんマーカー」です。

たったこれだけのコンポーネントが未曾有のオモシロを生んでくれるんですなあ。スゲー。


さて。


ゲーム内容はというと、注意力を必要とするシンプルリアクションゲーです。

全員に手札を配ったら、カードをそれぞれ抜き差しして巡回させます。同じ顔のカードが4枚揃ったら「準備OK」、そっとカードを伏せると。

それをキッカケに、気づいた人からとにかく我も我もと、いやしかし、こっそりとカードを伏せていって、最後までボーっと気付かないでいるとダメ、このおねむちゃんめー、ってな感じのゲーム。

数枚ある「おねむカード」が無くなるまでラウンドを繰り返します。でもラウンドはすぐ終わるので、ゲーム時間はせいぜい15〜20分程度のもの。

で。

この手の仕組みを用いたゲームは様々ありますが、根本的に異なるのは「全てがさりげなく密やかに行われる」という点。カードが4枚揃ったからといって、他のゲームのように慌てて場にある「何か」をとりに行く必要はないんです。

揃ったことが気付かれないように、その後いつでも構わないので(タイミング任意)、そっとカードを場に伏せればいいんですよ。まさに、寝た子を起さぬように「そっとおやすみ」なわけですなあ。このタイトルつけた人偉大。

もうね、気づかず取り残されるのはかなりの悔しさ。想像してみてください、ふと気付くと全員カードを伏せてたりするわけですよ。思わず声が出ますからね、「むわー」って。ゲンナリにもほどがあります。

ちなみに我が家では「テーブルに伏せる」ではなくて、「カードをテーブルの下に入れる」というローカルルールを採用しているので、より「そっと」感が高いです。本当にこっそりと何事もなく全てが終わっています。

もちろん、大人が無言で本気になって取り組むのは、かなり「大人げない」ですから、概してヨタ話を交えながら、歓談しながらゲームを進める方向。これ大前提。

っていうか、それがまた楽しさの秘密。会話そのものがスゴくオモシロなんですなー。皆、最初は夢中になってしまうことを警戒して、当り障りない話題しか出ないわけですよ。で、「うわ、変な空気」とか思って笑いあってたりすると、カードはもはやテーブルの下。むわー。

ゲームをしてても興味がある話になるとやっぱり意識が散漫になりまして。こういうときほど狙われやすいんですよねえ、これがまた。しかもハマると立て続けに負けてしまったりして爆笑。


シチュエーションを楽しむゲームなので、必死になるのはとにかく禁止。酒でも飲みながらグダグダ楽しみたいところ。そういう意味では異常なくらいに合コン向け(死語)なゲームだと思います。で、今日一番のおねむちゃんには何か買出しでもさせたらいいんですよ。そういうノリ。

とにかくテンポよく遊べて、なにはともあれオモシロ。イカス。

[]フラックス(Fluxx)日本語フラックス(Fluxx)日本語版を含むブックマーク

”「フラックス(Fluxx)」”日本語版

もともとはルーニーラボから発売されていた強烈なカドゲ。アメリカな人々には大人気で、拡張やらなんやらとシリーズ化もしてたりしてバカ売れ。で、なぜか今頃になってホビージャパンから日本語版が発売されました。企画通したヤツ、スゲー。

内容はというと。

カードを出すたびにルールが変わり、ゲーム終了の目的も変わるという謎ゲー。何か出すたびに、俗にいう「ルール」が次々と変わっていきます。プレイ開始直後なんて、「どうやったゲームが終わるかすらわからない」という危険な不透明感。普段ゲームに慣れ親しんだ人間ほど、なんだこりゃ、みたいなオドロキが隠せないはず。

っていうかね、オモシロいんだかオモシロくないんだか良くわからない手応えがたまらないわけですよ。とにかく掴み所がなくて、アメリカンなノリだけが満載。メタゲームという呼び名がまさに適切。

プレイ中、唐突に訪れる「あ・・・、それなら俺、アガリだわ」みたいな「釈然としない終焉」とかサイコー。このオモシロは、おいおい今までの経緯はなんだったんだと仰け反ってしまう勢いと、この胸に去来するモヤモヤとが混じりあうことで、ある種の爽快感へと昇華しているのではないかと推測している次第(テキトー)。

これだけ翻弄され、なすがままでありながら、それでもなお何かの目論見を持ってカードプレイしようとするプレイヤーの意思が、熱いというか、ソウルフルな感じでイケてます。・・・って、よくわかりませんか。そうですか。私もよくわかりませんから大丈夫ですよ。

各種拡張の日本語版発売のためにも、買いましょう。是非。

にしても、「頭がやわらかくなる」というキャッチコピーは、なんというか奥深い日本語の潜在能力を感じさせるというか、とかくモノは言い様というか、そんな感じ。むぎぎ。

pmnjpmnj 2005/11/09 21:14 「そっとおやすみ」は、私も大好きなゲームです。biscoさんのローカルルール、今度ためしてみます。そっちの方が面白そうですね。玄関とあなた、という感じで(違)。

biscobisco 2005/11/10 08:07 脱力するように手を下げるのが気付かれないコツです。>ローカル
いざという時には玄関に(以下略。